妊娠されている方、妊娠を計画されている方へ 「妊婦のジカ熱感染と小頭

妊娠されている方、妊娠を計画されている方へ
平 成 28 年 1 月 22 日
公益社団法人日本産婦人科医会
会
長 木下
勝之
先天異常部会
常務理事 平原
史樹
「妊婦のジカ熱感染と小頭症の発生のおそれについて」
日本産婦人科医会からの情報提供
平 成 28 年 1 月 21 日、厚生労働省より妊婦のジカ熱感染と小頭症の関連性について
の発表があり、妊婦の流行地(南米、中米―具体的な国名は下記の HP 情報を参照)へ
の渡航を控えるよう注意喚起が出されました。
ジカ熱は、同ウイルスに感染した蚊からヒトへ感染し、3-12 日の潜伏期をもって、
軽度の発熱(38.5 度以下の発熱)
、頭痛、関節、筋肉痛、斑丘疹等の症状をもって発症
する感染症です。南米、中米で現在流行しています。
頻度や詳細な関連性はまだ調査中ではあるものの、妊娠中の感染による児の小頭症の
発生が疑われており、妊婦、また妊娠を計画している人の感染地域への渡航は可能な限
り控えることが望ましいと考えられます。
感染地域への渡航の必要性のある方々には、蚊にさされないような対策をとるととも
に、前述の潜伏期を経たのち疑わしい症状のある場合は、速やかに医療機関を受診され
ることをおすすめします。
(さらに詳細な情報が得られ次第、情報を追加します)
■参考:ジカ熱に関する情報提供について(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000109908.html