東京セミナープログラム 2016年3月17日(木) 14:00(会場:駐日英国大使館) 13:30- 受付開始 14:05-14:10 開会の挨拶 14:10-14:45 講演1:"10万ゲノムプロジェクトについて" Prof Tim Hubbard, Head of Bioinformatics, Genomics England 14:45-15:10 講演2:未定 Dr John Whittaker, Vice President, Statistical Technology/Platform, GlaxoSmithKline plc 15:10-15:35 講演3:"診断と創薬につながる網羅的ゲノム解析サービス" Mr Mike Furness, Head of Sales & Marketing, Congenica Ltd. 15:35-15:55 休憩 15:55-16:30 講演4:"世界をリードする個別化医療エコシステムの構築" Mr John McKinley, CEO, Precision Medicine Catapult 16:30-16:55 講演5:"日本の医療、医薬品産業が直面する課題と ゲノム医療・デジタル医療への期待" 日経バイオテク 編集長 橋本 宗明氏 16:55-17:30 パネルディスカッション パネリスト座長 東京医科歯科大学 大学院保健衛生学研究科 分子生命情報解析学分野、赤澤 智宏教授・副医学部長 17:30-19:00 ネットワーキングレセプション * 同時通訳付、参加費無料 講演者略歴 Speakers Profiles テ ィム・ハバード教授 Genomics England バイオインフォマティクス部長 ティム・ハバード教授は現在、ロンドン大学キングス・ カレッジ医学・分子遺伝学部 長、及び、キングス・ヘルスパートナーズのバイオインフォマティクス部長を務めてい る。また、Genomics Englandのゲノム分析部長でもある。Genomics Englandは英国 保健省が設立した組織で、国民医療サービス(NHS)における治療の主流に全ゲノ ム配列分析の利用を組み込むことを目的として、「10万人ゲノムプロジェクト」 を実 施している。ハバード教授は、2013年までウェルカム・トラスト・サンガー研究所にて インフォマティクス部長を務め、ヒトゲノム・シーケンシングのオーガナイザーの一人 として活躍した。1999年には、ヒトゲノムを解析し、それへのアクセスを組織・提供す るEnsemblプロジェクトを共同設立。2007年からは全ヒトゲノムの構造の注釈付けを 行うGENCODEプロジ ェクトを指導した。 また、科学におけるデータシェアリングを改 善し、公開リソースへのオープンアクセスを促進するための各種プロジェクトにも積 極的に関わっている。学際的資金提供機関である「 データアクセスに関する有識者 諮問委員会(EAGDA)」のメンバー、及び、Europe PubMed Central(PMC)の諮問委 員会委員長でもある。 Dr John Whittaker Vice President, Statistical Technology/Platform, GlaxoSmithKline plc マイク・ファーネス氏 Congenica Ltd. 営業・マーケティング統括責任者 ファーネス氏は1987年に国立医学研究所にて勤務、DNA合成及びDNAシーケン シング中核拠点を設立し、欧州で1 番最初の自動DNAシ ーケンサーを実現して 以 来 、 長 年 にわ たり 自 動 DNA シ ーケ ン シ ン グ に 携わ る。 そ の後、 Applied Biosystems社で1年勤務の後、ICRF(現在のCancer Research UK)に移り、欧州 EUREKAから資金提供を受けたプロジェクトにAmersham、CEPH、Bertin各社と共 同で取り組み、まったく新しいDNA自動精製・定量法の開発を行った。 また、英国Pfizer社の委託で中核的な自動シーケンシ ング・マ イクロア レイ設備 の設置・操作を行い( ファイザー・ア チーブメント・アワード受賞)、神経科学分野 の各種プロジェクトでバイオインフォマティクスの責任者を務めた。 後に、Incyte社のファーマコゲノミクス部長として、多数の大手製薬会社とともに、 薬理学・ 毒物学に関連する遺伝子及びタンパク質発現変化に焦点をあてた LifeExpressデータベースの開発を指揮した。LifeExpressデータベースのコンテン ツはその後、Iconix Pharmaceuticals社のDrug Matrixデータベースに移行し、体 外薬理学データを組込んだものとなった(現在NTPウェブサイトでアクセス可)。 2011年初にはNuomics Consulting社を設立して米国・欧州のスタートアップ企業 やベンチャーキャピタル・グループと提携関係を築き、後にDNAnexus社に加わっ た。 2015年にCongenica社に移り、営業・マーケティングチームを率いる。 ファーマコゲノミクスとバイオマーカーに関して幅広い講演歴・著作あり。バイオ マ ー カ ー に 関 す る 複 数 の 公 開 済 み 特 許 共 同 著 作 者 で あ り 、 「 The Pharmacogenomics Journal」編集委員も勤めた。 ジ ョン・マッキンリー氏 Precision Medicine Catapult 最高経営責任者 2015年5月、Precision Medicine Catapultの最高経営責任者に就任する。それ以前 は、Enigma Diagnostics社の会長兼CEOを務めた。事務弁護士として医療診断及び 環境産業における25年以上の経験をもち、世界各国でCEO、取締役、会長として 公的機関・民間企業の設立に携わってきた。これまで欧州・中東・アフリカ地域、中 国、米国、アジア太平洋において、契約及びライセンスに関する広範な専門知識 を駆使しながら、計1億ポンドを超える資金を様々な形で調達してきた。 国防省と提携する官民パートナーシップ企業のEnigma Diagnostics社では、同社最 重要製品である体外診断機器の開発を実現し、2014年にはCEマークを取得した。 この時期には、中国から多額の投資を獲得するとともに、中国疾病管理予防セン タ ー と 商 業 的提 携 関 係 を結 ん で 画期 的 な 協 力 関 係 も 築 いた。 さ ら に GlaxoSmithKline社、 Thermo Fisher 社を含む世界的メーカー・ サプライヤー等と、 様々な工業・資金提供・研究開発パートナーシップをまとめてきた。 かつてCelsis International社では取締役、法務部長、総務部長を務め、オーストラ リアの遺伝子サイレンシング会社Benitec社では会長兼CEOとして、オーストラリア 株式市場への上場を実現した。 ヘルスケア・ 環境診断会社のSmart Holograms社、 Alaska Food Diagnostics 社、 Acolyte Biomedica社でも会長及び社外取締役を歴任。2013~2014年には、英国 政府技術戦略委員会の「病原体の検出・同定イノベーションプラットフォーム」運営 グループのメンバーを務めた。 日経バイオテク 編集長 橋本 宗明氏 1987年3月京都大学農学部を卒業し、日経マグロウヒル社(現、日経BP社)に入 社。医学雑誌の日経メディカル編集部、医療経営専門誌の日経ヘルスケア編集 部、ビジネス誌の日経ビジネス編集部などの勤務を経て、05年7月日経バイオビ ジネス編集長、06年1月日経バイオテク編集長、2013年1月薬剤師向け月刊誌の 日経ドラッグインフォメーション編集長、2015年6月より現職。
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