新・三保生涯学習交流館建設基本計画案

新・三保生涯学習交流館建設基本計画案
新・三保生涯学習交流館建設基礎条件
1. 敷地の条件
① 用途地域
② 防火地域
③ 建ぺい率
④容 積 率
⑤ 建設予定地
⑥地
目
⑦ 敷地面積
第二種中高層住居専用地域
指定なし
60%
200%
清水三保羽衣土地区画整理事業地内保留地
街区番号2 符号保2
街区番号2 符号保3
宅地
3,098.77 ㎡
2. 施設の条件
① (仮称)清水南部地域児童館との複合施設
② 施設の延べ面積(計画面積)
交流館 800 ㎡程度(市民サービスコーナー含む。
)
児童館 300 ㎡程度
③ 主要構造・階数 鉄骨造 2 階建
3. その他
① 対象エリア
②対象人口
③利用者数
④建設工期
⑤そ の 他
三保地区
8,620 人(平成 27 年 12 月末現在)
29,677 人(平成 26 年度実績)
平成 29 年7月から平成 30 年3月を予定
災害時には「一次避難地」
「清水区災害対策本部三保地区
支部」となる
新・三保生涯学習交流館整備コンセプト
※三保生涯学習交流館建設事業市民ワークショップによる検討
(三保地区代表者及び交流館利用団体代表者からなる検討組織がワークショップ形式で検討)
●目指す施設像
『大人も子どもも一緒に「交流・学習」し、三保の地域力を高める拠点』
三保地区に培われた歴史・文化・富士山世界文化遺産構成地区としての特性を「人材
育て」に活かし、一人ひとりの交流・学習の積み重ねや地域の見守りにより、自ら考
え行動する人の輪が広がり、地域力が高まり、地域の魅力が向上できるような施設を
目指す。
●目 標
① 誰もが行きやすく、心が通う開放的な施設
② それぞれの自己実現をサポートする施設
③ 災害に強く安全な施設
※新・三保生涯学習交流館整備基本計画趣旨
三保生涯学習交流館建設事業市民ワークショップでの検討成果に基づき、目指す施設
像を『大人も子どもも一緒に「交流・学習」し、三保の地域力を高める拠点』として
まとめ、整備していくこととしました。
●基本計画の視点
1. 子どもからお年寄り、来訪者まで地区のイベント・発表会など活動・交流を通じた心
の通える施設を目指す。
①ユニバーサルデザインを取入れ、明るく開放的な雰囲気に努める。
②幼児から高齢者まで、交流が自然とできるように工夫する。
③利用者が気軽に集まれるスペースを確保する。
④発表会など自己実現や人との関係づくりのできるスペースを確保する。
⑤敷地のゆとりを活かし、建物と広場などのその他スペースとの活用を工夫する。
2. 交流館と児童館は一体型の施設とし、複合施設の利点を生かしてコンパクトでコスト
が軽減できる施設を目指す。
①設備的エネルギーのランニングコスト(維持経費)縮減を図る。
②利用者の目的に沿い、使いやすくて活動しやすい諸室を心掛け、多目的利用でき
る部分は極力多目的化できるよう工夫する。
3. 災害等に対応した地域の防災拠点となる機能を持つ安全で安心な施設を目指す。
①一次避難地、清水区防災本部三保地区支部を開設する機能を確保する。
②使いやすく安全な駐車場を設ける。
以上に基づき次のように計画しました。
敷地活用について
・都市計画道路(塚間羽衣線)からの景観を配慮した配置とする。
・安全で入りやすい導線を確保する。
館内配置について
コンセプトに基づき、来館者の交流が期待できるとともに、多様な生涯学習活動や地
域の活動に対応できるような配置を心掛けました。諸室については、三保生涯学習交
流館建設事業市民ワークショップによって検討され、まとめられたご意見をもとに、
現在の利用状況や他の施設の例などを参考に設定いたしました。配置イメージは次の
とおりです。
(室の名称は変わることがあります。
)
1階諸室
●ロビー
・自動ドア、風除室を設け省エネに配慮する。
・掲示板や作品等展示スペースも配置する。
・談話できるスペースを設ける。
・児童館との共有スペースとする。
●事務室
・入口付近に配置し、受付窓口を大きくとり、入館者の確認がしやすいものとする。
・窓口は、車椅子使用者が利用可能な高さとする。
●市民サービスコーナー(各種証明発行窓口)
・入口付近に配置する。
・入館者窓口は、車椅子使用者が利用可能な高さとする。
●図書・情報室
・落ち着いて読書・学習等ができるものにする。
・必要に応じて地震による転倒防止対策、図書の落下防止対策を講じる。
・災害時には清水区災害対策本部三保地区支部を設置し、市職員、地元防災関係者が
使用できるものとする。
●講義室(利用予約制)
・収容人数を 50 人程度とする。
・天井取付型のロールスクリーン、壁収納できるステージを設ける。
・音響装置(マイク、スピーカー他)を設ける。
・集会室と講義室との壁を収納することにより多目的ホールとして 1 室での利用が
可能な部屋とする。
●集会室(利用予約制)
・収容人数を 50 人程度とする。
・集会室と講義室との壁を収納することにより多目的ホールとして 1 室での利用が
可能な部屋とする。
●多目的ホール(利用予約制)
・収容人数を 100 人程度とする。
・机・イス等は収納が容易なものとし、収納スペースを確保する。
・軽運動、ダンスなど可能な床とし、一部の壁にカーテン付の鏡、平行棒などを付帯
する。
・間仕切りにより2分割し、それぞれ講義室と集会室としても利用可能とする。
●児童館
・事務室を入口付近に設置する。
・図書室、集会室を一体利用できるよう工夫する。
・遊戯室、乳児室等を設置し、子ども広場と接するよう工夫する。
・幼児トイレを設置する。
・ベビーカー置場を確保する。
2階諸室
●調理実習室(利用予約制)
・4台の調理台を設置し、調理後の試食ができるような仕様とする。
・24 人程度の調理実習、会議などもできる多目的なものにする。
●工作室(利用予約制)
・24 人程度の工作、会議などもできる多目的なものにする。
・流し台を設ける。
●和室(利用予約制)
・「茶室的」な利用も可能なものにする。
●会議室(利用予約制)
・30 人程度の会議ができるものにする。
駐車場・駐輪場
・駐車スペースは児童館、市民サービスコーナーとの共有で、車 40 台程度を確保
する。
・障害者優先駐車場は 2 台確保する。玄関に近い部分に設置する。
・駐輪スペースは児童館と、市民サービスコーナーとの共有で、自転車・バイク等
合わせて 40 台程度(大人用、子ども用含む)を確保する。
館内配置図
別紙の配置イメージ図をご覧ください。
設備面の特記事項
・大便器は洋式とし、温水洗浄便座とする。
・男子便所及び女子便所内各 1 箇所に、ベビーチェアを設置する。
・多目的トイレには、おむつ替えシート、パウチ洗浄器等を設置する。
外構計画
・防災倉庫の設置スペースを確保する。
・都市計画道路(塚間羽衣線)と建物の間に広場等を設け、地域交流の場として
利用できるよう工夫する。
・非常用自家発電設備を設け、3 日間対応可能とする。
・静岡市みどり条例に規定されている緑地スペースを確保する。