改革結集の会による日本国憲法改正案 1 概要①(緊急事態条項) 緊急事態の宣言の要件及び手続 (1)緊急事態の宣言 内閣は、以下の場合において、緊急事態の宣言を発することができる。 (95条の2 第1項) ① 我が国に対する外部からの武力攻撃 ② 内乱等による社会秩序の混乱 ③ 大規模な自然災害 その他の法律で定める緊急事態 (2)緊急事態の宣言の解除 内閣は、緊急事態がやんだときは、速やかに宣言を解除するものとする。 (95条の 2第1項) (3)国会の承認その他の統制(95条の2第4項及び第5項) 2 緊急事態の宣言の効果 (1)内閣への権限集中等 ・ 緊急事態宣言が発せられた場合において、内閣は、次の権限を行使できるものと する。 (95条の2第2項及び第3項) 国民の自由及び権利の制限・義務の賦課を ① 財政上の処分 明記するか、事態の種類により書き分ける ② 地方自治体の長に対する指示 か否か等について要検討。 ③ 法律と同一の効力を有する緊急政令の制定 ・ 事態に応じ合理的に必要と認められる範囲内において、国民の自由及び権利を制 限し、又は義務を課すことができるが、その場合、基本的人権は最大限に尊重され なければならない。(95条の2第3項) (2)緊急事態宣言が発せられた場合の議員任期の特例等 ① 両議院の議員の任期延長及びその選挙期日の特例(47条の2) ② 衆議院解散の禁止〔あわせて、内閣※の衆議院解散権を明記〕(54条) ③ 衆議院解散後に宣言が発せられた場合における前衆議院議員による職務遂行(5 4条) (3)憲法改正の禁止 緊急事態の宣言が発せられている間は、憲法を改正することができない。 (96条第 3項)
© Copyright 2024 ExpyDoc