(平成28年1月26日)(PDF:350KB)

墨 田 区(報道)
平成28年 1 月26 日
∼23区で初!ソフトバンク コマース&サービス株式会社と協定締結∼
公益財団法人パナソニック教育財団・国立大学法人横浜国立大学に引き続きソフトバンク コマ
ース&サービス株式会社とも「墨田区の教育の情報化推進事業に関する協定」を締結
本日、墨田区とソフトバンク コマース&サービス株式会社(港区東新橋一丁目9番2号 代表取締役社
長兼 CEO 溝口 泰雄)は「墨田区の教育の情報化推進事業に関する協定」を締結した。これは、本区が現
在導入を進めている、タブレット端末などの活用を通じた授業改善を強化することが狙い。ネットワーク
環境等に精通している本事業者からICT活用の技術的支援等のサポートを受けることができるほか、ク
ラウドサービスの活用など、ICT活用の将来のあり方も見据えた強化策を共同で創出していく。同事業
者と協定を結んだ地方自治体は、23 区で初。なお、本区では昨年 11 月に公益財団法人パナソニック教育
財団(港区虎ノ門一丁目1番 10 号 第2ローレルビル 6階 理事長 小野 元之)
・国立大学法人横浜国立
大学(神奈川県横浜市保土ケ谷区常盤台 79−1 学長 長谷部 勇一)とも同協定を締結。この協定ではI
CTを使った授業の組立方法やICT活用術などについて、大学の先生から直接、学校の先生へ指導を受
けることができ、指導力の向上を見込む。
この2つの協定を通じてICT環境の強化や活用の推進を行い、教育の質をさらに高めていく考え。
墨田区では、ICT機器を活用した分かりやすい授業を構築するため、区立学校における教室のICT環
境を整備している。この「いつでも」
「だれでも」
「どこでも」活用できるICT機器の日常的な活用を促進
することにより、授業のさらなる改善を図っていく。
ICT機器活用を促進するために、墨田区では、平成 27 年 11 月 24 日に、公益財団法人パナソニック教育
財団・国立大学法人横浜国立大学と、続いて、本日、ソフトバンク コマース&サービス株式会社と「墨田区
の教育の情報化推進事業に関する協定」を締結した。それぞれの協定内容は次のとおり。
■墨田区とソフトバンク コマース&サービス株式会社
本事業者は、全国の教育現場でのICT機器の導入に数多く携わっている。この知識・経験をICT機器
の安定的運用に生かすことによって、ネットワーク環境等のさらなる改善が見込める。さらに本事業者によ
り、学校へ訪問してもらい、ICTの活用方法等の現状を把握・検証。その内容を本事業者から各校で行わ
れる校内研修などへフィードバックし、ICT機器の活用推進をサポートしてもらう。さらに、クラウドサ
ービスの活用などを視野に入れ、今後の ICT 環境の将来像を共同で創出・検証していく。
■墨田区と公益財団法人パナソニック教育財団・国立大学法人横浜国立大学
ICT教育に知見を有する大学の先生が学校現場へ出向き、学校の先生へアドバイスを行う。このことに
よって、ICTの効果的な活用方法の習得や教育の質的向上などに繋げ、教育の情報化が推進されることと
なる。なお大学教授の派遣費用等は、公益財団法人パナソニック教育財団が負担する。さらに、この三者協
定は、ICT活用に関する共同研究としても位置付け。墨田区の教育現場で取組んだ内容が、全国へ発信さ
れることとなる。
◆協定の概要
【協定名称】
『墨田区の教育の情報化推進事業に関する協定』
【協定期間】平成 29 年3月末まで(延長は可能)
《別 添》協定書
《問合せ》教育委員会事務局庶務課 ℡5608−1294
墨田区の教育の情報化推進事業に関する協定書(案)
墨田区(以下「甲」という。)とソフトバンクコマース&サービス株式会社(以下「乙」
という。
)とは、教育の情報化推進事業(以下「事業」という。)に関し次のとおり協定を
締結する。
(目的)
第1条 この協定は、甲の事業について、甲及び乙がそれぞれ有するリソースを生かし相
互に協力することによって、教員の ICT を活用した指導力を高め、授業改善を促進する
とともに、墨田区における教育の情報化をさらに高めることを目的とする。
(実施期間)
第2条 事業の実施期間は、この協定の締結の日から平成29年3月末までとする。ただ
し、甲の求めに応じ、乙が承認する場合には、必要に応じ当該期間を延長することができ
る。
(役割分担等)
第3条 この協定による事業の対象とする小学校及び中学校(以下「小学校及び中学校」
という。
)は、墨田区内の区立小学校及び中学校とする。
2 この協定による事業の実施に係る甲及び乙の役割分担は、次のとおりとする。
⑴ 甲
ア 小学校及び中学校との連絡及び調整
イ 現行のシステム・セキュリティポリシー等との整合性に係る確認及び調整
ウ この協定による事業の実施に関する成果及び活用事例等の情報の乙への提供
⑵ 乙
ア 小学校及び中学校への訪問による調査等の実施
イ ICT機器、システム等に係る技術的支援及び情報の提供
3
甲及び乙は、この協定による事業の実施に当たり、相互に責任を担い、協力するもの
とする。
4
乙は、第2項第2号に掲げる役割分担を適切に実施するため、学校のICT活用状況
等を把握する必要がある場合には、甲が承認する範囲内で調査を行うことができる。この
場合において、調査の内容及び方法について、あらかじめ甲と協議しなければならない。
5
乙は、第2項第2号アの訪問に際し、あらかじめ当該訪問する学校に対して連絡する
ものとする。
6
第2項の役割分担を変更し、又は追加する必要がある場合は、甲及び乙が協議の上、
決定するものとする。
7 第2項第2号に掲げる役割分担(第4項及び第5項の規定により実施するものを含む。
)
における費用負担は、乙の負担とする。
(情報の利用)
第4条
乙は、第3条第2項第1号ウの規定により甲から提供された情報について、公教
育におけるICT活用による教員の指導力向上及び授業改善の促進とともに、公教育全
体の情報化に資する目的のため利用することができる。この場合において、乙は、当該
情報を利用する際には、甲に協議を求めるものとする。
(個人情報の保護)
第5条
甲及び乙は、この協定による事業の実施により知り得た個人に関する情報を適正
に管理するとともに、この協定による事業の実施以外の目的に使用し、又は外部提供し
てはならない。また、第2条の実施期間が終了し、又はこの協定が解除された後も同様
とする。
(実施報告)
第6条
甲及び乙は、それぞれが実施する事業の内容について、連絡及び調整をすること
ができる機会並びに情報共有することができる場を設けるように努めるものとする。
(協定の変更及び解除)
第7条
この協定による事業の実施に関し、内容に変更が生じたとき、又は特別な事情が
生じたときは、甲及び乙協議の上、この協定を変更することができる。
2
甲及び乙は、次の各号に該当するときはこの協定を解除することができる。この場合
において、当該解除によって生ずる損害等ついて当該相手方に求償することができる。
(1) 相手方の責めに帰する事由により、この協定による事業の実施が困難になったとき。
(2) 相手方にこの協定に定める義務に反する行為があったとき。
3
甲及び乙は、前項の規定によりこの協定を解除しようとするときは、事前にその旨を
相手方に対し通知しなければならない。
(疑義についての協議)
第8条
この協定に定めのない事項又は疑義が生じた事項については、甲及び乙が協議の
上、定めるものとする。
この協定の締結を証するため、本書を2通作成し、甲及び乙がそれぞれ記入押印の上、各
自その1通を保有する。
平成
年
月
日
甲
所在地 東京都墨田区吾妻橋一丁目23番20号
名 称 墨田区
代表者 墨田区長 山本 亨
印
乙
所在地 東京都港区東新橋一丁目9番2号 汐留住友ビル
名 称 ソフトバンクコマース&サービス株式会社
代表者 代表取締役社長兼 CEO 溝口 泰雄
印
墨田区の教育の情報化推進事業に関する協定書(案)
墨田区(以下「甲」という。
)
、公益財団法人パナソニック教育財団(以下「乙」という。
)
及び国立大学法人横浜国立大学(以下「丙」という。)は、甲の教育の情報化推進事業に関
し次のとおり協定を締結する。
(目的)
第1条 この協定は、甲の教育の情報化推進事業について、甲、乙及び丙がそれぞれ有す
るリソースを生かして相互に協力することによって、教員のICTを活用した指導力を高
め、授業改善を促進するとともに、研究機関その他の団体による学校の情報化に係る支援
の内容及び方法に関する研究に寄与することを主な目的とする。
(実施期間)
第2条 この協定による事業の実施期間は、この協定の締結の日から平成29年3月末ま
でとする。ただし、甲の求めに応じ、乙及び丙が承認する場合には、必要に応じ当該期間
を延長することができる。
(役割分担)
第3条 この協定による事業の実施に係る甲、乙及び丙の役割分担は、次のとおりとする。
(1) 甲
ア 墨田区立小学校及び中学校(以下「小学校及び中学校」という。)との連絡及び調
整
イ
ICT活用先進地域における教育委員会事務局の活動内容、活動方法等に関する
調査
ウ ICT環境整備、支援及び研修のあり方についての研究
エ 教育委員会事務局と各種団体との連携のあり方についての研究
(2) 乙
ア 各学校における実践、研修等の記録、広報及び教員研修用の教材ビデオ等の作成
イ
この協定による事業の実施において必要とする物資の提供及び丙による講師の派
遣等に係る費用負担
(3) 丙
ア 学校情報化診断システム等による小学校及び中学校における情報化の状況の把握
イ
小学校及び中学校への講師派遣及び知見を有する者による教育の情報化に関する
適切なアドバイスの実施
2
甲、乙及び丙は、この協定による事業の実施に当たり、相互に責任を担い、協力する
ものとする。
3
第1項の役割分担を変更し、又は追加する必要がある場合は、甲、乙及び丙が協議の
上、決定するものとする。
4 第1項第2号に掲げる役割分担における乙の負担は、1,000,000 円を上限とする。ただ
し、前条の規定により事業期間を延長した場合には、別途、協議して定めるものとする。
5 第1項第3号イに掲げる講師派遣は、小学校及び中学校それぞれ2校までとする。
6 乙は、丙に対して、費用の支払その他の事務について委託することができる。
(個人情報の保護)
第4条 甲、乙及び丙は、この協定による事業の実施により知り得た個人に関する情報を
適正に管理するとともに、この協定による事業の実施以外の目的に使用し、又は外部提供
してはならない。
第2条の実施期間が終了し、又はこの協定が解除された後も同様とする。
(情報の共有、研究成果の公表等)
第5条 甲、乙及び丙は、それぞれが実施する事業の内容について、連絡及び調整をする
ことができる機会並びに情報共有することができる場を設けるものとする。
2
この協定に基づく事業の実施による研究成果に係る権利については、甲、乙及び丙の
共有とする。
3
甲、乙及び丙は、前項の規定により有する権利に基づき、それぞれ当該研究成果を公
表しようとするときは、あらかじめ甲、乙及び丙で協議するものとする。
(協定の変更及び解除)
第6条
この協定による事業の実施に関し、内容に変更が生じたとき、又は特別な事情が
生じたときは、甲、乙及び丙協議の上、この協定を変更することができる。
2
甲、乙及び丙は、次の各号に該当するときはこの協定を解除することができる。この
場合において、当該解除によって生ずる損害等について、当該解除に係る原因者に求償す
ることができる。
(1) 相手方のいずれかの責めに帰する事由により、この協定による事業の実施が困難に
なったとき。
(2) 相手方のいずれかにこの協定に定める義務に反する行為があったとき。
3
甲、乙及び丙は、前項の規定によりこの協定を解除しようとするときは、事前にその
旨を相手方の双方に対し通知しなければならない。
(疑義についての協議)
第7条
この協定に定めのない事項又は疑義が生じた事項については、甲、乙及び丙が協
議の上、定めるものとする。
この協定の締結を証するため、本書を3通作成し、甲、乙及び丙がそれぞれ記入押印の上、
各自その1通を保有する。
平成
年
月
日
甲
東京都墨田区吾妻橋一丁目23番20号
墨田区
墨田区長 山本 亨
印
乙
東京都港区虎ノ門一丁目1番10号 第 2 ローレルビル 6 階
公益財団法人 パナソニック教育財団
理事長 小野 元之
印
丙
神奈川県横浜市保土ケ谷区常盤台79-1
国立大学法人 横浜国立大学
学長 長谷部 勇一
印