「市職員として働いての感想」 建設課建設係 今福 大輔 建設課建設係の今福大輔と申します。建設係では、主に道路の拡幅や、傷ん だ道路を補修することを担当しています。私は、学生時代に建築を専攻したの で、同じ工事とくくれば難しくないと考えていましたが、実際は、分からない ことがほとんどでした。 特に建物と違うと感じたことは、道路は必ずしも設計どおりに工事が進まな いところです。実際に工事に着手したら、設計段階では想定できなかったこと が起こることがあります。そのときは、現場を確認し、工事施工者と打合せし て対応を考えます。 ただし、建物も道路も共通して言えることは、利用者のことを考えて作られ ているということです。交差点での視界の確保や、安全のためのカーブミラー や停止線の設置、歩行者が安全に通行するための歩道設置など、安全性に対す る配慮は多岐にわたります。私はまだ道路の設計には携わっていませんが、利 便性や安全性を考慮した設計ができるように勉強していきたいと思います。 他には、建物設計業務の効率化やコスト縮減を目的として、業務内容の調査、 探究、改善案の考案を行っています。市と他の自治体の業務内容を比較し、業 務改善点がないか調査、検討を行いました。自治体の規模により、専門の部署 の有無や工事の案件数が異なります。そのため、他の自治体の効率化された業 務をそのまま採用してもコストや技術面において課題が生じます。そこで塩尻 市の業務体制に即した形にするために市で行う業務、民間に委託する業務を再 検討しました。まだ考案段階なので、実施できる形にすることが目標です。今 後は、今回の業務に限らずに、日々の業務においても改善案を見出せるように 努力したいと思います。 市の業務は、多岐にわたっており、担当部署だけでは解決できない案件があ り、他の部署との連携が大切だと感じました。今後、技術職員として一つの分 野を極めるだけでなく、様々な分野に関心を持って見識を広げていきたいと思 います。
© Copyright 2024 ExpyDoc