2016年度 須磨学園中学校 入学試験問題 第3回 理科 出題意図 全体について 出題内容は、生物・化学・物理・地学の4分野から以下の内容を出題しました。 生物:人体 物理:電流 化学:気体の発生 地学:気象 各問題について 1 生物分野の人体(目の構造)についての問題でした。ヒトの目からの情報がどのよ うに処理されているのかを問題文から理解する必要がありました。また、身近な生物 の視覚について問題文の内容をふまえて、説明をする問題を出題しました。問題全体 の難易度としてはやや難しい問題でした。 2 化学分野の気体の発生からの出題でした。二酸化炭素の捕集方法は下方置換法が一 般的ですが、発生させる量によっては水上置換法でも捕集できることを、実験を通じ て理解させる問題でした。「発生する気体」と「回収する気体」のいずれを問われて いるのかを正しく理解する能力と計算力の両方が必要でした。また、実験の内容を理 解し考察する能力を持っているかを問う問題も出題しました。問題の難易度としては 難しい問題でした。 3 物理分野の電流からの出題でした。クリップモーターの実験を題材に、知識を問う だけではなく、電流のはたらきについて様々な角度からの理解を問う問題でした。ま た、指示に従ってグラフを書き、その結果から法則性を考える問題も出題しました。 問題の難易度としては標準からやや難しい問題でした。 4 地学分野の気象についての出題でした。台風が発生するしくみをテーマにした問題 でした。普段から台風や上昇気流などの自然現象についてなぜ起こるのか、なぜ発生 するのかを考えることや興味をもっておくことが大切だと思います。フェーン現象の 計算問題は問題文を正確に読み理解できれば難しい問題では無かったと思います。問 題の難易度としては標準的な問題でした。
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