平田 - 酒田市

平成22年度経営体育成交付金目標未達成理由等の報告書
都道府県名
市町村名
地区名
承認年度
目標年度
事業実施主体
山形県
酒田市
平田地区
平成22年度
平成26年度
酒田市担い手育成総合支援協議会
1 地区の成果目標(必須目標)毎の未達成理由等
成果目標項目
(必須目標)
経営面積の拡大
未達成理由の総括
8経営体のうち6経営体が目標達成(達成率75%)。
未達成となった2経営体は、経営地周辺で農地を探してい
たが、農地が見つからず面積拡大できなかったことによる。
目標達成に向けた改善措置
及び目標達成見込時期等
地区内全体の農地利用集積状況等を踏まえ、農地中
間管理機構の活用促進等により、平成28年度までに目
標を達成する。
2 地域への影響等と構造政策を進めるための今後の取組方向
1 担い手への農地利用集積について
本地区の農地は、山形県庄内平野の水田農業地帯が大宗を占め、ほとんどの農地で30a区画の圃場整備事業が終了している。そのた
め、水稲を中心とした土地利用型農業が作型の中心となっており、個人や組織による農地集積や作業受託が比較的早くから行われている
が、担い手農業者の高齢化、後継者不足の課題がある。
今回、平田地区においては、担い手の育成・確保に対応するため本事業を導入したところである。農地集積については、目標面積は達
成したが、まだ自作できる農家が多いため、農地の出し手が少ないことが影響し、出し手の不足により地区目標を達成することができな
かった。
ただし、担い手農業者の高齢化、後継者不足は引き続き課題であり、離農等による出し手農地と受け手希望者の計画的なマッチングを
図るため、中間管理機構等を活用して担い手への農地集積を進めていく。
2 必要となる中心経営体の育成について
平成24年度に実施した市のアンケート調査から、今後の地域農業の農地の受け手として、現在の地域の中心となる経営体に期待する回
答が約80%と高い割合を占める。
平田地区は、今回の経営体10経営体を含め、79経営体で地区全体を担うことを計画しており、この地域にあるべき中心経営体として経
営改善状況等を引き続きフォローアップしていくことが必要である。農協を中心とした営農指導、経営指導、県農業技術普及課を中心と
した技術指導、市を中心とした制度支援など、それぞれの機関の特性を生かした支援を連携して実施し、農地の受け手としての集落営農
組織、認定農業者等の担い手の経営基盤の強化を図っていく。
3 人・農地プランの作成・見直し等について
本地区の人・農地プランは、平成24年度に作成したが、農地中間管理事業の活用意向や地域の現状認識及び将来認識を把握する必要が
あったことから、平成26年度に見直した。見直し後のプランでは、作成時と比較し、中心経営体数、同経営面積ともに増加した。今後も
さらに担い手の育成・確保や農地利用集積を進めていくため、毎年度、人・農地プランの見直しを実施する予定である。
4 未達成者への対応その他について
構造政策を効果的に推進するため、未達成者に対するフォローアップを引き続き実施するとともに、市全体の中心経営体の育成・確保
状況やこれまでの活動状況等を踏まえて、農協、県農業技術普及課、市が連絡をとりながら、それぞれの機関の特性を生かした支援を連
携して実施する。