三角関数 • 弧度法 円 半径 等 円の半径に等しい長さの弧の中心角を角の 長さ 弧 中心角を角 単位にする方法。単位はラジアン。 • πrad=180° • 1rad=180°/π 1rad 180 /π • 円を一周する360°は2πradである。 例題 • 30°, 45°, 60°, 90°, 120°, 270°を弧 表 度法で表しなさい 例題 • 次の弧度法で表される角度を度数法で表し なさい 5π/3 3π 5π/3, 3π, 3π/4 sin cos sin, cos, tanの定義 • sinθ=対辺/斜辺 • cosθ=隣辺/斜辺 cosθ 隣辺/斜辺 • tanθ=対辺/隣辺 • θとsin,cos,tanの関係 係 π/6 30° ° sin cos tan π/4 45° ° 60° ° 1 2 3 2 1 2 1 2 3 2 1 3 π/3 [rad] 1 2 1 3 sin θ tan θ = cos θ sin i 2 θ + cos 2 θ = 1 • 三角関数の加法定理 sin(α+β)=sinαcosβ+cosαsinβ sin(α β)=sinαcosβ cosαsinβ sin(α-β)=sinαcosβ-cosαsinβ cos(α+β)=cosαcosβ-sinαsinβ cos(α-β)=cosαcosβ+sinαsinβ • 三角関数の積を和に直す公式 sinαcosβ=1/2{sin(α+β)+sin(α-β)} i β 1/2{ i ( β) i ( β)} cosαsinβ=1/2{sin(α+β)-sin(α-β)} cosαcosβ=1/2{cos(α+β)+cos(α-β)} sinαsinβ=1/2{cos(α+β)-cos(α-β)} β { ( β) ( β)} • 三角関数の和を積に直す公式 角 β (( β) ) (( β) ) sinα+sinβ=2sin((α+β)/2)cos((α-β)/2) sinα-sinβ=2cos((α+β)/2)sin((α-β)/2) cosα+cosβ 2cos((α+β)/2)cos((α β)/2) cosα+cosβ=2cos((α+β)/2)cos((α-β)/2) cosα-cosβ=2sin((α+β)/2)sin((α-β)/2) 複素数 • 正弦波信号を表すときに用いられる。 正弦波信号を表すときに用いられる • 周波数の概念を表すときに用いられる。 • 実数部と虚数部により成り立つ数値 Z = x + jy x:実数部, y:虚数部 x:実数部 • jは虚数部であることを表している。 • jは数値としては-1の平方根として扱う。 数値 方根 扱う j = −1 直交形式 • 複素数は次のように直交する2軸により成す 2次元平面上のベクトルとして表すことが出 来る。 • この2次元平面を複素 平面と呼ぶ。 • 横軸は実数部、縦軸は 虚数部に対応する。 • 実数部はReal part、虚 数部はImaginary part とも呼ばれる。よって、 実数部と虚数部を右の ように表すこともある。 x = Re Z y = Im I Z • このように複素平面上のベクトルを実数部と虚数部 のそれぞれの値によって表現する形式としては以下 のようなものがある。 うなも がある Z = ( x, y ) = x + jy = Re Z + j Im Z • このような表現の形式を直交形式と呼ぶ。 例題 • 次の複素数を直行形式で表しなさい。 (a) (b) (c) (d) 極座標表示 • 複素数 複素数のベクトルの長さをr、実軸と成す角をθとすると、 ベ さを 実軸 成す角を する 以下のように表すことが出来る。 Z = r∠θ これを極座標表示と呼ぶ。 • rを複素数Zの「絶対値」と呼ぶ。 を複素数 「絶対値 ぶ • θを複素数Zの「偏角」と呼ぶ。 Z =r arg Z = θ • argはZが実数軸の正の方向と成す角 • argは英語のargument(偏角)から • 周期性 期性 偏角θは次のように周期性を持っている。 arg Z=θ+2nπ ここで、nは任意の整数 は任意 整数 • 例 π 7π 13π 4∠ 3 = 4∠ 3 = 4∠ 3 = 4∠ 19π =L 3 • 角2nπは円をn回だけ回転して元に戻る角度である ため 直交形式と極座標表示の関係 • 極座標表示、直交形式どちらも非常に良く使 用される。 • 両表示法の変換が必要となる。 • x=? • 三角関数を思い出す 角 r θ x x = r cosθ • 同様に 様 r θ y = r sin θ y x = r cosθ y = r sin θ Z = r cosθ + jr j sin i θ • 直交形式から極座標表示への変換には・・・ 換 r= x +y 2 2 y −1 y θ = arctan t (= tan t ) x x • 極座標表示変換時の注意 次の複素数を考える。 z = − 3 + j 4 偏角はarctan(-4/3)だが 偏角はarctan( 4/3)だが、これは次の複素数の場合 これは次の複素数の場合 の偏角と同じになる。 z = 3 − j4 つまりarctan(-4/3)だけで計算したのでは2通りの角 度が考 度が考えられる。実際には実数部が負、虚数部が れ 実際 実数部が負 虚数部が 正であるから、偏角は第2象限に来ることが判断で きる。 きる 複素数の相等 • 2つの複素数a+jbとc+jd(a,b,c,dは実数)が が a+jb=c+jd なら a=c b=d 例題 • 3x+j(1-2x)=2y-j3を満たす実数x,yを求めなさ い。 複素数の四則演算 z1 = x1 + jy1 z 2 = x2 + jy2 • 加法 z1 + z 2 = ( x1 + x2 ) + j ( y1 + y2 ) • 減法 z1 − z 2 = ( x1 − x2 ) + j ( y1 − y2 ) • 乗法 j2=-1として 1として z1 z 2 = ( x1 + jy1 )( x2 + jy2 ) = x1 x2 + jx j 1 y2 + jy j 1 x2 − y1 y2 = ( x1 x2 − y1 y2 ) + j ( x1 y2 + y1 x2 ) • 乗算の極座標の場合は 算 極座標 合 z1 z 2 = r1 ((cosθ1 + j sin θ1 )r2 ((cosθ 2 + j sin θ 2 ) = r1r2 {(cosθ1 cosθ 2 − sin θ1 sin θ 2 ) + j (sin θ1 cosθ 2 + sin θ 2 cosθ1 )} = r1r2 {cos(θ1 + θ 2 ) + j sin(θ1 + θ 2 )} 従って乗算において大きさと位相は次のようになっ 算 ている。 z1 z 2 = z1 z 2 arg z1 z 2 = arg z1 + arg z 2 • r2=1のときは長さは変わらず角度変換のみと 1のときは長さは変わらず角度変換のみと なる。 • 除算 1 1 x2 − jy2 −1 = z2 = = 2 z2 x 2 + jy2 x2 + y22 を を用いて、 z1 = z1 ( z 2−1 ) z2 である。 ある • 除算の極座標の場合は 除算 極座標 合 z 2−1 = x2 − jy2 1 1 1 − = − = = ( x jy ) r (cos θ j sin θ ) (cos θ 2 − j sin θ 2 ) 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 x2 + y 2 x2 + y 2 r2 r2 だから z1 r1 = {cos(θ1 − θ 2 ) + j sin(θ1 − θ 2 )} z 2 r2 r1 = ∠(θ1 − θ 2 ) r2 共役複素数 z = x + jy に対して z = x − jy を共役な(conjugate)複素数といい、 * などで表す。 z , z x = y = の関係がある。 z + z 2 z − z 2 j * * 例題 • 次の複素数を計算し、A+jBの形になおしなさ 算 い。 (1) 1 3 + j4 (3) 1 1− j2 (2) 2 1+ j2 (4) 1 −1− j2
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