PTA緊急アピール - 渋川市立金島中学校

ネット・トラブル防止
金島中PTA緊急アピール
子どもとインターネットの関係は、年々親密になっています。小さな頃から
パソコンやスマホに親しみ、小学校ではパソコンやインターネットの使い方を
習います。渋川市でもタブレット端末を導入しました。高学年になると、自分
の携帯電話やスマホを所持しているお子さんも珍しくありません。ネットいじ
め、高額請求、児童ポルノ、個人情報流出...など、子どもたちが巻き込まれる
インターネットトラブルはさまざまですが、インターネットトラブルが複雑化、
深刻化しやすい理由として以下のことが挙げられます。
○ インターネットは情報伝播力が強い
○ 相手の顔が見えないため、行動がエスカレートしやすい
○ 親や教師が見えない場所でトラブルに発展するので、気づきにくい
子どもは、インターネット上の情報の真偽を見分ける力や、インターネット上の行動に対する責任
や判断力が不十分です。子どもの未熟さとインターネットの特性を理解したうえで、きちんとペアレ
ンタルコントロールを行わないと、いつなんどき、取り返しの付かないトラブルに巻き込まれる分か
りません。子どもたちのインターネット利用には、大きなリスクがともなうことを忘れてはならない
のです。
また、2学期末に行ったネット・トラブル・アンケートによりますと、金島中学校全生徒の4分の
3以上の113名の生徒が LINE や Facebook・Twitter などの SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)を利用したこ
とがあるという結果になりました。スマホやパソコンを持っていない生徒もゲーム機や携帯音楽プレ
ーヤーを使ってネットに接続できるようです。金島中学校の生徒に関しても「うちの子に限って…」
と、安心してはいられない状況だと思います。
金島中学校では、ネット・トラブル・アンケートのデータをもと
に金島小学校の児童会と連携して「いじめ防止子ども会議」で「ネ
ットいじめ」などについて話し合いました。
その結果、金島中学校生徒会、金島小学校児童会がそれぞれネッ
トトラブル防止のための具体的な提案を行いました。PTAとして
も「何かできることはないか」「子どものトラブルを防ぎたい」と
いう気持ちは同じだと思います。しかし、家庭ではなかなか強い指
導ができないのも事実だと思います。
そこで、保護者同志が連携して子どもの情報モラルの向上と情報
端末機器の適正な利用をはたらきかける取り組みをすべきだと思います。
1.家庭で取り組む情報モラル(共に考える)
・ネットへの書き込みは慎重に。(悪意の投稿になってしまう恐れ)
・個人情報は書き込まない。(拡散し削除できなくなる)
・ネット上には危険がいっぱい。(信用できない情報もある)
当たり前のことであり、学校でも何度も指導していることですが、お家でも何度も事あるごと
に話題にしてほしいことです。どんなに周りに迷惑をかけるか。どれだけ自分が大変になるかを
考えさせることがポイントです。
2.情報端末機器の適切な利用(申し合わせ)
・夜10時以降の携帯やスマホ・パソコンなどの情報端末の利用を控える。
情報端末の不適切な利用で困ることはいろいろありますが、使用時間を守ってオープンに使う
ことで多くのトラブルは防げると思います。また、PTAとして連携することにより「どこのお
家でもそうすることになった」という規制がかけれらると思います。
是非とも多くの家庭で実践していいただけるようお願いいたします。
平成28年2月
金島中学校PTA