岡山県農業振興地域整備基本方針変更(案)の概要 (注)下線部分が変更箇所 第1章 確保すべき農用地等の面積その他の農用地等の確保に関する事項 第1 確保すべき農用地等の面積その他の農用地等の確保の基本的考え方 1 確保すべき農用地等の面積の目標 H26:56.1千 ha → H37:約53千 ha 2 諸施策を通じた農用地等の確保のための取組の推進 ・ 農地中間管理機構による認定農業者等の担い手に対する農地の集積・集約化 の促進、地域コミュニティによる活動や生産条件が不利な中山間地域等におけ る営農の継続に対する支援、農地法に基づく遊休農地に関する措置などの各種 施策を通じ荒廃農地の発生抑制・再生・有効利用を推進する。 ・ 農地転用を伴う農用地区域からの除外を行う場合には、効率的かつ安定的な 農業経営を営むものに対する農用地の利用の集積に支障が生じないことなど、 より適切かつ厳格な運用を図る。 第2 農業上の土地利用の基本的方向 南部地帯、中北部地帯に分け、農業的土地利用と非農業利用との地域に応じた 調整を図る。 第2章 農業振興地域の位置及び規模 ・ 指定予定地域の規模 総面積:531,611ha 第3章 基本的事項 第1 農業生産基盤の整備及び開発に関する事項 1 整備及び開発の方向 ・ 整備を推進するとともに、施設の長寿命化を図り、既存施設を有効に活用す るストックマネジメントを推進する。 2 農業地帯別の構想 ・ 農地集積の推進や生産性の向上などを図るため、地域ニーズに沿った整備を 行う。 3 広域整備の構想 ・ 市町村整備計画と連携を保ち、効果的・広域的な整備を推進する。 第2 農用地等の保全に関する事項 1 保全の方向 ・ 荒廃農地の発生の抑制と再生・利用に努めるとともに、地域住民を含めた多 様な主体の参画によって、保全・管理を図る。 2 保全のための事業 ・ 各種農地防災事業の実施、荒廃農地の整備・復旧等による保全・管理に努め る。 3 保全のための活動 ・農協、企業等による営農、意欲ある多様な農業者への農地の集積、農地・水・ 環境保全への活動支援、中山間地域等直接支払制度の活用により農地の保全・有 効利用を促進する。 第3 農業経営の規模拡大及び農用地等の総合的な利用の促進に関する事項 1 総合的な利用の促進の方向 ・ 人・農地プランの見直しを支援し、その実現に向け、農地中間管理事業等の各 種施策を活用して、担い手の農地の集積・集約化を進める。 2 農業地帯別の構想 ・ 新たな農業参入が期待される企業や農協など、多様な担い手体制を構築するな ど、地域の特性を生かした営農を確立し、農地の有効利用を図る。 ・ 主要な営農類型:水稲・麦複合など22類型 第4 農業の近代化のための施設の整備に関する事項 1 重点作目、農業地帯別の構想 ・ 消費者ニーズに対応した品種選定や、高品質・高付加価値化を進める。また、 米、麦、大豆等については、農地集積による規模拡大や高性能機械の導入を進め ることにより、生産の効率化やコスト低減を図る。特に、果樹については、白桃、 マスカット、ピオーネを中心に供給力の強化を図るとともに、関西圏・首都圏・ 海外への PR 戦略を積極的に展開し販路拡大を進める。 2 広域整備の構想 ・ 農協の広域化に伴う既存施設の再編や能力増強など効率的な利用及び青果物情 報提供システムを活用した青果物の有利販売を促進する。 第5 農業を担うべき者の育成及び確保に関する事項 1 施設の整備の方向 ・ 農業普及指導センターや農業大学校の実践的な研修制度の充実等を通じ、新規 就農者等の確保を図りながら、意欲ある経営体の育成に努める。 2 育成及び確保のための活動 ・ 青年等就農計画の目標達成に必要な資金制度の活用、優良農地の利用集積等の 支援対策を推進する。 ・ 就農相談会や技術習得研修会等により、就農希望者に就農情報を発信するとと もに円滑な就農と定着を進める。 第6 農業従事者の安定的な就業の促進に関する事項 1 安定的な就業の促進の目標 ・ 農地の集積・集約化を促進し、認定農業者の育成や企業等の農業参入の促進に よる担い手の確保を図るとともに、兼業農家の安定的就業環境を確保する。 2 就業機会の確保のための構想 ・ 新たな地場産業の展開や6次産業化、工業等の計画的導入により農業従事者の 就業機会を確保する。 第7 良好な生活環境を確保するための施設の整備に関する事項 1 生活環境施設の整備の必要性 ・ 誰もが住みたい農村づくりを目指して、生活環境施設の整備を推進する。 2 生活環境施設の整備の構想 ・ 景観等の地域資源を活用し、個性的で魅力ある地域づくりを推進し、地域住民 や都市住民にとって豊かで潤いのある施設を整備する。
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