資 中部運輸局 自動車交通部 平成28年1月28日 料 - 4 定例記者懇談会 発表 連絡先 中部運輸局自動車交通部 旅客第二課 柴田、本田 ℡ 052-952-8036 はこぶちゃん タクシー登録運転者の行政処分等について(10~12月分) 中部運輸局は、輸送の安全及び利用者利便の確保を図るため、各県(愛知県におい ては県下を2地域に分割指定)を「タクシー業務適正化特別措置法」に基づく「単 位地域」に指定し、「タクシー運転者登録制度」導入しています。 運転者登録を受けなければ、単位地域内のタクシーに乗務することはできず、登 録要件として法令・安全・接遇・地理に関する講習の受講を義務づけ、また、悪質 な法令違反や重大事故を惹起した登録運転者に対しては、登録取消等の行政処分を 行うなど、運転者に対する指導・教育の強化を図っています。 本年度第3四半期(10~12月)における登録運転者の行政処分等について、下 記のとおりお知らせします。 記 【行政処分等の概要】 10月)・大幅な最高速度違反行為(速度超過50㎞以上)で検挙された運転者1名 を警告処分、違反点数4点を付与 11月)・大幅な最高速度違反行為(速度超過30㎞以上50㎞未満)で検挙された 運転者1名を警告処分、違反点数3点を付与 ・重傷事故(専ら運転手の責)を惹起した運転者1名を警告処分、違反点数 3点を付与 ・重傷事故(専ら運転手の責以外)を惹起した運転者1名を警告処分、違反 点数3点を付与 12月)行政処分なし ※1 ※2 行政処分等の詳細については別紙1を参照 タクシー運転者登録制度については別紙2を参照 別 紙 既公表分 26年度 事 項 警告 取消 今回公表分 27年4~9月 警告 1 取消 27年10月 警 告 27年11月 取 消 警 告 27年12月 取 消 警 告 27年4~12月合計 取 消 名 愛 静 岐 三 福 名 愛 静 岐 三 福 名 愛 静 岐 三 福 名 愛 静 岐 三 福 名 愛 静 岐 三 福 名 愛 静 岐 三 福 警告 取消 運送引受義務違反 受講命令に係る講習未受講 重大事故の惹起 1.自動車事故報告規則第2条1号に 規定する事故を引き起こしたとき 2.自動車事故報告規則第2条3号に 規定する事故を引き起こしたとき 1 Ⅰ 死亡事故 ① 専ら運転者の不注意に よって発生したもの ② 専ら運転者の不注意に よって発生したもの以外 Ⅱ 重傷事故 ① 専ら運転者の不注意に よって発生したもの ② 専ら運転者の不注意に よって発生したもの以外 1 2 1 1 1 1 2 悪質違反 (救護措置義務違反、無免許運転など) 大幅な最高速度違反行為 ① 速度超過50㎞以上 6 1 ② 速度超過30㎞以上50㎞未満 11 5 6 21 27 27 1 1 1 6 1 最高速度違反(速度超過30㎞未満) 駐停車違反等 21 1 1 3 31 1 名 : 愛知A地域(名古屋地域) 愛 : 愛知県B地域(愛知県のうち愛知A地域以外の地域) 静 : 静岡県地域 岐 : 岐阜県地域 三 : 三重県地域 福 : 福井県地域 事 項 26年度 27年4~9月 27年10月 27年11月 講習の受講命令 ※講習の受講命令は、3年以内の違反点数の累計が7点以上となった場合に発動(受講命令の発動を受けた日から3年以内に違反点数の累計が7点以上となった場合は登録の取消し) 27年12月 27年4~12月合計 別紙 2 運転者登録制度について 1.制度の趣旨 流し営業が中心の地域におけるタクシー事業の輸送の安全及び利用者の利便を確保す る観点から、タクシー業務適正化特別措置法を一部改正(平成 20 年 6 月 14 日施行)し、 同法の指定地域について、利用者利便の確保に加えて輸送の安全を確保するためのもの に改め、新たな指定地域において、地方運輸局長が認定する講習の修了を要件とするタ クシー運転者登録制度を導入した。 平成 25 年 11 月のタクシー業務適正化特別措置法の改正により、平成 27 年 10 月から タクシー運転者登録制度を全国に拡大し、単位地域・指定地域・特定指定地域の地域区 分に応じた講習・試験等を実施している。 2.単位地域等の変遷及び状況 昭和 45 年 8 月~ 平成 20 年 6 月~ 指定地域(2地域) 指定地域(10地域) 東京地域、大阪地域 札幌地域、仙台地域、 平成 27 年 10 月~ 単位地域(60地域) 全国47都道府県 さいたま地域、千葉地域、 名古屋地域、京都地域、 神戸地域、広島地域、 北九州地域、福岡地域 特定指定地域(3地域) 指定地域(10地域) 札幌地域、仙台地域、 さいたま地域、千葉地域、 名古屋地域、京都地域、 神戸地域、広島地域、 東京地域、横浜地域 北九州地域、福岡地域 大阪地域 特定指定地域(3地域) ※横浜地域は H22.3.31 までは指定地域 東京地域、横浜地域 大阪地域 3.手続きなど ○ 単位地域内の営業所に配置するタクシーに乗務する運転者は、運転者登録を受けな ければタクシーに乗務できない。また、乗務する際には、タクシー車内に運転者証を 掲示することが必要。 ○ 運転者登録を受けるためには、運輸局長が認定する講習(法令、安全、接遇及び地 理)の受講・修了が必要。指定地域・特定指定地域においては、加えて試験の合格が 必要。 4.運転者の登録取消処分(行政処分)など ○ 悪質な法令違反や重大事故惹起などの場合、運転者の登録を取り消し。 ※ 登録を取り消された場合には、タクシーに乗務できなくなる。 ※ 取消処分の際、再び登録を受けることができない期間(再登録禁止期間=最長2年)を決定。 ○ その他の法令違反には点数を付与し、3年以内の累計点数が7点に達した場合は講 習の受講命令。 ※ 運転者が命令講習を受講しない場合は、登録取消処分となる。
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