平成26年度 自己評価書

平成26年度
自己評価書
Ⅰ「保育の計画性」についての検証結果及び改善策
幼稚園の教育理念や教育方針を理解し、日々の指導計画を立て、充実した保育を進めることができている。毎
年行われる保育内容についても幼児の成長に伴った工夫を取り入れ、マンネリ化しないように考慮することがで
きている。また、今年度は保育者間でお互いの保育を見せ合い検討・評価・反省を加え幼児の生活と保育者の保
育技術の向上・よりよい環境構成に努めることができていた。幼稚園教育要領についての理解が低い保育者も見
られる為、今後も話し合いの場を設けるように努めていきたい。
Ⅱ「保育への在り方、幼児への対応」についての検証結果及び改善策
幼児一人ひとりを登園時からよく視診、観察し健康と安全への配慮は十分されている。また、伝染性の病気の
流行時期は特に保育者間で声を掛け合い、具合の悪い子の早期発見と保護者への連絡、全体への注意喚起ができ
ている。幼児自身にトイレの使い方、うがい、手洗い習慣が身につくよう指導し、定期的な園内の消毒も日々欠
かさず行うことができている。外遊びでは幼児の遊びを見守る保育者と一緒に遊び込む保育者とに分かれ、幼児
の安全に配慮しながら遊びを深めていく援助ができている。今後も安全を第一に考え、幼児の思いに寄り添いな
がら一人ひとりの良さを認める保育者を常に心がけて保育者間での情報交換を継続していきたい。
Ⅲ「教師としての資質や能力・良識・適性」についての検証結果及び改善策
教職員全員でひとつのチームであるということを職員一人ひとりが念頭に置き、仕事の分担を考えたり、報
告・連絡・相談を欠かさずに行うこと意識している。幼児の鏡となるよう保育者間での明るい親しみを持った挨
拶、感謝の気持ちの表現、お互いの身だしなみのチェック等は欠かさず、きちんと行うことができている。自然
観察や植物を育てることを保育に取り入れたり、仏教の教えにおいて命の大切さを幼児に伝えることができてい
るが社会の出来事への関心が持てるよう、個人の意識を強めていきたい。
Ⅳ「保護者への対応」についての検証結果及び改善策
怪我・トラブル・クレーム処理最優先で各職員が対応することができ、その内容をお互いに意見交換する場を
設け、疑似体験を積むことで保育者一人ひとりの自信につながり、評価も高い。しかし必要に応じてわかりやす
く伝える方法が何かということは今後工夫していくことが課題である。参観日、自由参観日に加え、保護者から
の要望で保育の参観をして頂いたり、希望面談日を設け日々の幼児の姿や気になる様子については伝える体制が
整っている。保護者への挨拶、コミュニケーションは担任だけに限らず、他クラス、他学年の保育者からも声を
掛けることができており、保護者からの信頼に繋がっている。
Ⅴ「地域の自然や社会とのかかわり」についての検証結果及び改善策
園外保育では保育者が地域の人々と親しく挨拶や会話を交わし、幼児も共に挨拶等することができている。ま
た、園周辺の地域の人々とは日常的に親しみを持った挨拶が交わせている。年長児を中心に小学校との交流も深
め、お互いに連携が取れている。近隣小学校の入学式、運動会、公開授業へは保育者が足を運び、卒園児の活躍
を見たり、幼稚園では卒園児を対象とした行事も行い情報を得るようにも努めている。園庭開放や子育て支援に
ついても試行錯誤しながらも年々思考を凝らし、園庭開放では絵本や紙芝居の読み聞かせに加え、子育て経験の
ある保育者を中心に子育てアドバイザーとなり、未就園児保護者の子育ての悩み相談が気軽にできる環境を作る
ことができている。
Ⅵ「研修と研究」についての検証結果及び改善策
より保育を充実させる為に専門誌を参考にしたり、研修会や研究会に積極的に参加し、保育者としての専門性
を高める努力はしているが保育者内でも意識に差があり、知識や教養を高める勉強については個人差が見られる。
アレルギーや障害のある幼児に対する保育のあり方について今までは理解が低かったが個人での知識と教養を
高めるべく、現在課題を持って取り組んでいる。今後は個人で学んだ知識を保育者間でも話し合い、お互いの知
識を増やし、様々な幼児に対応できるよう努めていきたい。