[STEP2] コピペであっさり! 32ビット・ コンピュータを作り込んで動かす

第3章
お茶の子さいさい! 開発ツールで選んで
つなぐだけで加速度LEDメータ完成
Step!
[STEP2]
コピペであっさり! 32 ビット・
コンピュータを作り込んで動かす
NiosⅡ/e
オンチップ・
メモリ
PIO
PIO
M18ピン
SCLK
L14ピン
CS_N
L19ピン
MOSI
L18ピン
MISO
3
SCLK
4
Reserved
5
M2, N1, R2, T1, V4, T6, AB4, AA5ピン
8
13 GND
12 GND
ADXL362
11 INT1
加速度センサ
10 Reserved
6
7
8
CS_N
PI O
Reserved
16 15 14
9
INT2
5
8
図 1 FPGA のチップ内を書き換えて,加速度センサから読み出した値を LED に表示させてみる
加速度センサは裏面に
あるので,裏面を天井
に向けている
● チップ内にマイコンを作って通信する
加速度センサとの通信を Nios II/e というソフト・
ボードの傾き方に応じて
LEDの光り方が変わる
作るマイコンです.
マイコンのソフトウェアは,C 言語で開発します.
作成したマイコンのソフトウェアは FPGA の内部メ
モリに置きます.
BeMicro MAX 10 には,フォトセンサ,温度セン
写真 1 加速度センサから常にz 軸の値を読み出して LED に表示
する
サなど が 載 っ て い ま す. そ の 中 か ら 加 速 度 セ ン サ
ADXL362( アナログ・デバイセズ)を FPGA で制御し
てみましょう.
● なぜソフト・マイコンを FPGA に作るのか?
ADXL362 を制御するサンプル・プログラムは,C
言語で書かれているものがたくさんあります.そうい
った設計資産を有効に活用するため,Nios II/e と C
LED はz 軸の加速度 16 ビットのうち上位 8 ビットを表示する
言語のプログラムで開発します.
2015 年 11 月号
4
7
緑色のLED×8
マクロ・マイコンを使って行います
(図 1).ソフト・
マクロ・マイコンは,FPGA のチップ内のロジックで
2
6
LED1∼8
L チカの次はフリップフロップやカウンタを作っ
て…と一つずつ小さな回路を組み合わせていくのが
定石でしたが,今では Qsys というツールで HDL を
書かずにライブラリをつなぎあわせて簡単に CPU
を使ったシステムを作ることができます.〈編集部〉
1
3
Vs
GND
FPGA
PIO
C言語のソ
フトが入る
メモリ
2
Peripheral I/O
PIO
CLK
1
NC
MOSI
ソフト・マ
クロ・マイ
コンで制御
VDDI/O
MISO
Avalonバスで
繋がる
NC
岩田 利王 Toshio Iwata
使用キット「BeMicro MAX 10」
プロローグ
第2部 4,000円から! 1時間体験ワークショップ
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