目標未達成理由等の報告書

別紙様式第1-11号
目標未達成理由等の報告書
都道府県名
市町村名
地区名
事業実施年度
目標年度
事業実施主体
長野県
松本市
梓川地区
平成22年度
平成26年度
松本市
Ⅰ 経営体ごとの成果目標の未達成理由等
№
1
対象経営体名
目標達成に向けた改善措置
及び目標達成見込時期等
成果目標
目標未達成となった主な理由等
経営面積の拡大
生産者の高齢化が進む現状において、担い手への農地利用集積を図っ
ていたが、一部経営体については当初予定していた計画通りに調整が
至らなかったため、目標の達成率は89%となった。
面積拡大に積極的な生産者と協動し改植
に取り組み、担い手への集積を進めると
ともに農地中間管理機構の活用で、平成
28年度に目標達成予定。
省略
農産物品質の向上
改植事業による若返りの園地を増やすこ
りんごの大玉比率の向上を目標とし、栽培管理の改善により4年度連続で品
とと、農協の指導員や改良普及センター
質は向上してきたが、平成26年度は春の凍霜害に加え5月28日から7月9日
等関係機関との連携を図り、栽培技術の
の計5回発生した度重なる雹害により果実の品質が低下したため、達成率
向上等の指導等を実施し、平成28年度に
91%となった。
目標達成予定。
2
Ⅱ 地区の成果目標(必須目標)ごとの未達成理由等
成果目標項目
(必須目標)
未達成理由の総括
目標達成に向けた改善措置
及び目標達成見込時期等
経営面積の拡大
109経営体のうち97経営体が目標達成(達成率89%)。
未達成となった12経営体は、利用集積計画の遅滞による。
地区全体での農地集積を積極的に行い、面積拡大に積極的な
生産者と協動し改植に取り組む。また、新規担い手への集積
を進めるとともに農地中間管理機構の活用で、平成28年度に
目標達成予定。
農産物品質の向上
203経営体のうち185経営体が目標達成(達成率91.1%)。
未達成となった18経営体は、平成26年度春の凍霜害およびその後発
生した度重なる雹害で品質が低下した事による。
農協、農業改良普及センター等関係機関・団体等と連携を図
り、改植事業や栽培技術の向上等の指導等を実施し、平成28
年度に目標達成予定。
Ⅲ 地域への影響等と構造政策を進めるための今後の取組方向
1 担い手への農地利用集積について
今回梓川地区においては、りんご生産者の高齢化という課題に対応するために本事業を導入したところであるが、予定した担い手に農地集積することに苦慮し、成果目標を達成する
事ができなかった。松本市における平成26年度の中間管理事業の集積率は0.7%となっているが、梓川地区については現在集積率0.0%となっている状況で、中間管理事業による農地
集積が進んでいない事が未達成の要因となっている。今後は中間管理機構の活用の推進を図るとともに、利用集積を促進することとする。
2 必要となる中心経営体の育成について
梓川地区は、今回の経営体を含め、300経営体で地区全体を担うことを計画しており、この地域にあるべき中心経営体として経営改善状況等を引き続きフォローアップしていくことが
必要である。
今後は、地区内における集落営農法人化の推進や、新規就農者の育成、認定農業者の確保などに向けた検討等を行うこととする。
3 人・農地プランの作成・見直し等について
現行の人・農地プランは松本市内19地区の話し合いに基づき、平成24年度に作成している。梓川地区は、梓川営農支援センターが主体となり地域内の農業者に対し経営規模の意
向調査を実施し、担い手に農地が効率的に集積するよう取り組んできたが、利用権設定は、信頼関係に基づく個々の契約締結が多いため、白地委任による農地集積が困難な状況に
ある。今後は地域の中心となる経営体への一層の農地集積を進めるため、毎年度、人・農地プランの見直しを実施する予定である。
4 未達成者への対応等その他
構造政策を効果的に推進するため、未達成者に対するフォローアップを引き続き実施するとともに、今後の支援のあり方について松本市全体の中心経営体の育成・確保状況やこれ
までの活動状況等を踏まえて、梓川地区の関係者、JAあづみ、県農業改良普及センター等の関係者と定期的に開催している再生協議会で検討する。
【記入要領】
1 Ⅰの「目標未達成となった主な理由等」欄については、経営体の成果目標の項目ごとに主な理由を記入する。
また、「目標達成に向けた改善措置及び目標達成見込時期等」欄については、これまでの達成状況等の推移を踏まえ、具体的な改善措置の
内容、目標達成の見込とその時期について記入する。
2 Ⅱの「未達成理由の総括」欄については、必須目標となる地区の成果目標ごとに、未達成理由を総括的に整理する。
また、「目標達成に向けた改善措置及び目標達成見込時期等」欄についても、地区の成果目標ごとに具体的な改善措置の内容、目標達成の
見込みとその時期について総括的に記入する。
3 Ⅲについては、Ⅱで整理した地区の成果目標未達成理由等を考慮の上で、①地区内の担い手への農地利用集積状況や出し手・受け手の
現状等を踏まえた課題と今後の具体的な対応策、②地域が必要とする担い手と地域内での役割分担の状況等を踏まえた課題と今後の具体
的な対応策、③人・農地プランと現状との乖離状況等を踏まえた具体的な対応策等、④未達成者への今後の対応その他課題と対策等につい
て記入する。