別紙様式第1-11号 目標未達成理由等の報告書 都道府県名 市町村名 地域名 事業実施年度 目標年度 事業実施主体 栃木県 足利市 足利市 平成25年度 (平成24年度繰越) 平成27年度 足利市 Ⅰ 経営体ごとの成果目標の未達成理由等 № 対象経営体名 成果目標 農産物の高付加価値化 4 経営面積の拡大 5 経営面積の拡大 6 耕作放棄地の解消 9 雇用 10 経営面積の拡大 11 目標達成に向けた改善措置 及び目標達成見込時期等 目標未達成となった主な理由等 当初目標の麦「とちのいぶき」が、販売先が確保できてお らず(JA未集荷品種)、作付ができなかった。そのため、 主食用米の新品種「とちぎの星」の作付に切り替えたが、 目標面積には達しなかった。(達成率60%) 当該事業でアスパラ用ハウスを建築し、米麦との複合経営 に取り組んでいる。(平成26年4月作付、平成27年4月収穫 開始。)アスパラ栽培を軌道に乗せることを優先してお り、規模拡大に着手できなかった。(達成率0%) 利用権取得を希望しているが、出し手農家との条件が合わ なかったこと、集約化できる圃場条件の良い農地ではな かったこと(水がこない等)から、達成率75%となった。 水稲新品種の直売が順調で、平成 28年産「とちぎの星」は2.8haを作 付し、目標を達成済み。 実績(10a)以外で、当該人が放棄地の解消に努めた農地 (2筆、計30a)があったが、地域の話合いで他の経営体が 利用権設定することとなり、目標を達成できなかった。 (達成率33%) 米麦農家で、規模拡大は著しいものの、常時雇用によるコ スト増を不安視しており、期間雇用にとどまっている。 情報収集に努めるほか、地域の話 合いを通じて該当農地を確保し、 平成29年度中には目標を達成する 予定。 年々、臨時雇用者が増えており、 平成29年度を目途に外部からの常 時雇用1名を確保する予定。 常時雇用も確保できたので、農地 中間管理事業の活用や地域の話合 い等を通じて、平成29年度に目標 達成予定。 農地中間管理事業の活用や地域の 話合い等を通じて、平成29年度に 目標達成予定。 利用権取得を希望しているが、担い手の最も多い地域であ 農地中間管理事業の活用や地域の ること、集約化できる圃場条件の良い農地ではなかったこ 話合い等を通じて、平成29年度に と(住宅地の中に分散等)から、達成率44.6%となった。 目標達成予定。 ただ、当該事業で導入した農業用機械(ねぎ調整機)を活 用する“野菜”の面積については、目標に達成している。 Ⅱ 地域の成果目標(必須目標)ごとの未達成理由等 成果目標項目 (必須目標) 経営面積の拡大 耕作放棄地の解消 農産物の高付加価値化 未達成理由の総括 目標達成に向けた改善措置 及び目標達成見込時期等 6経営体のうち3経営体が目標達成。(達成率50%) 未達成3経営体のうち、2経営体は利用権取得の調整ができず、ま た、1経営体は施設野菜の栽培に力を入れており、集積できな かった。 1経営体が目標未達成。(達成率0%)。 放棄地の解消に努めた農地(2筆、計30a)があったが、地域の話 合いで他の担い手が利用権設定することとなり、当該人のカウン トにならかなった。(産業団地造成にともない、経営面積が大幅 に減少する担い手に集積された。) 地域の話合い及び農地中間管理事業等の活用促進によ り、平成29年度までに目標を達成する。 2経営体のうち1経営体が目標達成。(達成率50%) 未達成の1経営体は、当初目標を変更して新たな品種を導入する こととなり、作付けを急いだものの、目標面積には届かなかっ た。 水稲新品種の直売が順調で、平成28年産「とちぎの 星」は2.8haを作付し、目標を達成済み。 8経営体のうち7経営体が目標達成。(達成率87.5%) 米麦農家で、コスト増の不安により期間雇用にとどまった。 規模拡大が図られているので、JAや農業振興事務所等 と連携を図り、土地利用型で周年雇用できるような品 目の組み合わせ等により、平成29年度までに目標を達 成する。 雇用 情報収集に努めるほか、地域の話合いを通じて該当農 地を確保し、平成29年度中には目標を達成する予定。 Ⅲ 地域への影響等と構造政策を進めるための今後の取組方向 1 担い手への農地利用集積について 上記経営体が、それぞれ主として耕作する地域はすべて、水稲と二条大麦の二毛作を主体とする土地利用型農農業と施設園芸が盛んで、 担い手が十分存在する。その中で、農地の集約は取り組むべき課題で、平成26年度末に実施した農家アンケートを基に、出し手の掘り起こしを 行うとともに、地域の話合いを通じて農地中間管理事業等を活用し集積・集約化につなげていく。なお、№9、№11の地域は、平成27年度 に農地中間管理事業の地域集積を実施した地域でもあり、この取組を他地域にも波及させていく。 2 必要となる中心経営体の育成について №4、№6の地域の中心経営体数は41、№5の地域の中心経営体数は22、№9、№11の地域の中心経営体数は62、№10の地域の中心経 営体数は27で、各地域内では十分な担い手数と認識している。また、いずれの地域も新規就農者が存在するが、持続的農業の実現に向けて 中心経営体の育成・確保の話合いを続けていく。 3 人・農地プランの作成・見直し等について №4、№6地域の人・農地プランは平成24年12月に作成、7回の見直しで41中心経営体の総経営面積が105ha(集積率35%)、№5地域のプラン は平成24年12月に作成、6回の見直しにより22中心経営体の総経営面積が114ha(集積率30%)、№9、№11地域のプランは平成24年8月に 作成、8回の見直しで62経営体の総経営面積が194ha(集積率51%で市内最高率)、№10地域のプランは平成24年12月、7回の見直しで27経営体 の総経営面積は51ha(集積31%)となっている。 本市の基本構想では、平成36年度に65%の集積目標を掲げており、今後も地域協議の継続により出し手・受け手を明確化し、プランの見直し と機構事業の活用を図っていく。 4 未達成者の対応等その他 県、JA及び農業委員会等の関係機関との連携のもと、未達成者に対するフォローアップを引き続き実施する。
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