大阪セミナー - Innovation is GREAT

大阪セミナー
日 時:
場 所:
2016年3月14日(月) 13:00-17:00
ヴィアーレ大阪 http://www.viale-osaka.com/access/
(大阪市中央区安土町3-1-4、御堂筋線本町駅1番出口から徒歩3分)
主 催:
共 催:
英国・貿易投資総省、英国総領事館
大阪医薬品協会
参加費:
対 象:
無料
ゲノム・個別化医療にご関心がお有りになる、製薬・診断薬他
ライフサイエンス企業ならびにアカデミアの皆様、60名様。
申込み方法: 3月8日(火)までに大阪医薬品協会ホームページ上
(http://www.dy-net.or.jp)の「講演会等受付システム」からお申込を
お願いいたします。
プログラム(予定):同時通訳付
12:3013:00-13:10
13:10-13:40
13:40-14:00
14:00-14:20
14:20-14:35
14:35-15:05
15:05-15:30
15:30-16:00
16:00-17:00
受付開始
主催者挨拶
講演1:"10万ゲノムプロジェクトについて"
Prof Tim Hubbard, Head of Bioinformatics, Genomics England
講演2:未定
Dr John Whittaker, Vice President, Statistical Technology/Platform,
GlaxoSmithKline plc
講演3:"診断と創薬につながる網羅的ゲノム解析サービス"
Mr Mike Furness, Head of Sales & Marketing, Congenica Ltd
休憩
講演4:"世界をリードする個別化医療エコシステムの構築"
Mr John McKinley, CEO, Precision Medicine Catapult
講演5:"ゲノム情報の個別化ヘルスケアへの応用とグローバルビジネスへの期待"
駐日英国大使館 貿易・対英投資部 ゲノミクス・再生医療・ライフサイエンス専門官、
山口大学客員教授 兼 九州大学客員教授 並木 幸久
質疑応答
交流会
講演者略歴
Speakers Profiles
テ ィム・ハバード教授
Genomics England バイオインフォマティクス部長
ティム・ハバード教授は現在、ロンドン大学キングス・ カレッジ医学・分子遺伝学部
長、及び、キングス・ヘルスパートナーズのバイオインフォマティクス部長を務めてい
る。また、Genomics Englandのゲノム分析部長でもある。Genomics Englandは英国
保健省が設立した組織で、国民医療サービス(NHS)における治療の主流に全ゲノ
ム配列分析の利用を組み込むことを目的として、「10万人ゲノムプロジ ェクト」 を実
施している。ハバード教授は、2013年までウェルカム・トラスト・サンガー研究所にて
インフォマティクス部長を務め、ヒトゲノム・シーケンシングのオーガナイザーの一人
として活躍した。1999年には、ヒトゲノムを解析し、それへのアクセスを組織・提供す
るEnsemblプロジェクトを共同設立。2007年からは全ヒトゲノムの構造の注釈付けを
行うGENCODEプロジェクトを指導した。 また、科学におけるデータシェアリングを改
善し、公開リソースへのオープンアクセスを促進するための各種プロジェクトにも積
極的に関わっている。学際的資金提供機関である「 データアクセスに関する有識者
諮問委員会(EAGDA)」のメンバー、及び、Europe PubMed Central(PMC)の諮問委
員会委員長でもある。
Dr John Whittaker
Vice President, Statistical Technology/Platform, GlaxoSmithKline plc
マイク・ファーネス氏
Congenica Ltd. 営業・マーケティング統括責任者
ファーネス氏は1987年に国立医学研究所にて勤務、DNA合成及びDNAシーケンシ
ング中核拠点を設立し、欧州で1番最初の自動DNAシ ーケンサーを実現して以来、
長年にわたり自動DNAシーケンシングに携わる。その後、Applied Biosystems社で1
年勤務の後、ICRF(現在のCancer Research UK)に移り、欧州EUREKAから資金提供
を受けたプロジェクトにAmersham、CEPH、Bertin各社と共同で取り組み、まったく新
しいDNA自動精製・定量法の開発を行った。
また、英国Pfizer社の委託で中核的な自動シーケンシング・マイクロアレイ設備の設
置・操作を行い(ファイザー・アチーブメント・アワード受賞)、神経科学分野の各種プ
ロジェクトでバイオインフォマティクスの責任者を務めた。
後に、Incyte社のファーマコゲノミクス部長として、多数の大手製薬会社とともに、薬
理 学 ・ 毒 物学 に 関 連 す る 遺 伝 子 及 びタ ン パ ク 質 発 現 変化 に 焦 点 をあ て た
LifeExpressデータベースの開発を指揮した。LifeExpressデータベースのコンテンツは
その後、Iconix Pharmaceuticals社のDrug Matrixデータベースに移行し、体外薬理学
データを組込んだものとなった(現在NTPウェブサイトでアクセス可)。
2011年初にはNuomics Consulting社を設立して米国・欧州のスタートアッ プ企業や
ベンチャーキャピタル・グループと提携関係を築き、後にDNAnexus社に加わった。
2015年にCongenica社に移り、営業・マーケティングチームを率いる。
ファーマコゲノミクスとバイオマーカーに関して幅広い講演歴・著作あり。バイオマー
カーに関する複数の公開済み特許共同著作者であり、「 The Pharmacogenomics
Journal」編集委員も勤めた。
ジ ョン・マッキンリー氏
Precision Medicine Catapult最高経営責任者
2015年5月、Precision Medicine Catapultの最高経営責任者に就任する。それ以前
は、Enigma Diagnostics社の会長兼CEOを務めた。事務弁護士として医療診断及び
環境産業における25年以上の経験をもち、世界各国でCEO、取締役、会長として公
的機関・民間企業の設立に携わってきた。これまで欧州・中東・アフリ カ地域、中国、
米国、アジア太平洋において、契約及びライセンスに関する広範な専門知識を駆使
しながら、計1億ポンドを超える資金を様々な形で調達してきた。
国防省と提携する官民パートナーシップ企業のEnigma Diagnostics社では、同社最
重要製品である体外診断機器の開発を実現し、2014年にはCEマークを取得した。こ
の時期には、中国から多額の投資を獲得するとともに、中国疾病管理予防センター
と商業的提携関係を結んで画期的な協力関係も築いた。さらにGlaxoSmithKline社、
Thermo Fisher社を含む世界的メーカー・サプライヤー等と、様々な工業・資金提供・
研究開発パートナーシップをまとめてきた。
かつてCelsis International社では取締役、法務部長、総務部長を務め、オーストラリ
アの遺伝子サイレンシング会社Benitec社では会長兼CEOとして、オーストラリア株
式市場への上場を実現した。
ヘルスケア ・ 環境診断会社のSmart Holograms 社、 Alaska Food Diagnostics社、
Acolyte Biomedica社でも会長及び社外取締役を歴任。2013~2014年には、英国政
府技術戦略委員会の「病原体の検出・同定イノベーシ ョンプラッ トフォーム」運営グ
ループのメンバーを務めた。
並木 幸久 博士(工学)
駐日英国大使館 ゲノミクス・再生医療・ライフサイエンス専門官
山口大学客員教授 兼 九州大学客員教授
南カリフォルニア大学及び同大学大学院でバイオメディカルエンジニアリング、電気
工学及びコンピュ ータ・エンジニアリング(ビックデータシミュレーシ ョン)並びに九州
大学大学院でエネルギー量子工学を学習し、卒業。(独)産業技術総合研究所で、
研究者兼コンサルタントとしてゲノミクス、再生医療、組織工学、ナノテクノロジー、
先進医療技術、幹細胞関連技術、個別化医療・ヘルスケアの国際連携及び産業化
支援を担当し、基礎技術の実用化及び産業化のトランズレーシ ョンに5年間従事。
その後、技術移転会社を設立し、日米欧亜間の技術取引、バイオ・ヘルスケアベン
チャー企業の創出及び経営に12年以上の経験を有し、国内外の企業、研究機関、
大学、官公庁のプロジェクトに従事し、九州大学客員教授及び山口大学客員教授と
してグローバル人材の育成、 知的財産を活用した経営及び健康経済(Wellness
Economics)を研究。