物理の実験・計測に FPGA を導入しませんか? 私たち特殊電子回路株式会社がお手伝い致します コスモゼット 80 125MHz/12 16bit/8 32ch FPGA&Linux&高速ADCボード 高速 多くの研究室では光電子増倍管やフォ 研究室では光電子増倍管やフォトダイオード、 トダイオード その他 のセンサで計測した信号をNIM/CAMAC/VMEのラックマウント 型のシステムや、 オシロスコープ/ディジタイザなどの汎用計測 器を使ってパソコンに取り込み、学生の開発したプログラムや LabView等で処理していると思われます。 しかし、チャネル数を増やすには数十万円∼百万円の費用が かかり 場所的にも費用的にも負担が大きくなり、 場所的にも費用的にも負担が大きくなり 配線の量も膨 配線の量 かかり、 大になります。 FPGAを使って実験・計測の方法を改善してみませんか? 私たち特殊電子回路㈱が皆様の実験のFPGA化をサポートい たします。 従来の実験・測定方法 Excel TeX その他 光電子増倍管 フォトダイオード など NIM/CAMAC や オシロスコープ・ディジタイザなどの 汎用計測システム パソコンに データを取り込む 院生などが組んだ プログラムで データを処理 人の手によって データ解析 FPGA の 導入によってこう変わります FPGA化された測定方法 同軸ケーブルで 直接接続 光電子増倍管 フォトダイオード など Web でのアクセス ス 弊社製品 Cosmo-Z Xilinx の最新 FPGA、高速 ADC そして、Linux サーバ搭載 プリアンプなどのアナログ系も 搭載しており、これ 1 台で OK 研究室で開発した プログラムを 入れておくことも可能 自動的・自律的に計測・処理・表示が可能 自動的 自律的に計測 自律的に計測・処理・表示が可能 Cosmo-Z(コスモゼット)は、高速ADCと、FPGAと、データ処理用のLinux PCを1ボードに納めた新しいタイプの計測ボードです。 最大32ch 125MHzで計測ができ、計測したデータはボード上のFPGAで 処理できるので、パソコンを使うよりもずっと高速でコンパクトなシステム になります。Cosmo-Z上ではLinuxとWebサーバが動作するので、今までの 研究室のソフトウェア資産が活かせます。つまり、センサとCosmo-Zをケー ブルでつなぐだけで、Webベースの計測システムが出来上がるので、非常 に簡単です。 FPGAやファームウェアは弊社で作った汎用的な計測器としてのプログラ ムが入っていますが、 ソースコードを公開しているので、貴研究室での研究 に合わせて自由に改良していただくこともできます。 もちろん、実験の概要をお教えいただければ、弊社でFPGAやファームウ ェアを設計することも承ります。 直径90mmのパイプに125MHzのADCが32ch入る 実は当社代表の内藤は応用物理学科の出身で、16年ほど前、大学と大学院で核物理や原子力、 半導体レーザなどを学んできたのですが、修士課程で与えられた2年間の大半を、実験装置を作る ことに費やしてしまい、満足な研究成果を出すことができませんでした。 そのときからNIM/ CAMACのシステムやロックインアンプを高速ADCとFPGAを使って置き換えたいという夢を持って いました。 大学院を卒業した私は、民間企業を経て独立、起業し、FPGAの回路設計などの仕事を受託して きました。そのような日常を送っていたのですが、数年前にある研究所からミューオンを検出する ための回路をFPGAで作ってほしいという依頼を受けたのです。要求された仕様は、チャネル数が多いことと、サイズが小さいこと。なんと、地面に 掘った深い孔の中に埋めて、地中深くでミューオンを検出するので、 「直径90mmのパイプ内に32個のADCを入れる」 というとんでもない高密度な 仕様でした。当然、周囲には商用電源などなく、人もいません。低消費電力であることはもちろん、遠隔操作や遠隔モニタリングも必要でした。 当然ながら、既存の製品にはそのようなものはありませんので、当社でゼロから開発することになったのです。試作を重ねて、ついに直径90mm のパイプ内に入れらる8chのAD変換&データ収集計測装置が完成しました。それがCosmo-Zです。 Cosmo-Z 主な 3 つの特徴 その 1:Xilinx の ZYNQ シリーズ FPGA を搭載 FPGAというのは、 プログラム可能なデジタル回路ICで、データを高速かつ並列に処理することが可能で す。本装置に搭載しているものは300万ゲート程度の規模を持ったものであるため、 どんなに複雑な処 理を組み込んでも溢れることはありません。 ボード上には1GBのDDR3メモリも搭載しているので、計測したデータを大量に蓄えることができるので 高速な信号やレートの高い放射線のパルスでも溢れません。概ね100万イベント/秒程度なら大丈夫で す。 その 2:アナログ系も搭載されているため、接続が簡単 最新FPGAとオンボードの1GBメモリ Cosmo-Zには、LPFやプリアンプといったアナログ系も搭載されています。そのため、光電子増倍管 やフォトダイオードをはじめ、イオントラップの電極や半導体検出器などさまざまなセンサを直接つ なぐことが可能です。汎用の広帯域プリアンプを別途用意する必要がないので、 ケーブルの配線が すっきりします。 その 3:Linux サーバ搭載で計測・処理されたデータは Web から閲覧可能 ギガビットイーサをつなげば、内部のLinuxサーバで処理された計測データをLAN経由で閲覧可能 です。研究室で作った解析プログラムを入れて、処理をした後のデータをWeb経由で見ることもで きますし、PCに取り込んで解析することも可能です。 ボード上の様々な機能と構成 その他にもサイズが非常にコンパクト(専用ケースに入れても 100mm× 100mm× 190mm) で、消費電力も少なく、Power Over Etherからの給電やACアダプタで動作可能なので、持ち運 Cosmo-Zとプラスチックシンチレータと光電子増倍管を組み合わせたポータブル計測器 びにも便利です。 FPGAは専門ではないから設計するのは難しいと感じる方がいらっしゃるかもしれません。そのような場合は弊社にご依頼 ください。お客様の研究内容を理解したうえで、 ご研究内容に合わせたFPGAの設計を行わせていただきます よくある質問とその答え Cosmo-Z 全般について Q Cosmo-Z とは具体的にどんな製品ですか。 ADコンバータが搭載されたFPGAボードです。NIM/CAMACや 汎用のADボードとパソコンを組み合わせて行っていた計測シ ステムがこの小さな装置1つで可能になります。計測したデー タはFPGAで超高速に処理され、装置内のLinuxで加工されま す。非常に多数のアナログ入力チャネルを兼ね備えているのが 特徴です。 A 最高で何チャネルまで増やせますか? Q 1台で32ch構成まで拡張でき、 さらに何台も並べて並列動作さ せることで256chといった構成も実現可能です。 A FPGAやソフトウェアのソースコードは公開しているので、貴研 究室で自由にカスタマイズできます。 もちろん、弊社にご依頼 いただくこともできます。 A 使用実績はどれくらいありますか? 今年の春から販売を開始し、現在19台ほど出荷しています。 火山や断層を見るミューオグラフィーをはじめとし、放射線関 係や海洋の探査、電子スピン相関など様々な研究に応用され ようとしています。出荷して間もないため、当装置を使った成果 が発表されてはいる例はまだありません。来年春ごろから実績 ができてくると思われます。 Q カスタマイズは可能ですか? Q A 汎用の計測器と比べた時のメリットは何ですか? オシロやディジタイザなど、汎用の計測器で取り込んだデータを PCで処理した場合、取り込みで数十μ秒以上の遅延がかかるた め、 リアルタイムに処理してフィードバックすることができません。 それに対して、専用装置だとFPGAの中でADC→波形処理→DAC のループが完結するため、汎用計測器とPCを使う場合に比べて 1000分の1以下の短い時間で対象物の制御が可能です。 例えば、電子スピンの実験で計測したデータに対してFPGA内で膨 大な行列計算を施して統計処理し、その結果を元にDACから制御 信号を出力して電子スピン系を制御するということが計画されて います。いわば、FPGAの中に作り込んだ数百個の演算回路がアク セラレータとして動作するのです。 A 納期を教えて下さい。 Q 約3週間です。 Q Q A 本体以外のオプションや支払い方法は? 専用のアクリルケースやヒートシンクがあります。 また、FPGAの設計データとして、ハードウェアFFTやハードウェ アMCAなどのオプションがあります。 大学や公的機関からの注文であれば、掛け売りで承ります。 A Q 実際の計測事例はありますか? 手前味噌ですが、先日、Cosmo-Zを持って都営地下鉄大江戸線 を一周し、大深度地下でのミューオン量を測定してきました。 正確に検討していないので怪しい結果ですが、地面の厚さとミ ューオン数の相関が見えているようです。 A Cosmo-Z の電気的特性について Q 分解能や速度を上げられますか? Q 14bit,16bit化ができ、250MHz版もご用意できます。 A Q DACはありますか? 2015年中に開発し、拡張ボードとして提供します。 A A 特殊電子回路株式会社について Q 特殊電子回路とはどんな会社なのですか? Q 物理実験や計測のための電子回路を設計する会社です。 研究室や研究機関からの委託によって、研究に必要な特注品 の回路を設計しています。 「当社の回路がないと研究できない! 」 といったコアな部分を担当しています。 他社と異なる最も大きな点は、お客さまの研究内容を理解して 本当に必要な計測装置の構成を考えて設計できることです。研 究者の方々が、電子回路の知識に時間を取られることなく研究 に時間を費やして専念していただけるよう、我々特殊電子回路 にお任せください。 A その他には、どういった製品がありますか? 計測関連機器では18bit精度20chの超高精度マルチチャネルデ ータロガー「AD360」や、18bit精密AD変換ボードなどを扱ってい ます。他にもXILINXやルネサスの各種FPGAを使用した評価ボー ド、FPGAや基板のデバッグを行うためのソフト 「MITOUJTAG」な どがあります。 また、弊社では大学や研究機関、企業からの委託による回路設計 の受託開発を行っております。 開発実績としては以下が挙げられます。 潜水艦用データロガー/宇宙線検出用A/D変換装置/ 国産飛行機用フライトレコーダのためのIPコア/ テレスコープアレイ実験におけるファームウェア開発 etc... A Cosmo-Z 仕様表 デジタル部および基板全体 アナログ部 12bit 125MHz ADC8ch AD コンバータ シングルエンド信号を 106 本 ( 内 LVDS48 組 ) 拡張コネクタ (12bit80MHz、12bit105MHz も選択可 ) 最大 32ch まで拡張可能 入力フルスケール 入力フィルタ 2 次 LPF fc=5MHz DDR3 SDRAM、1GByte、666MHz ギガビットトランシーバ XLINX GTX ポート 2 組 (6.0Gbps) 通信機能 ・ギガビットイーサ ・PCI Express Gen2 x1 ・USB3.0 ±0.3LSB 起動方法 SD カードからの起動 -70dB 以下 (typ) デバッグ方法 オンボード USB-UART と USB-JTAG を搭載 入力変換ノイズ 0.05mVpp INL( 積分直線誤差 ) ±1.6LSB DNL( 微分直線誤差 ) 歪率 メインメモリ ±0.1V または ±1V 電源 5V 単一電源または PoE で動作 基板サイズ 88mm ×175mm 定格消費電力約 7W < 応用例 > ・放射線:フォトマルとつないで放射線のスペクトルをリアルタイムに観測 ・レーザ:パルスレーザの繰り返し波形をリアルタイムにデータ処理 ・他にも:電子スピン相関、プラズマ、フェーズドアレイレーダーなどの高速多チャネルデータ処理 詳しい情報は HP にてご覧下さい。 http://www.tokudenkairo.co.jp/cosmoz/ QR コードからもアクセス頂けます。 特殊電子回路株式会社 取引先一覧(敬称略) 高エネルギー加速器研究機構 自然科学研究機構核融合科学研究所 自然科学研究機構国立天文台 ( 独 ) 宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所 ( 独 ) 海洋研究開発機構 ( 独 ) 産業技術総合研究所 ( 地独 ) 東京都立産業技術研究センター ( 独 ) 日本原子力研究開発機構 ( 地独 ) 北海道立総合研究機構 ( 独 ) 理化学研究所 ( 財 ) 京都高度技術研究所 ( 財 ) 雑賀技術研究所 ( 一財 ) 航空保安施設信頼性センター ( 一財 ) 総合科学研究機構 東海事業センター ( 特非 ) ナノフォトニクス工学推進機構 愛知工業大学 大同大学 法政大学 青山学院大学 千葉工業大学 北海道大学 茨城大学 電気通信大学 三重大学 宇都宮大学 東京大学 名城大学 大阪大学 東京工業大学 山口大学 大阪電気通信大学 東京電機大学 琉球大学 大阪府立大学 東京農工大学 早稲田大学 岡山理科大学 東京理科大学 宇部工業高等専門学校 神奈川大学 東邦大学 香川高等専門学校 北九州工業大学 東北大学 釧路工業高等専門学校 九州工業大学 東北生活文化大学 仙台高等専門学校 京都大学 徳島大学 鶴岡工業高等学校 慶應義塾大学 長岡技術科学大学 名古屋電気学園 高知工科大学 名古屋大学 奈良工業高等専門学校 埼玉工業大学 新潟大学 新座総合技術高等学校 静岡大学 西日本工業大学 三豊工業高等学校 首都大学東京 広島大学 スタンフォード大学 福井大学 一般企業・個人ユーザ 約 1000 社 会社概要 特殊電子回路は、業界最先端の FPGA や電子回路 ( 主に組み込みシステム ) を 試作・開発する会社です。起業してから約 10 年。 様々な会社や研究所に特注品の電子回路を納めたり、 BtoB を中心として自社製品を販売 ( 主に通信販売 ) してきました。 企業理念 科学の進歩に寄与するため、 従来の技術では作れなかった特殊な電子回路を開発し、 お客さまの研究・開発を成功へ導くこと 物理がわかるFPGA設計会社 特殊電子回路株式会社 代表取締役 内藤 竜治 所在地 〒113-0033 東京都文京区 本郷5-25-16 石川ビル8階 TEL 03-3828-2698 FAX 03-3828-2598 URL http://www.tokudenkairo.co.jp e-mail [email protected]
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