オークランドにおけるTPP署名式に関する JA熊本中央会 梅田会長コメント TPPは、昨年 10 月5日の大筋合意を経て、本日、ニュージ ーランド・オークランドにおいて開催された署名式をもって、 交渉が完結した。 我々は、これまで国会決議の遵守をはじめ、農家が新たな負 担を強いられる合意をしないよう、再三に亘って訴えてきたが、 TPPが国民生活に与える影響について、多くの国民の懸念や 不安が払拭されないまま交渉が完結したことは、極めて遺憾で ある。 今後は、国会批准に向けた手続きが進められることとなるが、 本県JAグループとしては、国会批准断固阻止運動の展開も視 野に、政府・与党に対して国会決議との整合性に関して徹底的 な検証と国民への詳細な説明を求めていく。 同時に、批准案と併せて審議されると見られる国内対策の内 容、さらには、今年の秋を目途に策定が進められる「農林水産業 骨太方針」の検討状況を注視し、生産者が将来に誇りと希望を もって営農に取り組むことができるよう、今後とも組織の総力 を挙げて運動を展開していく。 平 成 28 年 2 月 4 日 熊本県農業協同組合中央会 会 長 梅 田 穰
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