F24マンスリーレポート2月号

FUTURES
24
MONTH
MONT
HLY REPORT
DAIICHI COMMODITIES CO.,LTD.
2/9/2016
フューチャーズ24
フューチャーズ24情報
24情報・
情報・マンスリーレポート 2016
2016年2月号
◆1月の相場概況
●金相場
NY金は世界的な株安を背景にリスク回避の動きが広がり、安全資産として金が買われたほか、1月26-27日開
催された米FOMC声明がハト派色の強い内容だったのを受け、追加利上げのペースが想定よりも緩やかになるとの観
測が浮上したことで、27日には1120ドル台と約3カ月ぶりの高値まで上昇。ただ、その後は米FOMC声明で3
月の追加利上げの可能性が残ったこと世界的な株高で売られ、1108ドル台まで反落した。
東京金は15日に4046円と約2年1カ月ぶりの安値まで下落した後、NY金相場高や為替の円安・ドル高で29
日には4310円まで急伸し約2カ月半ぶりの高値を付けた。
●白金相場
NY白金は世界経済の先行き不透明感による需要減退観測で21日には810ドル台と約7年1カ月ぶりの安値を
付けた後、株価の反発で買い戻され880ドル台まで反発。東京白金はNY相場安で21日に3045円と6年11カ
月ぶりの安値を付けた後、NY相場高と為替の円安・ドル高で3400円近くまで反発。
●原油相場
NY原油は中国経済減速懸念やイランの増産観測などを背景に世界的な供給過剰感が高まったことで、20日には2
003年5月上旬以来の安値まで急落。ただ、その後は世界的な株高や産油国が協調減産に動くとの観測で35ドル近
くまで反発した。
●穀物相場
シカゴ大豆は中国の買い付け再開への思惑やブラジルでの降雨による収穫作業遅延、シカゴコーンはテクニカル要因
や南アの輸入観測により、一時は1カ月ぶりの高値を付けた。
◆2月の相場見通し
●金相場=上値を追う動きに
NY金は世界経済の先行き不安や原油安を背景とした世界的な株安、米追加利上げが後ずれするとの観測や為替のド
ル安などにより上昇、8日には約8カ月ぶりに1200ドルを付けた。当面も世界的な株安や原油安が支援材料になる
ことが予想されるうえ、イエレン米FRB議長の議会証言で株安・ドル安が進行すれば、上値を伸ばし1250ドルの
節目が視野に入るだろう。
●白金相場=上値を試す展開に
NY白金は2月に入り、ドル安やテクニカル要因などで買われ900ドル台を回復。今後は値を固めた後、上値を試
す展開になると予想する。
●原油相場=安値を試す展開に
NY原油は、産油国の協調減産観測の後退、中国経済の先行き不透明感、世界的な供給過剰感・・・などにより、軟
調に推移することが予想され、1月20日の安値を試す可能性もある。
●穀物相場=軟調推移に
シカゴ大豆、コーンともブラジル・アルゼンチンの豊作見通しが圧迫材料となり、軟調に推移することが予想される。
第一商品株式会社 〒150150-0045 東京都渋谷区神泉町 9 番 1 号 神泉プレイスビル
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フューチャーズ・24
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◆金相場概況(1月)
●NY金は1100ドルを回復=一時は約3カ月ぶりの高値
ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物相場は、中国経済の減速懸念を背景とした世界的な株安や、サウジ
アラビアとイランの国交断絶をきっかけとした地政学的リスクを受け、投資家のリスク回避姿勢が強まり、安全資産と
しての需要拡大で急伸。中心限月の期近2月限は1月8日に一時、1113.10ドルと2カ月ぶりの高値を付けた。
ただ、その後は15年12月の米雇用統計が市場予想を上回ったことや中国金融市場の改善などで売られ、14日には
1070ドル台まで反落した。
1月後半は、中国経済の先行き不安や底が見えない原油安による世界的な株安を背景に、リスク回避の動きが広がり、
安全資産としての金買いが活発化し上昇、20日に終値ベースで約2週間ぶりに1100ドル台を回復。しかし、欧州
中央銀行(ECB)の追加金融緩和観測による世界的な株高や為替のユーロ安・ドル高で反落し、21日には再び11
00ドル台を割り込んだ。その後、米連邦準備制度理事会(FRB)が26-27日開催した連邦公開市場委員会(F
OMC)声明がハト派色の強い内容だったのを受け、追加利上げのペースが想定よりも緩やかになるとの観測が浮上し
たことで、27日には1128ドルまで上昇し、2015年11月3日(1138ドル)以来、約3カ月ぶりの高値を
付けた。ただ、米FOMC声明で3月の追加利上げの可能性が残ったほか、原油高や日銀のマイナス金利政策導入を背
景に世界的な株高となったことで売られ、29日には1108ドル台まで反落した。
●東京金=約2年1カ月ぶりの安値から急反発
東京商品取引所の金先物相場は1月8日、NY金相場高を好感した買い物に4180円まで上昇。しかし、その後は
NY金相場安と為替の円高・ドル安を受け、15日には4046円まで急落し、2013年12月26日(4030円)
以来、約2年1カ月ぶりの安値を付けた。
しかし、その後はNY金相場高と円相場が1ドル=115円台後半から118円台後半まで下落したことで反発、2
6日には4200円台に乗せた。さらに、日銀のマイナス金利政策導入で円相場が121円台後半まで下落したのを受
け、29日には4310円まで急伸し、2015年11月11日(4315円)以来、約2カ月半ぶりの高値を付けた。
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3|
◆金相場展望
●2月のNY金、一時は1200ドル突破=今後も上値を追う動きに
2月のニューヨーク商品取引所の金先物相場は、中国と米国の景気先行き懸念や原油安を背景とした世界的な株安、
米追加利上げが後ずれするとの観測や為替のドル安などにより、中心限月の期近4月限は3日にテクニカル上の長期的
な強弱の節目となる200日移動平均線が通る1131ドル付近を突破した後も上値を伸ばし、8日には一時、120
1.40ドルと、2015年6月19日(1204ドル)以来、約8カ月ぶりの高値を付けた。
中国国家統計局が2月1日発表した1月の製造業購買担当者景況指数(PMI)は49.4と、景気判断の分かれ目
の50を6カ月連続で下回り、2012年8月以来3年5カ月ぶりの低水準。同日に英調査会社マークイットと中国メ
ディア財新が発表した1月の製造業PMIも11カ月連続で50を下回ったのを受け、同国の景気減速懸念が再燃した。
また、1 月29日発表された2015年10月-12月期の米国内総生産(GDP)速報値は、在庫投資の縮小、輸
出や設備投資の減少、消費支出の抑制などが響き、前期比0.7%増と前期の2.0%増から減速し、2015年1月
-3月期(0.6%増)以来3期ぶりの低い伸びとなった。さらに、ドル高や海外経済の減速で製造業の収益が圧迫さ
れていることで、2月 1 日発表された1月の米ISM製造業景況指数は48.2と製造業景況の拡大・縮小の判断の節
目である50を4カ月連続で下回った。そして、3日発表された1月の米ISM非製造業景況指数が53.5と201
4年2月以来の低水準となったことで、製造業の景況感悪化がサービス産業など非製造業部門にまで波及していること
が懸念されている。
2月5日に発表された1月の米雇用統計は、失業率が7年11カ月ぶりの低水準となったことや賃金が予想以上に高
い伸びを示したのを受け、米短期先物市場が織り込む年内の利上げ確率が上昇した。しかし、景気動向を反映する非農
業部門就業数の増加幅が前月比15万1000人増加と、市場予想(19万人増加)
、前月(26万2000人増加)
から急減速したうえ、雇用以外の経済統計は弱い内容となっており、3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での追
加利上げの確率は、依然として低い水準にとどまっている。
目先の注目材料は2月10日と11日に予定されている米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長の米議会証
言。1月の米FOMCは金融引き締めに消極的な『ハト派』色の強い内容だったが、3月FOMCでの追加利上げの可
能性が残った。最近の米経済統計は雇用を除き弱い内容となっているうえ、米FRB当局者から追加利上げに慎重な姿
勢を示す発言が出ていることで、イエレン議長の議会証言が金融引き締めに積極的な『タカ派』的な内容になる可能性
は低く、景気の先行きについてどう述べるかが注目される。
NY金は当面も中国と米国経済の先行きに対する懸念や、供給過剰感による原油安が支援材料になることが予想され
る。さらに、イエレンFRB議長の議会証言や今後発表される経済統計で景気の先行き懸念が強まり、3月の追加利上
げ観測が後退することになれば、2015年5月の高値1232ドルを突破し、1250ドルの節目が視野に入るとみ
ている。
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4|
◆外国為替市場概況(1月)
▽円・ドル相場=一時は1年ぶりの円高・ドル安水準
経済統計悪化や人民元安による中国経済の減速懸念を背景に世界的な株安となったほか、原油安や地政学的リスクに
より、安全資産として円が買われ、1月7日には1ドル=117円台前半まで上昇。さらに、世界的な株安と原油安の
継続で世界経済の先行き懸念も強まったことで、円買い・ドル売りが加速し、15日には116円台半ばと約5カ月ぶ
りの円高・ドル安水準を付けた。
1月後半は、世界的な株安や原油安を背景とした投資家のリスク回避姿勢が強まり、安全資産としての円が買い進ま
れたことから、20日には一時、115円94銭と2015年1月16日(115円61銭)以来、1年ぶりの円高・
ドル安水準を付けた。その後、世界的な株安と原油安一服でリスク回避姿勢が後退し、安全資産とされる円が売られた
ことで119円台前半まで下落。さらに、日銀が28-29日開催した金融政策決定会合で予想外のマイナス金利政策
導入を決定したのを受けた円売り・ドル買いにより、29日には一時、121円65銭と、2015年12月18日(1
23円50銭)以来、1カ月ぶりの円安・ドル高水準を付けた。
▽ユーロ・ドル=狭いレンジでの動き
1月5日に発表された15年12月のユーロ圏消費者物価指数・速報値が市場予想を下回ったことが売り材料となり、
1ユーロ=1.0700ドル付近まで下落。ただ、その後は世界的な株安や原油安などを背景とした投資家のリスク回
避の動きが続く中、これまで資金調達通貨となっていたユーロが買い戻され、15日には2週間ぶりのユーロ高・ドル
安水準となる1.0980ドルまで上昇した。
1月後半は、21日開催された欧州中央銀行(ECB)定例理事会後の会見で、ドラギ総裁が3月定例理事会で追加
緩和策を打ち出す可能性を示唆したことで、ユーロは売られ1.08ドル台を割り込む場面もあった。ただ、26-2
7日開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)声明を受け、今後の利上げペースが緩やかになるとの観測が広がっ
たことで、ユーロは買われ1.09ドル台を回復した。
▽NY株式相場=一時は5カ月ぶりの安値
ダウ工業株30種平均は、中国経済の先行き不安やNY原油安を背景とした世界経済の減速懸念に加え、地政学的リ
スクが高まったことが売り材料となり、6日は終値で15年10月中旬以来約3カ月ぶりに1万7000ドルを割り込
んだ。その後は、急落による割安感から買い戻される場面もあったが、海外株価の急落やNY原油が30ドルの節目を
割り込んだことでリスク回避ムードが強まり急反落、15日は終値で15年8月下旬以来約4カ月ぶりに1万6000
ドルを割り込んだ。
1月後半はリスク回避により、20日には1万5450.56まで下落し、2015年8月24日(1万5370.
33ドル)以来5カ月ぶりの安値を付けた。その後は日欧の追加金融緩和期待や原油価格の持ち直しで反発し、1万6
000ドル台を回復。さらに29日には日銀のマイナス金利政策導入決定や原油高でリスク回避姿勢が後退したことで、
1万6400ドル台まで上昇した。
18200
為替相場の
為替相場の推移
円/ドル
円/ドル
ユーロ/
ユーロ/ドル
ユーロ・
ユーロ・ドル
114
1.11
116
1.10
NYダウ
NYダウ平均日足
ダウ平均日足
17800
17400
17000
118
1.09
16600
120
1.08
122
1.07
15800
1.06
15400
124
15/12/01
15/12/21
16/01/11
16/01/29
16200
15/12/01
15/12/30
16/01/29
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5|
◆金需給動向
●16年の金価格、1200ドル超に回復へ=GFMS
貴金属市場に関する調査分析を行うコンサルタント会社トムソン・ロイターGFMSが1月26日発表した、201
5年第4四半期(10月-12月)の世界の金需要は、公的機関の購入と小売投資の増加が、宝飾品と工業用の減少を
相殺したことで、前年同期比2.2%増の1087トンとなった。
また、ドル建て金価格は2015年に2%下落したが、2016年は回復する見通し。米国の利上げペースが予想よ
りも緩やかになりそうな一方、中国の景気や人民元安に対する懸念から、中国の買い手が増えると予想されているため。
2016年のドル建て金価格見通しは平均で1トロイオンス=1164ドル。現在は1100ドル近辺だが、年末ま
でには1200ドルを超える値位置まで上昇する見通し。また、2016年の金需要も5%増えるとみている。
GFMSは、中国の消費者は人民元安による富の目減りを懸念しており、価値を保存するための代替として金を求め
るかもしれないと分析。また、
「市場は今年4度の米利上げを織り込んでいる。だが、景気回復が弱く、米国以外で金
融政策がとても緩和的であることを考慮すると、2回の小幅な利上げになる公算が大きい。これにより、市場の心理は
再び良くなるはずだ」と指摘した。
■世界の
世界の金需給動向(GFMS
金需給動向(GFMS発表
(GFMS発表、
発表、単位:
単位:トン)
トン)
Q2・2014
Q3・2014
Q4・2014
Q1・2015
Q2・2015
Q3・2015
Q4・2015
前年同期比
鉱 山 生 産
763
846
798
732
778
849
767
-3.8%
スクラップ回収
274
279
283
302
280
291
288
+1.5%
<供
給>
鉱山会社ヘッジ
57
-7
46
-2
-17
15
-10
-121.8%
1,094
1,118
1,127
1,033
1,042
1,154
1,045
-7.3%
宝飾品消費
492
519
577
514
448
516
584
+1.2%
宝飾品加工
513
559
576
558
491
552
564
-2.0%
71
70
68
69
67
67
65
-4.2%
9
8
8
8
8
8
8
-8.0%
その他工業用
20
20
19
19
19
19
19
-0.5%
工業用合計
99
98
96
96
94
94
92
-3.8%
公的機関購入
118
117
107
134
65
151
132
+23.2%
金地金投資
208
180
212
185
174
208
227
+6.9%
供 給 合 計
<需
要>
エレクトロニクス
歯科
金貨投資
65
55
72
52
56
79
72
-0.6%
272
235
284
237
230
287
299
+5.0%
現物需要
1,002
1,009
1,063
1,025
880
1,084
1,087
+2.2%
現物需要と供給の格差
△92
△108
△64
△8
△161
△70
▼42
-166.0%
-39
-33
-85
37
-32
-61
-69
-19.7%
19
26
-39
4
1
-39
-15
-61.4%
需 要 合 計
980
1,002
939
1,066
850
984
1,004
+6.9%
需 給 格 差
△112
△116
△188
▼33
△192
△170
△41
-78.0%
1288.00
1282.00
1201.00
1218.00
1192.00
1124.00
1106.00
-7.9%
小売投資合計
ETF現物保有量
取引所在庫
平均価格
注1:四捨五入のため、合計が一致しない場合がある。
注2:上記のQは四半期。
注3:前年同期比はQ4・2015とQ4・2014との比較。
注4:鉱山会社ヘッジのマイナスはヘッジ売り解消、プラスはヘッジ売りを示す。
注5:現物需要と供給の格差は、△が供給過剰、▼が供給不足を示す。
注6:需給格差は、△が供給過剰、▼が供給不足を示す。
注7:平均価格はロンドン PM フィキシング・ベース、単位はトロイオンス当たりドル。
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6|
■主要国の
主要国の宝飾品需要動向(GFMS
宝飾品需要動向(GFMS発表
(GFMS発表、
発表、単位:
単位:トン)
トン)
Q2・2014
Q3・2014
Q4・2014
Q1・2015
Q2・2015
Q3・2015
Q4・2015
前年同期比
インド
154.5
182.9
179.1
148.5
158.2
192.5
203.7
+13.7%
中国
131.4
136.5
147.4
179.7
110.4
134.7
138.9
-5.8%
米国
23.5
34.8
54.3
17.9
26.1
36.7
56.6
+4.2%
英国
3.6
4.6
15.9
3.7
3.7
4.3
15.6
-2.0%
UAE
15.6
10.8
10.7
20.7
13.4
12.2
13.2
+23.4%
サウジアラビア
15.8
11.8
11.6
14.5
16.0
13.5
12.8
+10.3%
ロシア
17.2
18.0
18.5
13.5
10.5
10.0
12.5
-32.4%
トルコ
20.5
19.2
14.0
11.2
12.5
14.4
11.2
-20.0%
日本
3.7
3.9
3.4
4.2
3.9
4.0
3.4
±0.0%
注1:上記のQは四半期。
注2:前年同期比はQ4・2015とQ4・2014との比較。
■主要国の
主要国の小売投資需要動向(GFMS
小売投資需要動向(GFMS発表
(GFMS発表、
発表、単位:
単位:トン)
トン)
Q2・2014
Q3・2014
Q4・2014
Q1・2015
Q2・2015
Q3・2015
Q4・2015
前年同期比
中国
47.4
33.4
43.2
50.6
35.1
44.2
53.6
+24.1%
インド
49.6
42.2
44.1
31.0
49.5
54.8
52.2
+18.4%
ドイツ
21.2
25.6
32.6
28.3
25.2
30.5
35.7
+9.7%
タイ
18.3
17.6
24.5
18.1
14.2
14.0
23.3
-3.9%
米国
12.1
7.9
13.2
11.8
10.8
20.7
11.6
-12.6%
スイス
11.2
12.0
11.2
11.6
11.7
11.3
10.1
-9.5%
ベトナム
13.5
12.5
10.6
8.1
8.0
7.5
7.8
-26.3%
0.4
-1.3
-6.0
-4.0
-0.8
8.3
5.4
---
日本
注1:上記のQは四半期。
注2:前年同期比はQ4・2015とQ4・2014との比較。
●田中貴金属=15年の金地金販売量、21.2%増
田中貴金属工業は1月20日、2015年の資産用金地金の販売量が前年比21.2%増の3万1976キログラム
と、買い取り量の2万1599キログラム(前年比23.4%減)を大きく上回ったと発表。価格が年間を通じておお
むね下落基調となり、値頃感から買われた。
金地金は15年1月に1グラム=4985円(税抜き)の年間最高値を付けたが、米利上げ観測が重しとなり、12
月には年間最安値の4184円まで値を下げた。価格が下落傾向となったことで割安感が生じ、販売量は2年ぶりに3
万キログラムを超えた。年間国内平均価格は4564円で前年を224円上回ったが、買い取り量は減少した。同社は、
「金を長期的に保有する傾向が強まっている」とみている。
●カザフスタンの金保有量=39カ月連続増加
国際通貨基金(IMF)が1月26日発表したデータによると、カザフスタンは昨年12月に金保有量を3.148
トン増やし、221.839トンとした。金価格の低迷を背景に39カ月連続で金の保有量を増やした。同国の金融保
有量は世界19位。
また、トルコも昨年12月に金保有量を5.777トン増やし、515.532トンとした。
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7|
●15年12月の香港経由の中国金輸入=2年ぶりの高水準
ロイター通信が1月26日、香港統計局から入手したデータによると、2015年12月の中国による香港経由の金
純輸入量は129.266トンと、11月の79.003トンから急増し、2013年10月(131.190トン)
以来、2年2カ月ぶりの高水準を記録した。株式市場の急落と人民元安に懸念を強めた投資家が金投資を拡大した。
シンガポールの金ディーラーは「金需要が増加した要因は、中国の株価が急落し、2015年の人民元が過去最大の
下落に終わったことで、人々が株や通貨の代替先として金を求めたからだ」と述べた。2015年の中国による香港経
由の金輸入は861.7トンと、前年の813.1トンから増加。
シンガポールの金ディーラーは、2016年の金輸入は、過去最高を記録した2013年の1158.16トンに近
付くと予想しているが、超える見込みはないと述べた。同ディーラーは「中国の金市場は第1四半期が特に増加し、過
去2年より良好と予想している。ただ、ドル建て金価格の大幅安で過去最高を記録した2013年を凌ぐ見込みはない」
と語った。
2013年のドル建て金現物価格は前年まで12年連続上昇の後、前年比28%急落し、2010年以来の安値水準
まで落ち込んだ。
中国は世界最大の金消費国だが、公式のデータとして金の輸出入量を発表していない。そのため、香港経由の金輸入
量は、中国本土への金輸入量を推測する手がかりとなるが、北京や上海などを通じて中国本土から直接輸入された数値
は含まれていない。
中国本土の香港からの金輸入量
160
単位:トン
140
13年10月, 131.19
15年12月, 129.266
120
100
80
60
40
20
0
13年1月
13年6月
13年11月
14年4月
14年9月
15年2月
15年7月
15年12月
●15年の中国金消費=前年比3.66%増
中国黄金協会(CGA)は2月3日、2015年の中国金消費は前年比3.66%増の985.9トンと発表した。
宝飾品向けの消費が急増した。一方、2015年の金生産高は同0.39%減の450.05トン。
CGAは、株価急落や人民元安に対する懸念で、安全な投資先として金が注目され、金地金・金貨の生産および販売
が増加に転じたことで、2013年9月以来続いた減少傾向が逆転したと発表した。
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8|
●投資需要
▽NY金
NY金ETFは
ETFは大幅増加=
大幅増加=15年
15年7月以来の
月以来の700トン
700トン突破
トン突破
ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、2
016年1月が2015年12月末比25.67トン増加の669.23トンと、月間の増加幅としては2015年1
月(49.35トン増加)以来、1年ぶりの高水準。
2016年明けは、世界的な株価急落、中国経済をめぐる懸念、国際情勢の緊張の高まり・・・などを背景に投資家
のリスク回避姿勢が強まる中、安全資産として買われたことで、7日に前日比4.16トン増加と、2015年12月
18日以来、3週間ぶりの増加となった。
その後も、中国経済の減速懸念やNY原油相場が12年8カ月ぶりの安値を付けたのを背景に、世界経済の先行き懸
念が強まり、投資家がリスク回避に動いたことから、株式が売られる一方、安全資産として金が買われる状況が続いた
ことで増加傾向となり、26日には669.23トンと、2015年11月5日(671.77トン)以来、約2カ月
半ぶりの高水準となった。
その後は世界的な株安と原油安が一服したものの、米連邦準備制度理事会(FRB)が1月26-27日開催した連
邦公開市場委員会(FOMC)声明が支援材料となり、横ばい状況が続いた。市場では、FOMC声明が金融引き締め
に消極的なハト派色が強い内容と受け止められたことで、今後の追加利上げペースが緩やかになるとの観測が広がった。
2月に入っても増加傾向を継続。1月の米ISM非製造業景況感指数が市場予想を大幅に下回り2014年2月以来
の低水準となったのを受け、米国経済の先行きに不安が強まったことでリスク回避の動きが活発化。さらに、ニューヨ
ーク連銀のダドリー総裁が米国の追加利上げに慎重な見方を示したことで、米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利
上げペースが鈍化するとの見方が強まり、外国為替市場でドル安が進行したことから、2月1日から8日まで6営業日
連続増加し、2月8日現在で1月末から34.29トン増加の703.52トンと、2015年7月16日(707.
88トン)以来、約7カ月ぶりの高水準となった。
NYの
NY の 金 ETF月間増減
ETF 月間増減の
月間増減の 推移
100
単位:
単位 :トン
15年1月, 49.35
50
16年1月, 25.67
0
-50
-100
-150
11年11月
12年9月
13年7月
14年5月
15年3月
16年1月
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9|
▽CFTC=
CFTC=ファンド筋
ファンド筋の買い越しポジション、
ポジション、3カ月ぶりの高水準
ぶりの高水準
米商品先物取引委員会(CFTC)が発表したNY金の建玉報告によると、ファンド筋のポジションは世界的な株安
や原油安に加え、米追加利上げペースが鈍化するとの見方や為替のドル安により、昨年末に比べ買い玉が約2万700
0枚増加する一方、売り玉も約2万7000枚減少したことで、2月2日現在の買い越しポジションは7万2822枚
(227トン)と、2015年11月3日(11万6342枚、362トン)以来、3カ月ぶりの高水準となった。
720
600
NY金買
NY金買い
金買い越し残高
NYの
NYの金ETF現物保有量
ETF現物保有量の
現物保有量の推移
700
単位:
単位:トン
500
単位:
単位:トン
400
680
300
660
200
640
100
620
15/11/02
0
15/12/03
16/01/06
16/02/08
15/10/06
15/11/17
15/12/29
16/02/02
◆外部要因
●米成長鈍化、金融情勢を監視=政策金利を据え置き―FRB
米連邦準備制度理事会(FRB)は1月26-27両日、連邦公開市場委員会(FOMC)を開催し、政策金利の据
え置きを決定した。会合後に発表された声明は「雇用は一段と改善した」と述べる一方で「昨年終盤の成長は鈍化した」
と懸念を表明。
「国際経済や金融情勢を緊密に監視する」とも述べ、最近の世界的な株安や原油安などへの警戒感を表
した。 ただ、注目される追加利上げについては「緩やかに」進めるとの見通しを維持。雇用や物価の情勢に応じてペ
ースを調整するとして、3月の次回会合で決定するかの手掛かりは与えなかった。
声明は、米経済は鈍化したと述べ「緩やかに拡大」とした12月の前回声明から下方修正した。家計支出や企業投資
は「緩やかに」伸びたものの、
「堅調」とした前回からは下方修正。輸出は低迷し、在庫投資も減速したと指摘した。
目標の2%を下回り続けているインフレ率は、一部の指標がさらに低下し、エネルギー価格の一段の下落によって短
期的には低水準が続くと予想した。ただ、原油安の影響が後退し雇用改善が進めば目標に達するとの見通しを維持。金
融政策の正常化が徐々に進むことで、景気も緩やかに拡大すると見込んだ。
一方、国際・金融情勢については「雇用や物価への影響、見通しへのリスクバランスを分析する」と説明した。
「見
通しへのリスクは均衡している」と判断した前回の文言は削除され、先行き不透明感が強まっていることをうかがわせ
た。決定は全会一致だった。
物価に関しては、市場ベースの指標がさらに低下したと分析した。前回、低下を認めた長期的なインフレ期待は「こ
の数カ月、ほとんど変わっていない」と判断した。米国債などの再投資は、金利の正常化が十分に進むまでは継続する
方針を維持した。
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10 |
●米追加利上げ、難航も=FOMC
米連邦準備制度理事会(FRB)は1月27日、政策金利の据え置きを決定した上で、国際経済・金融情勢を注視す
る姿勢を強調した。FRB高官らの昨年12月時点の見通しでは、3月にも追加利上げを行う可能性が示されているが、
世界的な株安や原油安に揺れる市場の混乱に拍車を掛ける恐れもあり、難しい判断を迫られそうだ。
高官らは金利の正常化に向けて、今年4回程度の利上げを想定している。しかし、判断の目安となる雇用は回復が続
くものの、物価は一段の原油安で低インフレが長引く可能性が指摘されている。さらに、中国の成長減速懸念や株安が
米国の景気見通しを曇らせている。
こうした市場の混乱の背景には、米国の昨年12月の9年半ぶりの利上げで世界的なマネーの流れが変化しているこ
ともある。一部専門家は、追加利上げへの警戒感から投資家がリスク回避姿勢を強めていると指摘する。
市場の安定のためには、追加利上げを遅らせる必要があるとの声が聞かれる一方で、低金利が長期化すれば、景気が
過熱し対応が後手に回るとの懸念も根強い。FRBは国内外の経済情勢と市場動向をにらみながら、慎重に次の一手を
探る構えだ。
●黒田日銀総裁、市場動揺の悪影響阻止=初のマイナス金利導入で
日本銀行は1月29日の金融政策決定会合で、初のマイナス金利政策を導入する追加金融緩和を賛成5人、反対4人
の賛成多数で決めた。黒田東彦総裁は会合後の記者会見で、
「2%の物価上昇目標をできるだけ早期に実現するために
導入する。今後必要な場合にはさらに金利を引き下げる」と強調。原油安や新興国経済の減速、株価の下落傾向などを
念頭に「デフレマインドの転換が遅れ、物価の基調に悪影響が及ぶリスクが増大している」と懸念を示し、前例のない
政策で市場の動揺を抑える姿勢を鮮明にした。
日銀はマイナス金利政策で、金融機関が日銀の当座預金に預ける新規の資金に対する金利(付利)をマイナス0.1%
(現行プラス0.1%)に引き下げることで、市場の金利全体を押し下げ、景気の底上げを促す。2月16日から適用
する。日銀の追加緩和は2014年10月末以来、1年3カ月ぶり。
現行の量的・質的金融緩和は、市場に大量の資金を供給するため、国債を年間80兆円、上場投資信託(ETF)を
同3兆円のペースでそれぞれ買い増している。黒田総裁は、マイナス金利政策について「金利全体が下がり、消費や投
資にプラスに効く」と説明。今回の政策を「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」と名付け、
「金利、量、質の三つ
の次元全てで追加緩和が可能な仕組みだ」と力説した。
決定会合後に公表した「経済・物価情勢の展望(展望リポート)
」では、原油安を踏まえ、2%物価目標の実現時期
をこれまでの「16年度後半ごろ」から、
「17年度前半ごろ」に先送りした。先送りは3回目。16年度の消費者物
価(生鮮食品除く)上昇率の見通しは前年度比0.8%(従来1.4%)に引き下げた。
●2%目標実現、また先送り=黒田日銀総裁、緩和策の限界否定
日本銀行は原油価格の大幅下落を踏まえ、デフレ脱却に向け目標に掲げる2%の物価上昇の実現時期を、従来の「2
016年度後半ごろ」から「17年度前半ごろ」に半年先送りした。実現時期の先送りは昨年4月と10月に続き3度
目。日銀が大規模金融緩和を拡充しても、目標実現は遠のくばかりだ。市場関係者の間では、金融緩和の効果に懐疑的
な見方も広がっている。
日銀は29日、異例のマイナス金利政策導入を決めた一方で、長期国債を年80兆円買い増す資産購入方針を据え置
いた。これに関連し、黒田東彦総裁は同日の記者会見で「国債買い入れなどの量的拡大が限界に達したということは全
くない」と強調。市場に資金を大量供給するための国債の大規模買い入れ策が手詰まり状態に陥ったとの見方を否定し
た。
しかし、市場では日銀の金融緩和はすでに限界に近いとの見方も強い。みずほ証券の上野泰也チーフマーケットエコ
ノミストは「日銀が今回マイナス金利に踏み込んだのは、従来の緩和路線が行き詰まったことを端的に示している」と
指摘。2%の物価上昇目標に関しても「黒田総裁の18年4月の任期までに達成するのは困難」と話す。
日銀は2%目標を早期に実現する考えを維持しているが、想定外の原油安も響き、黒田総裁が主要企業などに促して
きた春闘交渉での賃上げも勢いを欠いている。目標達成への道筋はなお視界不良の状態が続く。
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11 |
●ECB、次回3月理事会で追加緩和も=政策金利は据え置き
欧州中央銀行(ECB)は1月21日、定例理事会を開催し、金融政策の現状維持を決めた。主要政策金利を過去最
低の0.05%で据え置いたほか、現在の量的緩和政策を継続する。ドラギ総裁は会見で、3月の次回理事会で追加金
融緩和に踏み切る可能性を示唆した。
ECBは昨年12月3日の理事会で金融緩和を決定したが、その後世界的な株安や原油安が進行。ドラギ総裁は、新
興国経済の先行きや金融市場の不安の高まりを指摘し、
「
(経済の)下振れリスクが再び高まっている」との認識を示し
た。その上で「3月の次回理事会で金融政策スタンスを見直し、再考する可能性がある」と述べた。
また、上限金利の限界貸出金利を0.30%、下限金利の中銀預入金利をマイナス0.30%でそれぞれ据え置いた。
昨年12月の緩和決定からまだ日が浅いこともあり、現在の金融政策を継続し、3月の次回理事会まで経済情勢などを
見極める方針。
●ECBの債券購入増額、3月の確率は5割=トレーダー予想
欧州中央銀行(ECB)が3月の定例理事会で政策金利の一つの「中銀預入金利」のマイナス金利幅をさらに拡大す
るとみており、ECBがこの理事会で量的緩和政策における月間の債券購入額を増やす確率を五分五分と予想している。
ロイター通信が25日に行った調査で明らかになった。
ECBのドラギ総裁は先週、3月の理事会で追加金融緩和に踏み切る公算が大きいことを示唆した。
欧州の金融市場トレーダー19人を対象に実施した調査では、ECBが3月の次回理事会で月間の債券購入額を現行
の600億ユーロから増額する可能性は50%(中央値)と予想された。
昨年12月の理事会後に実施された調査では、トレーダーらはECBの債券購入が16年に増える確率を20%と予
想していた。
12月の理事会でECBは債券購入を増やさず、市場を失望させた。ECBは購入額を増やさなかった代わりに緩和
策の期間を延長し、中銀預入金利を0.1%引き下げてマイナス0.3%としていた。
今回の調査でトレーダー19人中15人は、ECBが3月に中銀預入金利をさらに0.1%引き下げると予想。先週
の調査では、トレーダー25人中14人が、今後半年以内にECBが同金利を引き下げる可能性は非常に低いと回答し
ていた。
●中国、金融緩和に手詰まり感=人民元安進行で
中国当局は、景気減速に直面しながらも、てこ入れに向けた追加金融緩和に踏み切れずにいる。緩和は通常、金利低
下による自国通貨安を招くため、一段の人民元下落を食い止めたいならば、思いとどまらざるを得ない。中国は難しい
選択を迫られている。
中国メディアなどによると、中国人民銀行(中央銀行)の張暁慧総裁補佐はこのほど開いた金融機関との会議で「人
民元レートの安定を保つため、安易に預金準備率を引き下げない」と述べ、追加緩和を急がない姿勢を示した。
預金準備率は、金融機関が預金総額のうち人民銀に預け入れを義務付けられる比率。引き下げると金融機関の貸し出
し余力が高まるため、中国では利下げと並ぶ代表的な緩和策となっている。
昨年は4回にわたり準備率が引き下げられたが、10月を最後に途絶えている。米国の追加利上げで、中国から米国
への資金流出が加速する可能性もあり、元安圧力は当面続きそうだ。人民銀は自らの追加緩和が招く元急落の事態を警
戒する。
元安が進めば投資家の心理がさらに冷え込み、中国株安に拍車が掛かる事態が予想される。2月下旬には上海での2
0カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が控えており、中国発の世界株安連鎖が再び起これば中国はメンツ
を失う。
ただ関係者によると、政府内には「元安による輸出促進で景気の下支えを図るべきだ」との元安賛成派は依然多い。
政府傘下にある人民銀がそうした声を無視できず、不本意ながらも追加緩和を選ばざるを得ない可能性は残る。
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12 |
●中国の16年成長目標、6.5-7%に=初めて幅持たせる
中国の指導部が、2016年の経済成長率目標を6.5-7.0%に定める方針であることが分かった。景気見通し
が不透明なことを受け、初めて目標に幅を持たせる。指導部に近い複数の筋が明らかにした。
目標は15年12月中旬に非公開で行われた中央経済工作会議で承認された。
15年の目標は「7%程度」で、実績は6.9%と25年ぶりの低水準だった。一部専門家は、実態はさらに低いと
指摘している。
関係筋によると、工作会議は合意形成に苦慮したという。
中国は20年までに、国内総生産(GDP)と1人当たりの所得を、10年比で2倍にする長期目標を掲げている。
今回の成長目標の下限6.5%は、長期目標を達成するために今後5年間で必要となる、最低限の水準だ。
成長目標は、3月初旬に開かれる全国人民代表大会(全人代)で発表される。目標は指導部の承認を得たものの、今
後に修正される可能性もある。
●中国・上海株式市場=1月の下落率、7年3カ月ぶりの大きさ
1月4日に発表された15年12月の中国製造業購買担当者景況指数(PMI)が市場予想を下回ったことや、人民
元安への懸念が売り材料となり急落。4日と7日は今年から導入された相場の急変時に取引を停止するサーキットプレ
ーカーが発動され、取引が打ち切られた。8日にはサーキットブレーカー制度撤回が好感され反発したが、年明け1週
間の下落率は約10%と昨夏の株価急落以降、最大の週間下落率を記録した。
しかし、その後も中国証券当局が上場企業の大株主らの持ち株売却禁止規制の継続を決定したが、この規制に抜け穴
があるとの見方が広まった。さらに、中国の景気減速懸念も根強いことから売り物が殺到。13日には終値で15年8
月26日以来、約4カ月ぶりに節目の3000を下回った。
1月後半は18日に14年12月10日以来の安値まで急落した後、19日には15年の中国国内総生産(GDP)
が25年ぶりの低い水準にとどまったことで、政府による景気刺激策への期待が膨らみ急伸、終値で3000の節目を
回復した。しかし、世界的な株安連鎖や原油安に加え、資金需要が高まる2月の旧正月を前にした資金流出懸念により、
27日は2638.3020と、14年11月28日(2622.0610)以来、1年2カ月ぶりの安値を付けた。
29日には割安感からの買い戻しで急反発したものの、1月の下落率は前月末比22.6%と、2008年10月以来、
7年3カ月ぶりの大きさとなった。
2月に入ると、薄商いの中、資源・エネルギー株がけん引役となり、2790台まで反発したが、中国の景気減速懸
念が根強いことで、上値は重かった。なお、春節(旧正月)により、2月8日-12日は休場。
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13 |
●1月の米雇用統計=勢い鈍化も回復傾向は維持
米労働省が2月5日発表した1月の雇用統計によると、景気動向を反映する非農業部門就業者数は、季節調整済みで
前月比15万1000人の増加と、前月(26万2000人増加=改定)から伸びが鈍化した。失業率は4.9%と0.
1ポイント改善し、リーマンショック前の2008年2月に並ぶ7年11カ月ぶりの低水準となった。市場予想は5.
0%。
1月の民間部門の就業者数は15万8000人増加(前月25万1000人増加=改定)
。このうち物品生産部門は
4万人増加(同5万4000人増加=同)
。内訳は鉱業・林業が7000人減少(同7000人減少=同)とマイナス
が持続し、建設業は1万8000人増加(同4万8000人増加=同)に縮小。製造業は2万9000人増加(同1万
3000人増加=同)と拡大した。一方、サービス部門は11万8000人増加(同19万7000人増加=同)
。
政府部門は7000人減少(同1万1000人増加=同)とマイナスに転じた。
平均時給は25.39ドルと前月比0.12ドル増加し、前年同月比では2.5%増加。週平均時間は34.6時間
と0.1時間増加した。
働く意欲のある人の多さを示す労働参加率は62.7%と前月から0.1ポイント上昇。半年以上の長期失業者は増
加し、フルタイム勤務を望みながらパートしか職が見つからない人は減少した。
1月の非農業部門就業者数の増加幅は、市場予想の19万人増加を下回ったが、3カ月平均では雇用の持続的回復に
必要とされる20万人台を確保。失業率は米連邦準備制度理事会(FRB)が長期目標とする水準に達しており、一定
の回復傾向を維持した。ただ、FRBは追加利上げの時期を探っているが、海外の経済減速や原油安などが米国の景気
回復や物価上昇を阻む可能性もあり、3月の連邦公開市場委員会(FOMC)に向けて、慎重に動向を見極めるとみら
れる。
▽年内の
年内の米利上げ
米利上げ確率、
確率、1月の米雇用統計受け
米雇用統計受け上昇=
上昇=発表前の
発表前の20%
20%から45
から45%
45%程度に
程度に
1月の米雇用統計を受け、米短期金利先物市場が織り込む年内の利上げ確率が上昇した。雇用者数の伸びが鈍る一方
で、賃金の伸びや失業率の改善が材料視されたという。
先物が織り込む今年12月の利上げ確率は、統計発表前の20%から45%程度に上昇した。
市場は当初、世界的に不安定な相場などを背景に米連邦準備制度理事会(FRB)が年内は利上げを見送るのではとの
観測が流れていた。今年3月の利上げ確率は依然10%程度にとどまる。
米雇用統計の
米雇用統計 の 推移
6 0 0,0 00
1 1 .0 %
4 0 0,0 00
1 0 .0 %
2 0 0,0 00
9 .0%
0
8 .0%
-2 0 0,0 00
7 .0%
-4 0 0,0 00
6 .0%
-6 0 0,0 00
-8 0 0,0 00
- 1 ,0 0 0,0 00
0 8 年1 月
非農業部門雇用者数・
非農業部門雇用者数 ・ 増減
09 年 5 月
1 0 年9 月
1 2 年1 月
13 年 5 月
失業率
1 4 年9 月
5 .0%
4 .0%
16 年 1 月
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14 |
◆白金相場概況(1月)
●NY白金は乱高下=世界経済の先行き不透明感を背景に
新年を迎えた2016年1月初旬のNY白金は、イランとサウジアラビアの外交断絶を受け、中東の地政学的リスク
の高まりを背景とした金相場の上伸になびいた買いが入り、5日には1トロイオンス=899.10ドルの高値を記録。
しかし、その後は、4日に英マークイットなどが発表した15年12月の中国製造業購買担当者景況指数(PMI)が
市場予想に反して悪化し、中国株が約7%急落したことで、世界経済成長への懸念が再燃。欧州や米国の株価も大幅に
値を下げるなかで、白金の宝飾需要後退への懸念が強まったことから売られ、21日安値811.40ドルまで下落し、
直近の安値(2015年12月3日安値825ドル)を割り込むと共に、08年12月以来、約7年1カ月ぶりの安値
をつけた。
白金は、ディーゼル自動車の排ガス除去装置の触媒など産業用需要が多く、景気の目安となる原油相場や株価の影響
を受けやすい。欧州自動車工業会(ACEA)が15日発表した2015年の欧州連合(EU)域内の新車(乗用車)
販売台数は、前年比9.3%増の1371万3526台と、2年連続でプラスとなった。排ガス不正問題に揺れる独フ
ォルクスワーゲン(VW)のシェアは低下したが、全体の販売台数は金融危機直後の2010年をやや上回る水準にま
で回復し、欧州経済が持ち直しつつあることが示された。また、21日には欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が3
月の追加金融緩和を示唆したことで欧米株が上昇すると、白金は月末にかけて買い戻される展開となった。
●東京白金=約7年ぶりの安値
1月の東京白金は上下動。世界の白金生産高の約7割を占める南アフリカ共和国の通貨ランドが対ドルで史上最安値
を更新したことや、原油価格の下落や中国経済の減速により宝飾需要や工業用需要が減少するのではないかとの懸念が
強まったことで、支持線として意識されていた16年11月30日安値3262円を割り込むと、1月21日には安値
3045円を記録し、2009年2月12日(安値3041円)以来の安値圏に値を沈めた後は月末にかけて買い戻さ
れる展開となった。世界の白金生産高の約7割を占める南アフリカ共和国の通貨ランドが対ドルで史上最安値を更新し
たことや、中国経済の減速により宝飾需要や工業用需要が減少するのではないかとの懸念が弱材料視された。
YâàâÜxá EG
15 |
◆白金相場展望
●白金は上値を試す展開に
2月の白金は値固めを試す展開を予想する。1月21日安値811.40ドルをつけた後は、米FRBの金利引き上
げ時期が先延ばしされるとの見方や、原油価格の上伸になびいた買いが入り、2月4日には、約3ヶ月ぶりに900ド
ル台を回復。相場の底打ち感が強まったことがテクニカルの買いを集め、上値を試す展開となっている。ただ、世界経
済、特にディーゼル車が普及しており工業用需要の多い欧州と、宝飾品需要の多い中国経済の先行き不透明感が払拭さ
れない限りは需要の回復は見込めないため、一段高を試すには需給面での新規の支援材料が必要と考えられる。
1月21日に欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が講演で、成長減速や低調なインフレ見通しを理由に、3月に政
策スタンスを見直さざるを得ないと表明。今後数カ月以内に追加緩和が恐らく行われるという、強いシグナルとなり、
対ユーロのドル相場と株価が押し上げられると、白金価格も上伸。2月4日にも総裁は、ドイツ連邦銀行(中央銀行)
で開いた記者会見で、インフレは極端に低く、様子見は持続的な信頼感喪失につながる恐れがあるため、早まって対処
するよりも、遅れて対処する方がリスクも大きいと警告しており、3月のECB定例理事会でなんらかの金融緩和を行
うとの見方が強まっており、欧州経済回復への期待感の強さは白金価格を支援する。
中国経済の失速懸念は強く、中国人民銀行(中央銀行)からも2月4日、2016年の同国経済成長率が6.5%前
後と、15年の6.9%から大幅に減速するとの見通しが示されている。中国の国家発展改革委員会は16年の成長率
目標を6.5~7.0%程度にする方針を示しており、この目標の下限まで鈍化するとの厳しい予測となっている。
なお、米国経済が回復に向かった場合は需要増加が見込まれる一方、失速しても、米連邦準備制度理事会(FRB)
が年4回を予定している追加利上げ観測を後退させ、金価格を上伸させるため、白金価格への影響は限られる。
供給面では、南アフリカ共和国で操業する白金大手ロンミンが1月28日、人員整理に引き続き取り組み、2016
年に7億ランドのコスト削減を行うと発表した。相場低迷による打撃が一段と深刻化していることが背景。同社は15
年10~12月に5000人余のリストラを行い、人件費1億9400万ランド(1180万ドル)を圧縮している。
また、英資源大手アングロ・アメリカン傘下で、南アフリカの白金生産世界最大手アングロ・アメリカン・プラチナム
(アムプラッツ)が8日発表した2015年決算によると、売上高は前年比7.6%増の598億2900万ランド(約
4400億円)
、純損益は121億2500万ランドの損失(前年は6億2400万ランドの利益)と、大幅な赤字を
計上。価格下落に伴う鉱山会社の生産規模縮小が、本格化し始めている。
1月21日、ダボスで開催された世界経済フォーラムにおいて南アのロブ・デービス貿易産業相は、2016年中に
白金の高付加価値化の経済特区を設置すると発言。2014年9月にも同大臣は白金を使用する宝飾品、触媒コンバー
タ、燃料電池等の産業育成を目的としてルステンバーグ地域に経済特区を設置すると発表していたが、その後動きは見
られなかった。しかし、南ア政府が白金産業にテコ入れを行うのならば、今後の風向きが変わってくる可能性もあるが、
鉱山会社の苦境は当面続きそうだ。
YâàâÜxá EG
16 |
◆白金需給動向
●世界の自動車販売台数
▽米国=
米国=5カ月ぶりのマイナス
ぶりのマイナス、
マイナス、大雪が
大雪が影響
米調査会社オートデータが2月2日発表した、1月の米新車販売台数は前年同月比0.3%減の114万8057台
と、5カ月ぶりに前年実績を下回った。前年より2営業日少なかったほか、月後半に東海岸が大雪に見舞われたことが
響いた。ただ、需要は底堅さを維持しており、季節要因を調整した年換算では1758万台と前年を上回った。業界関
係者の間では2016年も1750万台程度に達するとの予測が目立っており「1月は堅調な出足となった」との声が
聞かれた。
また、排ガス不正を受け一部車種を販売停止している独フォルクスワーゲン(VW)は、
「VW」ブランドが前年同
月比14.6%減の2万0079台と、3カ月連続で前年割れした。
米国の
米国 の 新車販売台数の
新車販売台数 の 推移
20 0
30%
新車販売台数(
新車販売台数 ( 単位:
単位 : 万台 )
前年同月比
15 0
20%
10 0
10%
50
0%
0
-10%
15 年 1 月
15 年 3 月
15 年 5 月
15 年 7 月
15 年 9 月
15 年 11 月
16 年 1 月
▽日本=
日本=13カ
13カ月連続の
月連続のマイナス
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会が2月1日発表した、2016年1月の国内新車販
売台数(軽自動車含む)は前年同月比4.6%減の38万2876台と、13カ月連続で前年同月を割り込んだ。普通
乗用車などの「登録車」はわずかに増えたが、15年4月の軽自動車税増税の影響が残る軽は2桁減が続き、合計では
マイナスとなった。
登録車は、0.2%増の23万7661台と、4カ月連続のプラス。しかし、自販連は「本格的回復とは言えない。
消費税増税に伴う反動減の影響からまだ脱していない」とみている。トヨタ自動車の新型「プリウス」に受注が集中す
る一方、市場全体では盛り上がりを欠いているようだ。軽は11.6%減の14万5215台と、13カ月連続のマイ
ナスだった。
80
20%
日本の
日本 の 新車販売台数の
新車販売台数 の 推移
60
新車販売台数 ( 単位 : 万台 )
前年同月比
10%
40
0%
20
-10%
0
-20%
15 年 1 月
15 年 3 月
15年
15 年 5 月
15 年 7 月
15 年 9 月
15 年 11 月
16 年 1 月
YâàâÜxá EG
17 |
▽中国=
中国=15年
15年の新車販売、
新車販売、3年ぶりの低
ぶりの低い伸び
中国自動車工業協会が1月12日発表した、2015年の新車販売台数は前年比4.7%増の2459万7600台
と、過去最高を更新して7年連続で世界一の座を確保したが、景気減速を受けて、3年ぶりの低い伸びにとどまった。
15年は8月までは5カ月続けて前年の水準を下回った。事態を深刻に受け止めた政府が10月、小型乗用車減税に踏
み切ったことで、新車販売は急回復。通年でマイナスに陥る事態を辛うじて回避した。
乗用車は7.3%増の2114万6300台。このうち、人気急上昇中のスポーツ用多目的車(SUV)は52.4%
増の約622万台と、セダン型が主流の中国乗用車市場で全体の約3割に膨らんだ。
一方、排ガス不正問題を抱えるドイツのフォルクスワーゲン(VW)はグループ全体で3.4%減。中国では不正問
題に対する消費者の関心は薄く、販売への影響は軽微にとどまっている。
同協会は16年の新車販売台数を6%増と予想。乗用車が同年末まで続く減税に支えられるためと分析している。た
だ、業界関係者からは、減税による販売増は「需要の先食いにすぎない」といった見方もあり、先行きを懸念する声も
出ている。
中国の
中国 の 新車販売台数の
新車販売台数 の 推移
新車販売台数(
新車販売台数 ( 単位:
単位 : 万台)
万台 )
前年同月比
3 00
2 80
2 60
2 40
2 20
2 00
1 80
1 60
1 40
1 20
1 00
35 %
30 %
25 %
20 %
15 %
10 %
5%
0%
-5 %
-1 0 %
-1 5 %
14 年 12 月
15 年 2 月
15 年 4 月
15 年 6 月
15 年 8 月
15 年 10 月
15年
15 年 12 月
▽インド=
インド=15年
15年の乗用車販売、
乗用車販売、過去最高
インド自動車工業会が1月11日発表した、2015年の国内乗用車販売台数は前年比7.9%増の277万274
5台と過去最高を記録。自動車購入ローンの金利低下や、燃料価格が安く推移したことが寄与した。
自動車工業会の幹部は「16年も競争激化で各社の明暗が分かれる」と指摘する一方、
「全体では10%増を見込め
る」と強気の見方を示した。15年12月の国内乗用車販売台数は前年同月比10.5%増の23万960台。
インドの
インドの 新車販売台数の
新車販売台数 の 推移
30
40%
25
30%
20
20%
15
10%
10
0%
新車販売台数 ( 単位:
単位 : 万台)
万台 )
前年同月比
5
-10%
14 年 12 月
15 年 2 月
15 年 4 月
15 年 6 月
15 年 8 月
15 年 10 月
15 年 12 月
YâàâÜxá EG
18 |
▽EU=15
EU=15年
15年の欧州新車販売、
欧州新車販売、2年連続の
年連続のプラス
欧州自動車工業会(ACEA)が1月15日発表した、2015年の欧州連合(EU)域内の新車(乗用車)販売台
数は前年比9.3%増の1371万3526台と、2年連続でプラスとなった。
シェアトップの独フォルクスワーゲン(VW)は6.1%増にとどまり、市場全体の伸びを下回った。シェアは24.
6%と0.8ポイント低下した。
全体の販売台数は金融危機直後の2010年をやや上回る水準にまで回復した。ただ、ACEAは「上向きの傾向に
あるものの(危機前に比べ)まだ低調だ」と慎重な見方を示した。
15年12月は前年同月比16.6%増の110万9927台。
欧州の
欧州 の 新車販売台数の
新車販売台数 の 推移
180
160
18%
新車販売台数 ( 単位:
単位 : 万台)
万台 )
前年同月比
140
120
100
16%
14%
12%
10%
80
60
40
8%
20
0
2%
6%
4%
0%
14 年 12 月
15 年 2 月
15 年 4 月
15 年 6 月
15年
15 年 8 月
15 年 10 月
15 年 12 月
●田中貴金属=15年の白金地金販売量は過去最高
田中貴金属工業は1月20日発表した、2015年の資産用プラチナ(白金)地金の取扱量は、前年比3.6倍の1
万6732キログラムと過去最高を更新。価格が年間を通じておおむね下落基調となり、値頃感から買われた。
白金地金は、中国経済の減速懸念やドイツ自動車大手フォルクスワーゲンのディーゼル車排ガス不正問題などを背景
に需要減少懸念が強まったのを受け、年間国内平均価格は前年比554円安の4205円と大きく下落。12月には3
367円の年間最安値を付けた。15年1月19日に約1年9カ月ぶりに金価格を下回って以降、価格差は広がってい
る。価格下落で販売量は急増する一方、買い取り量は前年比44.4%減の2305キログラムとほぼ半減した。
●白金大手ロンミン、人員整理でコスト削減=相場低迷が深刻
南アフリカで操業する白金大手ロンミンは1月28日、人員整理に引き続き取り組み、2016年に7億ランドのコ
スト削減を行うと発表した。相場低迷による打撃が一段と深刻化していることが背景。同社は15年10-12月に5
000人余のリストラを行い、人件費1億9400万ランド(1180万ドル)を圧縮した。
●白金世界最大手アムプラッツ、15年は大幅赤字=評価損計上が圧迫
英資源大手アングロ・アメリカン傘下で、南アフリカの白金生産世界最大手アングロ・アメリカン・プラチナム(ア
ムプラッツ)が2月8日発表した2015年決算によると、売上高は前年比7.6%増の598億2900万ランド(約
4400億円)
、純損益は121億2500万ランドの損失(前年は6億2400万ランドの利益)と、大幅な赤字を
計上した。
主力のルステンブルク鉱山などにおける評価損が102億4200万ランドに達し、業績を圧迫した。一方で生産量
は、14年に5カ月間続いた長期ストの影響が剥落したこともあり、30%増の246万オンス(76.5トン)とな
った。
YâàâÜxá EG
19 |
●投資需要
▽南アフリカの
アフリカの白金ETF
白金ETF
南アフリカのアブサ・キャピタルの白金上場投資信託(ETF)
、ニュー・ゴールド・プラチナム(ニュープラット)
の現物保有高は、2月8日現在で15年12月末比1.39トン減少の28.27トンと、2014年3月10日(2
8.27トン)以来、1年11カ月ぶりの低水準。
単位:
単位 : トン
単位:
単位 : ドル
南 ア 白金ETF
白金 ETF現物保有量
ETF 現物保有量と
現物保有量 と NY白金価格
NY 白金価格の
白金価格 の 推移
1050
40
南 ア 白金ET
白金 ET F
NY白金価格
NY 白金価格
35
1000
30
950
25
900
20
850
800
15
15/10/01
15/10/27
15/11/20
15/12/16
16/01/14
16/02/08
▽NYの
NYの白金ETF
白金ETF
ニューヨーク証券取引所(NYSE)で上場されている、英国のETFキュリティーズの子会社が運営する白金ET
F「ETFフィジカル・プラチナム・シェアーズ」の現物保有量は、2月8日現在で15年12月末比0.31トン減
少の14.09トン。
▽米CFTC
米商品先物取引委員会(CFTC)が発表したNY白金の建玉報告によると、原油相場の反発や南アフリカの供給不
安などで買い玉が増える場面もあったが、中国の景気減速懸念や原油相場の反落などで売り玉も増えたことで、今年1
月のファンドの買い越しポジションは2万-2万3000枚(30トン台前半)での推移となった。
15
60
NY白金買
NY白金買い
白金買い越し残高
50
14
NY白金
NY白金ETF
白金ETFの
ETFの現物保有量推移
13
40
30
20
12
10
単位:
単位:トン
単位:
単位:トン
11
15/11/02
0
15/12/03
16/01/06
16/02/08
15/10/06
15/11/17
15/12/29
16/02/02
YâàâÜxá EG
20 |
◆外部要因
●中国
▽15年
15年の中国貿易総額=
中国貿易総額=6年ぶりマイナス
ぶりマイナス
中国税関総署が1月13日発表した2015年の同国貿易総額は、前年比8.0%減の3兆9586億4400万ド
ル(約468兆円)となった。国内の景気減速による輸入減少などで、リーマンショックの影響を受けた09年以来、
6年ぶりに前年水準を下回った。政府は6%増の目標を設定していた。
輸出は2.8%減、輸入は14.1%減だった。輸入の落ち込みは中国が世界からモノを購入する勢いが衰えている
ことを意味し、世界経済の下押し要因となりかねない。
中国の高度経済成長を支えてきた輸出が低迷しているのも不安要因。即効性のあるてこ入れ策は自国通貨の切り下げ
による輸出競争力向上で、
「最近の対ドルでの人民元安は当局の誘導では」との見方が出ている。
最大の貿易相手である欧州連合(EU)との貿易額は8.2%減少。日本とは10.8%減と2桁の落ち込みとなっ
た。米国とは0.6%増と辛うじてプラスを確保した。
輸出から輸入を差し引いた15年の貿易収支は約5945億ドルの黒字だった。
▽1月の中国製造業PMI、
中国製造業PMI、49
PMI、49.
49.4=景況感3
景況感3年5カ月ぶり低水準
ぶり低水準
中国国家統計局が2月1日発表した1月の製造業購買担当者景況指数(PMI)は、49.4と前月から0.3ポイ
ント悪化し、2012年8月以来3年5カ月ぶりの低水準となった。景気判断の分かれ目の50を下回ったのは6カ月
連続。景気減速で需要は低迷しており、政府は今年、公共投資の拡大などで製造業のてこ入れを急ぐ。
製造業PMIを構成する各指数のうち、受注指数は0.7ポイント低下の49.5と50を割り込んだ。統計局は「需
要が減退している」と説明した。政府は鉄鋼やセメント、造船など、過剰生産設備を抱えて苦しむ業界の整理を加速さ
せる方針だ。
企業規模別で見ると、小規模企業が前月比で改善したものの、大企業、中規模企業ともに0.6ポイント低下。政府
は既に減税などを通じた生産コスト軽減で企業を支援する意向を示している。
1月は製造業にとどまらず、習近平指導部が経済成長の新たな原動力と期待するサービス業でも、陰りが見え始めた。
統計局が発表した非製造業PMIは53.5と引き続き50を上回りながらも、前月から0.9ポイント悪化した。
中国PMI
中国 PMIの
PMI の 推移
52 .0
51 .5
51 .0
50 .5
50 .0
49 .5
50が
50が 製造業の
製造業 の 拡大・
拡大 ・ 縮小の
縮小 の 分岐点
49 .0
1 3 年1 月
1 3 年7 月
1 4 年1 月
1 4 年7 月
1 5 年1 月
1 5 年7 月
1 6 年1 月
▽1月財新・
月財新・中国製造業PMI、
中国製造業PMI、48
PMI、48.
48.4に上昇=
上昇=11カ
11カ月連続50
月連続50割
50割れ
英調査会社マークイットと中国メディア「財新」が2月1日発表した1月の製造業購買担当者景況指数(PMI)は
48.4と、前月(48.2)から上昇した。市場予想(48.0)も上回った。ただ、11カ月連続で景気判断の分
かれ目の50を下回った。
YâàâÜxá EG
21 |
▽15年
15年の中国GDP=
中国GDP=25
GDP=25年
25年ぶり低
ぶり低い伸び、目標届かず
目標届かず
中国国家統計局が1月19日発表した2015年の国内総生産(GDP)は、物価変動の影響を除いた実質ベースで
前年比6.9%増にとどまった。1989年の天安門事件の影響で経済が冷え込んだ90年以来、25年ぶりの低い伸
び。政府が設定した7%の目標にも届かず、2年連続で異例の目標割れとなった。
2014年の成長率は7.3%で、同年の目標だった7.5%を下回った。習近平指導部は20年までにGDPと所
得を10年比で倍増させる計画。そのためには16-20年の5年間、年平均成長率を最低でも6.5%に保つ必要が
ある。
しかし、景気減速に歯止めがかからず、今後、成長率が急激に落ち込む懸念は拭えない。このところの中国株安、人
民元安を受け、先行き不安を感じた投機筋は資金の国外逃避を急いでいる。
政府は公共投資拡大や減税などで景気下支えを続けているものの、新車販売が急回復した以外は目立った効果が見ら
れない。過剰生産設備を抱える造船、鉄鋼メーカーでは倒産も起き始めた。
習指導部は、深刻な大気汚染を招いた高度成長から、安定成長への移行には、経済構造転換が必要との立場。今年は
赤字続きの鉄鋼メーカーなどを整理する方針を決めている。だが、雇用不安は避けなければならず、難しい経済運営を
迫られる。
15年10-12月期の成長率は前年同期比6.8%と前期の6.9%から減速。15年は鉱工業生産が前年比6.
1%増、小売売上高は10.7%増、幅広い投資動向を示す都市部固定資産投資は10.0%増と、いずれも14年の
伸びを下回った。
中国の
中国 の 国内総生産(GDP)
国内総生産 (GDP)の
(GDP) の 推移
12%
11%
10%
9%
8%
7%
6%
08Q1
09Q1
10Q1
11Q1
12Q2
13Q1
14Q1
15Q1
15Q4
▽15年
15年の中国物価上昇率=
中国物価上昇率=6年ぶり低水準
ぶり低水準
中国国家統計局が1月む9日発表した2015年の消費者物価指数(CPI)上昇率は、前年比1.4%にとどまり、
リーマンショックの影響でマイナスだった09年以来、6年ぶりの低い水準となった。景気減速に一向に歯止めがかか
らない中、デフレに陥るとの懸念が高まりそうだ。
中国のCPIは11年に5.4%上昇。高度経済成長に伴いインフレ圧力が強かった。しかし、12年からは国内外
の景気減速を受けて3年連続で2%台の低い伸びを記録した。政府は15年、上昇を3%程度にすることを目標にして
いた。
企業需要を反映する15年の卸売物価指数(PPI)は5.2%低下。4年連続のマイナスで、低下幅は09年以来
の大きさとなった。
YâàâÜxá EG
22 |
●米国
▽米GDP、0
GDP、0.7%増に減速=
減速=在庫・
在庫・設備投資や
設備投資や輸出、
輸出、消費縮小―
消費縮小―10月
10月-12月期
12月期
米商務省が1月29日発表した2015年10月-12月期の実質GDP(国内総生産)速報値は、季節調整済み年
率換算で前期比0.7%の増加となった。在庫投資の縮小のほか、輸出や設備投資の減少、消費支出の抑制が響き、前
期の2.0%増から減速、15年1月-3月期(0.6%増)以来3期ぶりの低い伸びとなった。市場予想は0.8%
増で、これも下回った。
在庫調整の要因が大きいが、海外の景気減速やドル高、原油安が成長の重しとなっていることが改めて示された。た
だ、米連邦準備制度理事会(FRB)は、景気は今後緩やかに拡大すると見込んでおり、国内外の情勢を見極めながら
追加利上げの時期を探る方針だ。
GDPの7割を占める個人消費は2.2%増(前期3.0%増)に伸びが鈍化。自動車などの耐久財は4.3%増(同
6.6%増)
、衣料など非耐久財は1.5%増(同4.2%増)
、サービスは2.0%増(同2.1%増)といずれも伸
び悩んだ。
在庫積み増し幅は前期の855億ドルから686億ドルに縮小した。
住宅投資は8.1%増(同8.2%増)と堅調な伸びを維持。一方、設備投資は1.8%減(同2.6%増)で、原
油安を背景に鉱業部門が大幅に落ち込んだ。設備投資がマイナスに転じるのは3年1期ぶり。
輸出は2.5%減(同0.7%増)と3期ぶりのマイナス。ドル高や海外の需要減が影響した。輸入は1.1%増(同
2.3%増)と縮小。輸出から輸入を差し引いた純輸出マイナス幅は前期の5461億ドルから5665億ドルに拡大
した。
政府支出・投資は0.7%増(同1.8%増)
。このうち連邦政府は2.7%増(同0.2%増)に伸びたが、州・
地方政府が0.6%減(同2.8%増)とマイナスに転じた。
インフレ関連指標では、個人消費支出(PCE)物価指数が0.1%上昇(同1.3%の上昇)と伸び率が大幅に縮
小。エネルギーと食料品を除いたコアは1.2%上昇(同1.4%の上昇)だった。GDPデフレーターは0.8%上
昇(同1.3%上昇)した。
米国内総生産(GDP)
米国内総生産 (GDP) の 推移
6%
4%
2%
0%
- 2%
- 4%
- 6%
- 8%
- 1 0%
08Q1
09Q1
10Q1
11Q1
12Q1
13Q1
14Q1
15Q1
15Q4
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23 |
●世界経済
▽16年
16年の世界成長率、
世界成長率、3.4%に下方修正=
下方修正=新興国下振れ
新興国下振れ、米利上げも
米利上げもリスク
げもリスク
国際通貨基金(IMF)は1月19日、世界経済見通しを発表し、2016年の世界全体の成長率を3.4%と、1
5年10月時点の予想から0.2ポイント下方修正した。中国減速に伴う貿易停滞が足かせとなり、ブラジルなど新興
国が下振れした。米国の追加利上げなどをリスクに挙げ「克服できなければ世界経済は成長路線から外れる」と警告し
た。
IMFは、日本の16年の成長は財政措置と金融緩和、原油安により安定するとみて、前回予想の1.0%を据え置
いた。一方、17年は、同年4月予定の消費税増税の影響などを念頭に0.3%に下方修正した。
米国については、ドル高が製造業の輸出に逆風となることや原油安によるエネルギー投資減少を懸念し、16年の見
通しを2.6%に引き下げた。また追加利上げがドル高や市場の混乱を招く可能性に言及した。一方、ユーロ圏は民間
消費が拡大するとみて、1.7%に上方修正した。
中国の減速はおおむね「予想通り」と指摘し、16年見通しの6.3%を据え置いたが、輸出入急減や金融市場の混
乱を通じ、他地域に影響が広がると警告した。一方、ブラジルは国営石油会社ペトロブラスをめぐる汚職で混乱が続く
とみて、大幅に見通しを引き下げた。ロシアも下方修正した。
IMFのオブストフェルド主任エコノミストは「世界経済の不確実性が増し、市場の変動を引き起こす」と懸念を示
し、各国に成長につながる財政、構造改革を促した。
■IMF・
IMF・世界経済見通し
世界経済見通し
最新予想
2016
2017
世界
3.4
3.6
先進国
2.1
2.1
新興国
4.3
4.7
米国
2.6
2.8
ユーロ圏
1.7
1.7
ドイツ
1.7
1.7
フランス
1.3
1.5
日本
1.0
0.3
英国
2.2
2.2
ロシア
0.1
1.7
中国
6.3
6.0
インド
7.5
7.5
ブラジル
-3.5
±0
(注)実質GDP伸び率、単位=%
15 年 10 月予想からの変化
2016
-0.2
-0.1
-0.2
-0.2
+0.1
0.1
-0.2
±0
±0
-0.5
±0
±0
-2.5
2017
-0.2
-0.1
-0.2
-0.2
±0
0.2
-0.1
-0.1
±0
-0.3
±0
±0
-2.3
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24 |
◆原油相場概況(1月)
●NY原油=後半にかけて買い戻される格好
1月のNY原油市場は、後半にかけて買い戻される格好。
前半は概ね右肩下がりの相場展開。年明けから、中国経済をめぐる懸念により上海総合指数が急落。これをきっかけ
に世界的に株安が進行したことが圧迫要因となった。サウジアラビアとイランの関係悪化を受けて買われる場面もあっ
たが長くは続かず、世界的な株安と根強い供給過剰感などを背景に売り優勢の流れは継続。中国経済減速懸念により、
世界有数の原油消費大国である同国のエネルギー需要が低迷するとの見方も下げ足を強め、12日の取引では2003
年12月2日以来およそ12年ぶりに30ドルの節目を割り込んだ。
後半は上下に振れる値動き。18日に核合意により欧米などのイラン制裁解除が決定され、イランの原油生産増加期
待が高まったため、世界的な供給過剰感に拍車がかかるとの見方が広がる格好。20日の取引では26.19ドルの安
値を付け、03年5月上旬以来の安値圏へと大きく水準を切り下げた。しかしその後は、年明けから10ドル超も下落
していることで売られ過ぎ感が高まったほか、欧州中央銀行(ECB)の追加緩和期待から欧米株価が急伸したことや、
米東海岸の広い範囲で寒冷な気温と暴風雪にさらされたことも相場を支援。加えて、石油輸出国機構(OPEC)加盟
国とOPEC非加盟国が協調減産に動くとの観測が浮上したことから買い戻す向きがますます多くなり、月末には35
ドルの節目を試す水準へと上昇した。
1月の東京石油市場は、海外原油相場や為替の乱高下に振り回される格好。中国経済の減速懸念などから為替が大き
く円高に振れたことや、海外相場の下落トレンドに追随し、東京原油先限は2004年4月8日以来およそ11年9カ
月ぶりに2万円の大台を一時割り込んだ。しかしその後は、海外相場の下落トレンドが一服したことや、為替の円高基
調も落ち着きを取り戻したことから買い戻される格好。東京原油先限は1月前半の急落分を半分以上取り戻した。
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25 |
◆原油相場展望
●2月の展望=NY原油、安値を試す展開に
▽NY原油
NY原油
2月に入ってからのNY原油市場は再び売り優勢の流れ。中国の景気減速懸念が根強く、同国のエネルギー需要が低
迷するとの見方が相場を圧迫したほか、OPEC加盟国と非加盟国による協調減産観測が後退したことも売り材料視さ
れる格好。途中、対ユーロでドルが急落したことで買い戻しが膨らむ場面もあったが、その後は再び売り物が先行。8
日の取引では再度30ドルの節目を割り込んだ。
1月後半から原油相場を支え続けてきた協調減産観測は、2月に入ってから急速に後退。ロシアやOPEC当局者か
らはっきりとした姿勢が示されず、米金融大手ゴールドマン・サックスの分析も減産観測が後退する要因となった。こ
れに加え、中国経済の先行き不透明感や、世界的な供給過剰感の根強さも踏まえると、2月のNY原油相場は比較的軟
調に推移すると予想。今後の材料次第では、概況で述べた1月20日安値を再度試す可能性もある。
▽東京原油
2月の東京石油市場は、海外原油相場が再度軟調地合いとなったほか、為替がNY連銀のダドリー総裁の発言などを
受けて大きく円高に振れたことに圧迫される格好。東京原油先限は再び2万5000円の節目から下放れる展開となっ
ている。海外相場が再び下値を試す値動きとなっている上に、為替が115円台に突入するなど円高の流れが止まって
おらず、今後もこうした流れが続くようなら、2月の東京石油市場は3品ともに下値を模索する展開になると思われる。
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26 |
◆原油需給動向
●対イラン経済制裁解除も、懸念材料は燻る
欧州連合(EU)のモゲリーニ外交安全保障上級代表(外相)は1月16日、ウィーンの国際原子力機関(IAEA)
本部内でイランのザリフ外相と共同記者会見し、欧米などによる対イラン経済制裁の解除を発表。イランの国際社会復
帰に弾みがついた。原油と天然ガスが豊富なイランには西側諸国の関心が高く、ドイツなど欧州各国の閣僚がイランを
訪問し関係強化に動いてきた。ケリー米国務長官も同日記者会見し「イラン核武装の恐れがなくなれば、国際社会はシ
リア危機を含む中東地域の他の問題に一層取り組むことができる」と述べた。
欧米がイラン核問題を受けた経済制裁の解除を決めたことは、国際協調路線を掲げて2013年8月に就任したイラ
ンのロウハニ大統領にとって最大の外交成果となった。ロウハニ大統領は17日の国会演説や記者会見で、制裁解除に
つながった欧米側との核合意について「イランの歴史における黄金の1ページだ。地域問題解決の手本になる」と強調。
外国からの投資活性化による経済再生への強い期待を表明した。
一方、最近の原油価格下落により、イラン政府が当初期待していたほどの歳入増加は見込めず、経済を活性化させる
効果は限定的との見方も強い。イラン産原油の供給増で原油相場が一段と下落すれば、年明けに国交断絶に至るなどイ
ランと緊張関係が続くOPECの盟主サウジアラビアの財政悪化に拍車が掛かり、両国関係のさらなる悪化を招く恐れ
もあるなど、懸念材料は燻っている。
欧米など6カ国とイランは昨年7月、イラン核問題の解決に向けた措置で最終合意。イランは合意に沿って、ウラン
濃縮に使う遠心分離機の大幅削減や、保有する低濃縮ウランのロシアへの搬出を進めてきた。IAEAは同日、イラン
の義務履行を確認。欧米側は経済制裁を発動した一連の国連安保理決議を終了した。
●OPEC加盟国と非加盟国の協調減産、実現の可能性は「非常に望み薄」
石油輸出国機構(OPEC)加盟国ベネズエラのマドゥロ大統領は1月22日、OPEC非加盟国で主要産油国のロ
シアと協力して原油価格の安定に取り組むことでプーチン露大統領と合意したと発表。これを切っ掛けに、市場ではO
PEC加盟国と非加盟国が協調減産に動くのではないか、との観測がにわかに浮上した。
25日にOPECのバドリ事務局長が「全ての主要な原油生産者が過剰在庫問題を解決するために話し合いの席に着
くことが不可欠だ」と訴えたほか、翌26日にはイラクのアブドルマハディ石油相が「サウジアラビアとロシアが供給
過剰解消での協調に向けて柔軟姿勢を示している」と語るなど、協調減産に対する期待感がますます高まる格好。原油
相場を動意付かせる要因となった。
しかしその後は協調減産をめぐる情報が錯綜。ロシアの複数のメディアがOPECとロシアが協調減産について話し
合う方針を固めたと報じた一方で、ロシアの大統領報道官は協調減産に応じる可能性について結論を出すのは時期尚早
との見方も示すなど、官民で情報が一致しない。OPEC側でも、ベネズエラをはじめイラクやカタールなども協調減
産に協力姿勢を示す一方、経済制裁により原油生産が停滞していたイランでは増産計画が打ち出されており協調減産に
反対するなど、足並みは揃っていない。
こうした中、米金融大手ゴールドマン・サックスは2月1日、OPEC加盟国とロシアなどのOPEC非加盟国の協
調減産は「非常に望み薄」だと分析。同社は「我々は減産が実現するとは予想していない。世界経済の成長が現在の水
準から著しく鈍化するなら話は別だが、我々のエコノミストはそうした状況を予想していない」と述べた。
また、2日にOPEC代表筋がOPEC加盟国とロシアなどの非加盟国との協議日程は決まっていないと明言したほ
か、翌3日にはロシアのOPEC担当ウラジミール・ウォロンコフ氏も、OPECと非加盟国が原油生産について近く
協議する公算は小さいとの見解を示しており、こうした背景から協調減産観測は後退しつつある。
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27 |
●1月のOPEC原油生産、イラン増産で過去最高を更新
ロイター通信が1月29日公表した調査結果によると、1月のOPEC加盟国の原油生産量は日量3260万バレル
と昨年12月(3231万バレル)から増加し、過去最高を更新したことが明らかとなった。調査結果によると、欧米
による経済制裁の解除を受けたイランが生産を拡大させたほか、サウジアラビアやイラクも増産した。
イランは経済制裁前に、日量400万バレル近い産油量を誇ったが、現在は290万バレル程度に落ち込んでいるた
め、当局者らは制裁前の水準回復を目指す意向を示している。ジャバディ石油次官は「イランは制裁解除後、日量50
万バレルの増産が可能だ。増産の指示を18日付で出した」と語った。次官はイラン国営石油会社(NIOC)最高経
営責任者(CEO)を兼務する。
また、イラン石油省傘下のシャナ通信が石油担当の政府高官の話として30日報じたところによると、同国は南西部
の北アザデガン油田とヤダバラン油田の拡張事業の完了を受けて、原油生産能力を日量16万バレル引き上げる方針だ
という。NIOC傘下の石油エンジニアリング開発会社(PEDEC)の幹部は、この油田2カ所は操業可能であり、
2月26日の議会選挙の後で正式に始動する準備ができていると語った。
ロシアやOPEC加盟国の一部からは協調減産を訴える声が上がっているが、上記のようにイランが増産体制を強化
していることから、協調減産について懐疑的な見方は根強い。コメルツバンクのアナリスト、バーバラ・ランブレヒト
氏は「本格的な減産はまだほど遠い」などと指摘した。
●ソ連崩壊後の最高を更新し続けるロシアの産油量
ロシアのエネルギー省は1月2日、2015年の原油・ガスコンデンセート生産(暫定値)が日量1073万バレル
(5億3400万トン)超だったと発表。中小石油会社の増産で14年の同1058万バレルを上回り、ソ連崩壊後の
最高を更新した。15年12月は同1083万バレル(4578万2000トン)と同年11月の同1078万バレル
(4411万5000トン)を上回った。
ロシアによる増産は、石油会社が通貨ルーブル安に伴う低コストを好機としてとらえていることを示している。エネ
ルギー省は、ロシア全体の生産の過半数を占める西シベリアで古い油田が枯渇するため、15年の産油量が5億250
0万トンに減ると見込んでいたが、バシネフチなどの中規模石油会社が増産したほか、国営天然ガス独占企業のガスプ
ロムがガスコンデンセート生産を増やした。
また、2月2日に発表した1月の原油・ガスコンデンセート生産は日量平均1088万バレル(暫定値)と、旧ソ連
崩壊後の最高を再度更新した。15年12月は1080万バレルに改定された。OPECとの協調減産への動きが注目
される中、ロシアは生産を増やして世界的な供給過剰を拡大させていたことが裏付けられた格好となった。
ただ、ロシアのメドベージェフ首相は原油価格の大きな下落を通じて予算を実行する上で深刻なリスクが生じつつあ
るとして歳出削減を求めているほか、エネルギー省高官も石油価格がバレル当たり20ドルの水準に下落した場合、ロ
シアの石油会社で持ちこたえることができる企業はないと述べており、原油安によるロシア経済危機はさらに深刻化し
かねないため、今後も産油量が増加し続けるかどうかは不透明な面もある。
●3月の米シェールオイル生産、昨年9月以来の日量500万バレル割れへ=EIA予測
米エネルギー情報局(EIA)が2月8日発表したリポートによると、3月のシェールオイル生産見通しは日量49
2万バレルと、前月比約9万3000バレル減少して、2014年9月以来1年半ぶりに日量500万バレル割れとな
る見通しだ。生産減は8カ月連続となる。14年以降に原油価格が70%超下落したことが背景。
地域別では、ノースダコタ州のバッケンの生産が2万5000バレル減の日量110万バレルで、9カ月連続のマイ
ナス。新規開発油田の掘削リグ1基当たり産油量は2バレル増の日量737バレルと過去最高を記録する反面、14年
2月以来の低い伸びとなる見込み。
テキサス州南部のイーグルフォードの生産は5万バレル減の日量122万バレルと、13年12月以来の低水準にと
どまる見込み。新規開発油田のリグ1基当たり産油量は8バレル増の日量812バレルと同じく過去最高に上るものの、
14年11月以来の低い伸びが予想されている。
ウエストテキサスとニューメキシコ州にまたがるパーミアン盆地は、月間の生産の伸びが日量1000バレルと、5
月以来の低い水準にとどまる見込み。米国最大規模のシェール層とされる同盆地の産油量は底堅い。新規開発油田のリ
グ1基当たり産油量は2バレル増の日量432バレルと見込まれている。
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◆大豆相場概況(1月)
●シカゴ大豆=一時は1カ月ぶりの高値
年明け4日のシカゴ大豆は、中国株式市場が低調な製造業PMIを受けて急落したため、同国の需要が落ち込むとの
観測から売り物が膨らみ、860セントの節目を割り込んだ。ブラジル産の豊作観測も相場を圧迫し、6日には852.
00セントまで下落、15年11月23日以来の安値圏に値を沈めた。その後は、中国向けの大口成約や米農務省(U
SDA)需給報告を控えたポジション調整の買い物に支えられ、860セント付近での値動きが続いた。
12日の米需給報告で生産高見通しが市場予想を下回ったほか、同時に発表された四半期在庫報告も市場予想に届か
なかったため、ファンド筋の買いが膨らむ格好となり、一時881.25セントまで買い進まれた。その後は、中国の
景気刺激策への期待が浮上し、同国の買い付け再開への思惑のほか、ブラジルの一部産地での降雨による収穫作業の遅
延が支援材料となり、19日には888セントまで上昇、昨年12月23日以来の高値を付けた。
ブラジルの生産高が過去最高水準に達するとの見方が圧迫材料となる一方で、アルゼンチン産地では降雨不足が懸念
され、強弱まちまちとなったため、880セントを挟んでもみ合い推移が続いた後、28日に中国向けの39.5万ト
ンの成約キャンセルが報告されたため、一時867.25セントまで下落、12日以来の安値を付けた。ただ、翌30
日には月末を迎えてファンド筋のショートカバーが活発に入り880セントを回復する動きとなった。
2月に入った後もファンド筋のショートカバーやテクニカル要因からの買いが継続し、2日に889.50セントま
で上昇、1月の高値を上回った。しかしその後は、アルゼンチン産地の降雨予報や、ブラジルの記録的豊作観測に圧迫
され、5日には867.25セントまで急落する展開となっている。
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29 |
◆とうもろこし相場概況(1月)
●シカゴトウモロコシ=一時は1カ月ぶりの高値
年明け4日のシカゴトウモロコシは、中国株式市場の急落を受けて、同国の買い付けが減少するとの思惑が強まった
ほか、原油価格の下落によるエタノール向け需要の落ち込みも懸念されたため、ファンド筋の売り物が先行する展開。
約6カ月ぶりの安値圏まで売り込まれた。その後も、南米産コーンの豊作観測や、中国株や原油相場の不安定な値動き
に翻弄され、7日には348.50セントまで水準を下げた。
12日の米農務省需給報告では生産高見通しが下方修正されたほか、四半期在庫も市場予想を下回ったため、ファン
ド筋のショートカバーが誘われ、一時363.75セントまで浮上した。しかし、在庫は高水準で供給は潤沢との見方
に加え、南米産の豊作見通しが圧迫材料となり上げ幅を削り、その後は350セント台後半でもみ合いが続いた。
南アフリカの農業相が、同国が干ばつに見舞われ500万~600万トンの輸入が必要だと明らかにしたことを手掛
かりに、ファンド筋の買い物が膨らみ、360セント台を回復。12日の高値を上抜けたことでテクニカル買いも誘わ
れ、25日には372.50セントまで上昇し、12月22日以来の高値を付けた。降雨不足が懸念されていたアルゼ
ンチン産地での降雨予報や、大豆相場の下落を受け、28日に365セントまで売られたものの、翌30日には月末を
迎えてファンド筋のショートカバーが入り、370セント台を回復した。
ファンド筋のショートカバーの動きが継続し、2月2日に373.75セントまで買われたものの、アルゼンチン産
地の降雨予報や、南米の豊作観測が改めて弱材料視され同5日には365.50セントまで水準を下げる展開となって
いる。
YâàâÜxá EG
30 |
◆穀物相場展望
●2月の展望=軟調推移に
2月のシカゴ穀物相場は、ブラジル・アルゼンチンなどの南米産地の豊作見通しが引き続き相場を圧迫し、大豆・ト
ウモロコシともに軟調推移が見込まれる。
▽シカゴ大豆
シカゴ大豆
大豆は再び860セントを割り込む展開が予想される。ブラジルの農業調査会社サフラス・エ・メルカドは5日、2
015~16年度の同国産大豆の売買成約率が51%に達したと発表した。前年同期の38%を上回った。ブラジル通
貨レアルの下落による価格競争力が高まり、同国産大豆の需要が拡大している。また、サフラスは15~16年度のブ
ラジルの大豆生産量が、過去最高の9980万トンに達すると見込むなど、南米産地の記録的な豊作観測に加え、米国
産地の作付け面積の増加見通しも米国産大豆相場の圧迫要因となりそうだ。
▽シカゴトウモロコシ
トウモロコシも軟調推移が見込まれる。乾燥天候が懸念されていたアルゼンチン産地では降雨が予想されている。米
穀物調査会社インフォーマ・エコノミクスはアルゼンチンの生産高を2600万トンと、前回予想から400万トン上
方修正するなど豊作を見込んでいるほか、米国の作付面積も増加が見込まれている。また、原油相場は安値圏からは戻
しているものの、協調減産への期待が後退しているため、エタノール需要の落ち込みも再び懸念されることから、米国
産コーン相場は弱基調を辿りそうだ。
ただ、今月25~26日には米農産物展望会議(アウトルック・フォーラム)を控えており、大豆・トウモロコシと
もに積極的な商いが見送られる可能性もありそうだ。
◆穀物需給動向
●2016年米国の作付け面積見通し=インフォーマ社
米穀物調査会社インフォーマ・エコノミクスは、2016年の米国産大豆の作付け面積見通しを8520万エーカー
とし、前年実績を260万エーカー上回ると見込んだ。米国産コーンの作付け面積見通しは8890万エーカーで、前
年実績を87万エーカー上回るとしている。
また、インフォーマはブラジル産・コーン生産高見通しを8160万トンと予想。前回から30万トン上方修正した。
アルゼンチン産は2600万とで400万トンの上方修正。ブラジル産大豆の生産高は1億50万トンを見込み、前回
から90万トンの下方修正。アルゼンチン産は6000万トンで150万トン上方修正した。
●2015年の中国大豆輸入=14.4%増で過去最高
中国税関総署の統計によると昨年12月の大豆輸入は前年同月比6.9%増の912万トンと、月単位では過去2番
目の高水準となった。これにより、2015年通年の輸入は、前年比14.4%増の8169万トンとなり、過去最高
を記録した。
中国は、畜産業界の需要に応じ、大豆の圧搾産業を拡大しており、家畜飼料の主要材料である脱脂大豆の好調な需要
が反映された。
穀物アナリストは「2015-16年の大豆輸入は、これまでの横ばいの伸び予想と違い、増加し続けるとみられる。
繁殖の収益性が高いことからブタの飼育が増加し、脱脂大豆の需要が改善している」と述べた。
業界ポータルサイトは、2016年には中国の圧砕産業が10%拡大し、生産能力が1億7900万トンになるとの
見通しとのリポートを掲載した。生産能力は2015年に前年比4%拡大し、1億6200万トンだった。
このほか、安価な脱脂大豆は他の圧搾製品から市場シェアを奪いつつあり、菜種と綿の種子からのシフトは2016
年も続く公算が大きいと見られている。
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31 |
●新遺伝子組み換え大豆=中国が輸入承認
米種子開発大手モンサントは、遺伝子組み換え大豆の新品種「ラウンドアップ・レディー2エクスデント」について、
中国当局から輸入承認を取得したと発表した。また、米国とカナダでの販売開始も明らかにした。
ラウンドアップ・レディーは除草剤のグリホサートとジカンバに耐性を持つ品種。北米ではグリホサートに耐性を持
つ雑草の拡大が問題となっている。ジカンバの使用はカナダでは承認されているが、米国では環境保護局(EPA)の
審査中で、まだ承認されていない。
モンサントは次期シーズンにラウンドアップ・レディーの作付面積300万エーカーを目指す一方、同品種が19年
までに米国産大豆の作付面積全体の3分の2を占めると見込んでいる。同社は他の種苗会社にもライセンス提供してい
る。
●ラニーニャ到来でも影響小さい
今年はエルニーニョ現象が収束した後、ラニーニャ現象が起きると予想されているが、異常気象をもたらすとされる
こうした天候が到来したとしても、ここ数年にわたり米穀物市場を覆う「弱気の雲」が晴れる公算は小さい。
トウモロコシと大豆先物相場は過去のこうした時期に大きく動き、作物のイールド(単位面積当たり収量)が低下し
価格が大幅に上昇した。
ただ、今年は国内外の穀物供給が潤沢で、生産のいかなる問題に対してもその影響を緩和して、価格の急騰が抑えら
れる見通しだ。
トレーダー筋は、市場はこうした天候の変化には注目していないと語る。特に、米の穀物主産地に高温・乾燥天候を
もたらすとされるラニーニャ現象が起きたとしても、作物の生育に影響を与えるには遅すぎるかもしれないという。
一部の気象関係者は、ラニーニャ現象が作柄悪化との相関関係が誇張されていると指摘した。
●米大統領選、コーン相場に影響か=穀物アナリスト
穀物調査会社アーチャー・フィナンシャル・サービシズのアナリスト、グレッグ・グロー氏は3日、シカゴ穀物市場
の米国産トウモロコシは、共和党のアイオワ州党員集会でエタノール補助金廃止を訴えるテッド・クルーズ上院議員が
勝利したことが、相場をやや圧迫しているとの見方を示した。
1日の共和党のアイオワ州党員集会で、エタノール補助金の廃止を訴えるテッド・クルーズ上院議員が勝利したこと
が、相場を圧迫する可能性がある。再生可能燃料基準(RFS)で一定混合率の使用が義務付けられていることで、エ
タノール産業自体は財政的に安定しているものの、政治的な影響力を失うことのダメージは大きいためだ。
また、エタノールの生産ペースは引き続き堅調だが、マージンが悪化しているため、農務省はエタノール向けのトウ
モロコシ需要をいずれ下向き改定するかもしれない。
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32 |
◆2016
2016年1月の価格データ
価格データ
*東京金は夜間取引を含んだ価格。*NY金は中心限月。
東京金 2016.12月限
日 始値 高値 安値 終値
1
4
5
6
7
8
11
12
13
14
15
18
19
20
21
22
25
26
27
28
29
4088
4073
4114
4092
4142
4099
4124
4116
4156
4181
4060
4060
4067
4089
4111
4072
4109
4092
4144
4171
4162
4106
4084
4106
4073
4083
4103
4076
4113
4138
4174
4202
4227
4242
4164
4122
4121
4115
4096
4098
4122
4130
4148
4184
4204
4248
4259
4310
4107
4079
4079
4046
4051
4075
4067
4061
4094
4127
4167
4196
4216
4220
4109
4098
4104
4072
4080
4096
4069
4111
4143
4174
4194
4235
4241
4295
NY金
2016.2月限
ドル建て金現物
始値
高値
安値
終値
始値
高値
安値
終値
1061.50
1073.50
1076.80
1093.70
1108.80
1103.60
1094.00
1086.80
1093.60
1079.20
1083.00
1081.50
1094.90
1109.90
1113.10
1108.30
1099.10
1095.60
1095.40
1097.50
1061.00
1071.90
1074.40
1091.10
1091.80
1093.10
1083.10
1079.40
1071.10
1076.00
1075.20
1078.40
1091.90
1107.80
1097.90
1096.20
1085.20
1087.10
1073.60
1090.70
1089.30
1087.30
1100.90
1101.60
1097.80
1108.20
1119.90
1125.40
1114.40
1094.50
1109.90
1104.80
1103.50
1109.20
1123.20
1128.00
1125.70
1118.60
1082.10
1087.10
1092.50
1094.40
1097.60
1107.20
1114.90
1109.80
1108.80
1089.10
1106.20
1098.20
1096.30
1105.30
1120.20
1115.80
1115.60
1116.40
1064.96
1074.26
1077.40
1094.30
1109.05
1103.79
1093.91
1086.90
1093.12
1077.56
1089.21
1088.43
1086.70
1100.65
1101.21
1097.46
1107.62
1119.96
1125.16
1114.76
1083.30
1081.90
1095.30
1110.05
1112.00
1108.11
1099.15
1095.30
1094.96
1097.20
1092.96
1094.30
1109.20
1104.60
1102.60
1108.66
1122.90
1127.80
1125.61
1118.10
1061.50
1072.30
1074.55
1090.94
1093.53
1093.51
1083.22
1079.25
1071.00
1075.80
1086.95
1082.55
1086.33
1092.15
1093.60
1096.96
1106.77
1114.50
1111.56
1108.50
1074.30
1077.26
1094.30
1109.10
1103.84
1093.86
1086.66
1093.11
1077.60
1088.71
1088.60
1086.72
1100.62
1101.21
1097.91
1107.66
1120.17
1125.19
1114.74
1117.64
*東京白金は夜間取引を含んだ価格。*NY白金は中心限月。
東京白金 2016.12月限
日 始値 高値 安値 終値
1
4
5
6
7
8
11
12
13
14
15
18
19
20
21
22
25
26
27
28
29
3457
3385
3427
3388
3337
3474
3434
3442
3401
3356
3380
3343
3370
3332
3277
3385
3418
3392
3341
3346
3351
3158
3190
3228
3166
3114
3156
3082
3077
3133
3210
3265
3337
3361
3368
3209
3250
3236
3178
3144
3174
3117
3140
3214
3292
3352
3380
3392
3147
3142
3182
3164
3094
3080
3081
3045
3054
3117
3190
3253
3313
3295
3156
3198
3212
3183
3110
3142
3083
3083
3133
3210
3255
3348
3353
3374
NY白金
2016.4月限
ドル建て白金現物
始値
高値
安値
終値
始値
高値
安値
終値
892.00
886.80
889.00
876.50
880.30
878.70
846.40
836.00
850.90
835.50
894.40
899.10
893.00
885.20
885.90
882.40
850.10
855.80
852.00
845.20
874.70
880.70
873.70
862.60
866.50
844.20
831.00
833.00
831.00
823.10
884.50
890.00
875.00
877.50
878.70
846.30
838.60
851.30
834.80
827.50
827.00
829.60
820.60
818.80
833.00
862.10
876.80
883.80
868.00
836.00
829.80
827.70
843.30
864.80
880.50
885.50
886.90
877.00
818.50
814.60
811.40
817.90
833.00
855.30
871.40
863.10
861.00
830.30
819.20
819.50
831.60
861.50
876.90
882.10
867.90
874.30
886.50
880.49
888.60
871.00
878.35
876.00
843.41
835.95
847.70
834.67
823.50
818.00
826.80
819.70
818.10
826.00
858.16
874.33
880.03
863.00
893.00
897.60
891.80
884.10
884.70
880.70
849.00
854.19
850.44
843.59
831.23
834.63
829.00
826.30
841.84
862.90
877.52
883.06
884.92
874.92
868.50
875.50
868.61
857.50
863.00
838.14
825.50
828.00
825.66
817.76
812.95
814.50
809.85
806.31
812.50
826.00
849.50
865.74
857.25
855.00
883.30
888.40
875.65
873.80
875.00
843.41
832.24
847.40
831.74
829.16
818.50
823.74
818.00
817.00
829.50
858.10
874.53
880.00
860.50
870.40
YâàâÜxá EG
33 |
*東京原油は夜間取引を含んだ価格。 *NY原油は中心限月。
東京原油
日
1
4
5
6
7
8
11
12
13
14
15
18
19
20
21
22
25
26
27
28
29
始値
高値
2016.6月限
安値
終値
29180
28450
27820
26870
24500
29440
29180
27840
26870
26030
28800
27660
26910
24550
23810
28850
27860
26930
24610
25980
26000
22930
23020
22260
22020
20150
21060
19700
19650
22420
25060
21450
23150
24610
26020
24080
23460
22800
22100
21090
21550
20260
22500
25970
25150
24000
24990
26900
22700
22450
21770
21720
19960
19970
19680
18970
19390
21880
20970
21240
22620
24560
22790
23170
22030
22170
20120
21020
19710
19830
22420
25770
21190
23420
24670
26760
始値
2016.2月限
21日から3月限
高値 安値 終値 始値
37.60
36.90
36.18
34.09
33.30
32.94
31.11
30.54
30.60
31.18
38.39
37.10
36.39
34.26
34.34
33.20
32.21
31.71
31.77
31.18
36.33
35.74
33.77
32.10
32.64
30.88
29.93
30.10
30.28
29.13
36.76
35.97
33.97
33.27
33.16
31.41
30.44
30.48
31.20
29.42
29.20
28.33
28.35
29.84
32.05
29.81
30.55
32.19
33.70
30.21
28.58
30.25
32.35
32.74
32.41
32.84
34.82
34.40
28.21
26.19
27.87
29.53
29.68
29.25
30.14
31.74
32.65
28.46
26.55
29.53
32.19
30.34
31.45
32.30
33.22
33.62
NY原油
120.26
119.40
118.73
118.44
117.64
116.79
117.71
117.60
117.60
118.02
116.88
117.24
117.58
116.89
117.65
118.69
118.27
118.38
118.62
118.78
ドル・円
高値
安値
終値
120.43
119.67
119.13
118.72
118.77
117.99
118.04
118.35
118.25
118.24
117.40
118.08
117.64
117.78
118.84
118.82
118.59
119.04
118.96
121.65
118.67
118.73
118.22
117.30
117.20
116.78
117.19
117.60
117.26
116.48
116.83
117.20
115.94
116.44
117.50
118.14
117.62
118.01
118.38
118.46
119.39
118.73
118.43
117.60
117.21
117.71
117.60
117.60
117.99
116.88
117.24
117.59
116.89
117.67
118.61
118.25
118.38
118.62
118.76
120.96
*シカゴ穀物は中心限月。
シカゴ大豆
日
1
4
5
6
7
8
11
12
13
14
15
18
19
20
21
22
25
26
27
28
29
2016.3月限
シカゴ・コーン 2016.3月限
ユーロ・ドル
始値
高値
安値
終値
始値
高値
安値
終値
始値
高値
安値
終値
863.00
858.25
856.50
864.50
865.00
865.50
861.25
875.00
879.00
882.25
867.00
864.75
868.00
868.75
871.00
869.75
881.25
880.75
884.50
882.75
853.25
855.50
852.00
858.25
863.50
859.50
857.25
871.00
874.75
871.00
856.00
857.25
864.75
864.50
865.25
861.25
874.50
880.00
882.25
879.00
359.50
352.75
353.50
353.25
353.00
357.00
352.00
356.00
357.75
358.00
360.00
356.00
354.75
354.25
357.75
357.25
363.75
360.75
360.25
363.50
350.50
351.75
350.25
348.50
352.75
349.50
349.50
355.50
355.50
356.00
351.50
353.00
353.25
353.00
357.00
351.75
356.75
358.00
358.00
363.25
881.00
882.00
874.50
879.00
876.50
879.75
876.00
882.50
868.75
888.00
883.75
885.75
886.50
886.50
882.50
885.00
884.25
883.00
880.50
870.50
872.25
874.50
870.75
875.50
875.50
867.25
867.00
883.50
874.00
878.50
876.50
880.50
876.50
883.00
867.75
882.25
364.00
367.50
368.75
366.75
370.00
369.25
368.75
368.75
365.25
369.50
369.25
372.00
371.50
372.50
372.00
371.00
370.25
372.50
364.00
365.25
365.50
366.50
366.50
367.00
367.50
365.00
365.00
367.75
368.75
367.00
370.25
369.75
369.25
369.25
365.50
372.00
1.0862
1.0826
1.0733
1.0774
1.0922
1.0940
1.0854
1.0852
1.0862
1.0861
1.0908
1.0886
1.0886
1.0884
1.0860
1.0788
1.0845
1.0866
1.0887
1.0927
1.0942
1.0835
1.0795
1.0936
1.0929
1.0963
1.0896
1.0883
1.0939
1.0980
1.0923
1.0935
1.0972
1.0917
1.0872
1.0853
1.0870
1.0912
1.0964
1.0944
1.0777
1.0706
1.0711
1.0767
1.0799
1.0845
1.0816
1.0801
1.0831
1.0850
1.0865
1.0856
1.0873
1.0773
1.0783
1.0785
1.0815
1.0847
1.0866
1.0806
1.0825
1.0733
1.0774
1.0924
1.0907
1.0854
1.0852
1.0862
1.0857
1.0903
1.0886
1.0886
1.0884
1.0860
1.0783
1.0844
1.0865
1.0887
1.0934
1.0824
YâàâÜxá EG
34 |
マンスリー予定表
マンスリー予定表(
予定表(経済・
経済・商品2
商品2月)
9日(火) 15年12月の米JOLTS(求人労働移動調査)求人件数
2017会計年度米予算教書
2月1日現在の米農務省・穀物需給報告
国際エネルギー機関(IEA)・石油市場月報
米エネルギー情報局(EIA)・石油市場月報
10日(水) イエレン米FRB議長・議会証言(下院、半年次金融政策報告)
1月の米財政収支
石油輸出国機構(OPEC)・石油市場月報
11日(木) イエレン米FRB議長・議会証言(上院、半年次金融政策報告)
日本市場休場(建国記念の日)
12日(金) 1月の米小売売上高
2月の米ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値
15年第4四半期のユーロ圏GDP速報値
15日(月) 15年第4四半期の日本GDP・1次速報
1月の中国貿易統計
米国市場休場(大統領記念日)
16日(火) 2月のニューヨーク連銀・製造業景況指数
2月の全米住宅建設業協会(NAHB)住宅建設業者信頼感指数
17日(水) 1月の米住宅着工件数
1月の米卸売物価指数
同コア指数
1月の米鉱工業生産指数
1月の米設備稼働率
米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(1月26-27日分)
18日(木) 2月のフィラデルフィア連銀・製造業景況指数
1月の米景気先行指数
1月の日本貿易統計
1月の中国消費者物価指数(前年比)
1月の中国卸売物価指数(前年比)
19日(金) 1月の米消費者物価指数
同コア指数
22日(月) 2月の米製造業PMI(購買担当者景況指数)・速報値
23日(火) 15年12月のS&P/ケース・シラー米住宅価格指数(前月比)
15年12月のS&P/ケース・シラー米住宅価格指数(前年同月比)
2月の米消費者信頼感指数
1月の米中古住宅販売件数
24日(水) 1月の米新築住宅販売件数
25日(木) 1月の米耐久財受注
1月のユーロ圏消費者物価指数・確定値(前年比)
26日(金) 15年第4四半期の米国内総生産(GDP)・改定値
1月の米個人所得
1月の米個人消費支出
2月の米ミシガン大学消費者信頼感指数・確定値
1月の全国消費者物価指数(前年比、生鮮食品除く)
20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議(27日まで)
27日(土) 20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議
29日(月) 2月のシカゴ購買部協会景況指数
注) 日付はすべて現地時間。上記の予定は予告なく変更される事があります。
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