合成時解読法(SBS)用少量 DNA サンプル調製試薬(単価契約) 仕 様 書

合成時解読法(SBS)用少量 DNA
サンプル調製試薬(単価契約)
仕 様 書
※ 本仕様 書 は 、予告 な しに修 正又は訂正する場合 があります。
そ の際は 、当 機構ホ ー ムペー ジ上にて仕様書の修 正又は正誤表等を
公 示いた しま すので 、 必ずご 確認下さい。
独立行政法人製品評価技術基盤機構
1.目的
独立行政法人製品評価技術基盤機構(以下「当機構」という。)バイオテクノロジー
センター(以下「バイオセンター」という。)では、「産業界のニーズを踏まえ、産業
上有用な遺伝子情報等を収集、整理し、提供する」、「産業界のニーズに基づき、企業
や公設試験所機関等との共同事業を実施する」等の業務を行っている。
これらの業務では、高速解析ゲノムシーケンサーやマルチ処理小型シーケンサーを活
用して、環境中から抽出した DNA 試料を解析することによって、菌叢と挿入遺伝子の挙
動をモニタリングする必要がある。また、RNA 試料の網羅的解析によって、発現の有無
および発現量を推定する必要がある。当該装置は、合成時解読法(SBS:Sequencing by
Syntheses)により大量の塩基配列の解読を行うものであるが、前段階のサンプル調製に
おいて、断片化した DNA 試料の、①フラグメント末端の平滑化、②3'末端アデニン付加、
③アダプタ添加・精製、④PCR 増幅・精製、の4工程を行っている。この反応に使用す
るサンプル調製試薬は長期保存が利かず、随時必要量を確保することが不可欠である。
よって、本単価契約を締結するものである。
2.契約期間
平成28年4月1日~平成29年3月31日
3.予定数量
12個(288サンプル分)
4.仕様
本試薬は、 バイオ セン ター保有の イルミ ナ株 式会社製「HiSeq 1000 システム 」及び
「MiSeq システム」に使用できるもので、以下の仕様を満たしていること。
(1) サンプル DNA の量
本試薬を使って微生物の合成時解読法用サンプルを調製するときに必要となるサン
プル DNA 量は、100ng~200ng の範囲内であること。
(2) 両端の平滑化、3'末端アデニン付加、アダプタ添加、PCR 反応
フラグメント末端の平滑化や、3'末端へのアデニンの付加、アダプタのライゲーショ
ン、PCR 反応によるサンプル DNA の増幅などは、サーマルサイクラーへ PCR チューブ
をセットして行うが、これらの反応に必要な DNA ポリメラーゼや、DNA ライゲース、
反応用バッファー等を組成とするキットが付属していること。また、各反応用試薬は
一部を除き簡便化のためマスターミックスの状態であること。
(3) アダプタインデックスの種類
1 フローセルあたり HiSeq 1000 システムの場合で最大 192 種類(1 レーンあたり 24
種類)が利用可能な数のアダプタインデックスを提供すること。なお、1 キットのみ
で同数を提供できない場合、複数のキットの組合せを行っても良いものとする。
(4) 平均フラグメント長
断片化された DNA サンプル(平均長 200bp)に対し、100bp ペアエンドシーケンスを
行う場合、本試薬を使ったサンプル調製の結果、必要とする平均フラグメント長 300bp
-1-
以上の有効な DNA 断片(アダプタが両端に付加されたもの)が得られること。
(5) 梱包
梱包は、24サンプル分を1単位とすること。
(6) 品質保持期間
キットを構成する各試薬の品質保持期間が、納品後2ヶ月以上あること。但し、品
質保持のために維持すべき保存温度は、常温から-80℃までの範囲内とする。
5.発注
必要量を随時発注するものとする。
なお、発注方法等については当機構バイオセンター産業連携推進課職員(以下「担当
職員」という。)と協議の上、決定する。
6.納期
納期は、原則、発注から 1 ヶ月以内(土、日、祝日、年末年始(12 月 29 日~1 月 3
日)及び当機構創立記念日(毎年 5 月 1 日)を除く。)とする。また、品質不良による
代替品についても同様とする。
なお、1回あたりの発注量が大規模の場合は、担当職員と協議の上、納期を決定する。
7.納入場所
東京都渋谷区西原2-49-10
当機構
別館3階
試薬保管室
(別3南330)
8.その他
(1) 本契約における予定数量は、現在の見込み数量であり、この数量を保証するもので
はない。予定数量に変動があった場合においても契約単価にて納入すること。
(2) 輸送用梱包材は回収すること。
-2-