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平成27年3月11日 中国運輸局法令試験問題
(指定地域・広島交通圏)
〔注意事項〕試験問題中「個人タクシー事業」等の語句の意味は、それぞれ次のとおりとする。
・「個人タクシー事業」……… 一般乗用旅客自動車運送事業(1人1車制個人タクシー)
・「事業者」…………………… 一般乗用旅客自動車運送事業者(1人1車制個人タクシー)
・「タクシー」………………… 一般乗用旅客自動車運送事業用自動車
問1.次の文について、正しいものに○印を、間違っているものに×印を、解答用紙に記
入しなさい。
1. 年齢が満70歳の個人タクシー事業者であっても、一定の要件を満たせば代務運転者
を使用することができます。
2. 事業用自動車の自動車検査証の有効期間は1年とされていますが、個人タクシーの事
業用自動車に限っては2年とされています。
3. 事業者は、許可に付された期限が満了した場合であっても、期限更新手続きを行えば
その効力を失うことはありません。
4. 旅客自動車運送事業者は、事業用自動車内に当該事業者の氏名又は名称を掲示する必
要はありません。
5. 一般乗用旅客自動車運送事業者が道路運送法に基づく命令に違反したときは6月以内
において期間を定めて事業の停止を命ぜられることがあります。
6. 一般乗用旅客自動車運送事業の運賃の種類は、距離制運賃、時間制運賃、定額運賃と
されています。
7. タクシー業務適正化特別措置法の規定に基づく指定地域内に営業所があるタクシー事
業者は同法の規定に基づくタクシー運転者登録を受けている者以外の者を運転者とし
て乗務させてはなりませんが、個人タクシー事業者は同法の規定に基づくタクシー運
転者登録を受ける必要はありません。
8. 個人タクシー事業は、道路運送法の「一般乗合旅客自動車運送事業」に該当します。
日個連浮間事務所 270311中国運輸局(指定地域・広島) 1/6
9. 道路運送法の規定では、許可に期限を付すことができるとされていますが、認可には
期限を付すことができないとされています。
10. 自動車の所有者の変更の場合、新所有者は、その事由があった日から30日以内に移
転登録の申請をしなければなりません。
11. 他人の需要に応じ、無償で、自動車を使用して旅客を運送する事業は、道路運送法に
規定する旅客自動車運送事業に該当します。
12. タクシー業務適正化特別措置法の指定地域内の個人タクシー事業者は、当該事業用自
動車の両側面に「個人」又はタクシー事業者が所属する団体の名称を表示しなければ
なりません。
13. 死亡事故を起こしたときは、被害者側と示談が成立する見込みがある場合又は直ちに
示談が成立した場合であっても、自動車事故報告規則の規定に基づく報告書を提出し
なければなりません。
14. 個人タクシー事業者がいわゆるタクシー無線を設置しようとするときは、道路運送法
に規定する手続が必要です。
15. タクシー事業者は、運賃又は料金を収受した場合、旅客の請求があったときは、収受
した運賃又は料金の額を記載した領収証を発行しなければなりません。
16. 自動車の使用者には、当該自動車を保安基準に適合するよう維持することは義務付け
られていません。
17. 旅客自動車事業者は自動車が転覆し、死者又は重傷者が生じた場合は24時間以内に
その事故の概要を速報しなければなりません。
18. 一般旅客自動車運送事業の運送約款に定める事項には、運送責任の始期及び終期が含
まれています。
19. 一般乗用旅客自動車運送事業の運送約款には、運賃及び料金の収受並びに事業者の責
任に関する事項を定める必要はありません。
20. 自動車点検基準に規定する日常点検基準においては、タクシー車両のブレーキについ
ては、走行距離、運行時の状態等から判断した適切な時期に行えばよいこととなって
います。
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21. 旅客自動車運送事業等報告規則の規定により、個人タクシー事業者は、法人タクシー
事業者と異なり事業報告書を提出する義務がありません。
22. 道路運送法の目的には、輸送の安全を確保し、道路運送の利用者の利益の保護及びそ
の利便の増進を図ることが定められています。
23. 身体障害者割引は、身体障害者福祉法による身体障害者手帳を所持している者に適用
するものとし、営業的割引条件にも該当する場合は、いずれか高い率を適用し、割引
の重複はできません。
24. 事業者が、事業計画に定めるところに従わずにその業務を行うことができるのは、天
災の場合に限られています。
25. 道路運送法の規定により運賃及び料金の割り戻しは禁止されていますが、やむを得な
い事由があると認められるときは、この限りではありません。
26. 事業者は、
事業計画のうち自動車車庫の位置又は収容能力を変更しようとするときは、
認可を受ける必要はありません。
27. 事業者は、旅客に対する取扱いその他運輸に関して苦情を受けたときは、これについ
て遅滞なく弁明しなければならないことになっていますが、この場合、氏名及び住所
を明らかにしない者に対しては、弁明をする必要はありません。
28. 事業の廃止をしたときは、道路運送法に規定する手続きが必要ですが、この際、提出
する届出書には「廃止する理由」を記載する必要はありません。
29. 個人タクシー事業者は、タクシー車両を常に清潔に保持するほか、毎月少なくとも1
回清掃して、その旨を乗務記録に記録しなければなりません。
30. タクシーの前面ガラスに、運転者が交通状況を確認するために必要な視野を確保でき
れば、前面ガラスにはり付けるものに制限はありません。
31. 旅客自動車運送事業者の事業用自動車の運転者は、運転操作に円滑を欠くおそれがあ
る服装をしてはなりません。
32. 一般乗用旅客自動車運送事業の標準運送約款には、運賃及び料金は、いかなる場合で
も、運賃料金メータ器の表示額によることが規定されています。
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33. タクシー業務適正化特別措置法の規定に基づく指定地域内のタクシー事業者が、当該
指定地域内の営業所にタクシーを配置しようとするときは、あらかじめ当該自動車の
自動車登録番号、法人又は個人の別及び自動車車庫の位置を行政庁に届け出なければ
なりません。
34. タクシー車両には、地方運輸局長の指定する規格に適合する地図を備えておかなくて
はなりませんが、カーナビゲーションシステムが装着されている場合は、当該地図を
備えておく必要のないことが旅客自動車運送事業運輸規則に規定されています。
35. 一般旅客自動車運送事業者は、その名をもって他人に事業を貸し渡してはならないこ
とが規定されているが、個人タクシー事業者については当該規定は適用されません。
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問2.次の文章は、法令に基づく条文です。文中の【
】の中に入る正しい語句を下記
の□の中から選び、記号を解答用紙に記入しなさい。
道路運送法(昭和二十六年六月一日法律第百八十三号)
(公衆の利便を阻害する行為の禁止等)
第三十条 一般旅客自動車運送事業者は、旅客に対し、
【 ① 】な運送条件によること
を求め、その他公衆の利便を阻害する行為をしてはならない。
2 一般旅客自動車運送事業者は、一般旅客自動車運送事業の健全な発達を阻害する結
果を生ずるような競争をしてはならない。
3 一般旅客自動車運送事業者は、
【 ② 】の旅客に対し、不当な差別的取扱いをして
はならない。
4 国土交通大臣は、前三項に規定する行為があるときは、一般旅客自動車運送事業者
に対し、当該行為の【 ③ 】又は変更を命ずることができる。
道路運送車両法(昭和二十六年六月一日法律第百八十五号)
(自動車の検査及び自動車検査証)
第五十八条 自動車(国土交通省令で定める軽自動車(以下「検査対象外軽自動車」とい
う。)及び小型特殊自動車を除く。以下この章において同じ。)は、この章に定めるとこ
ろにより、国土交通大臣の行う【 ④ 】を受け、有効な自動車検査証の【 ⑤ 】を
受けているものでなければ、これを運行の用に供してはならない。
2 自動車検査証に記載すべき事項は、国土交通省令で定める。
ア.認定
イ.不当
ウ.一部
エ.登録
オ.特別
カ.停止
キ.発行
ク.不正
ケ.中止
コ.送達
サ.延期
シ.特定
ス.交付
セ.不利
ソ.検査
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氏名
平成27年3月11日実施
中国運輸局(指定地域・広島交通圏)
法令試験問題
解答用紙
問1
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28
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30
31
32
33
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35
②
③
④
⑤
問2
①
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