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「私にとっての“
」
にとっての“ゆたカフェの集
ゆたカフェの集い”
佐藤 愛美
私が“ゆたカフェの集い”に関わるようになった切っ掛けは、左治木先生のゼミの現役
学生がまとめた論文集の出版祝賀会に出席したことです。そこで初めて 20 歳以上年の離れ
た若い学生たちに会い、今どきの若い人が「豊かさとは」を真剣に考えていることに刺激
を受け、私もこの集いに顔を出すようになりました。
“ゆたカフェの集い”に来ると、自分の中途半端な知識や認識に恥ずかしさを覚えるこ
とも多いですが、世代も違う人達の中に入り、いろんな意見に触れることができるので、
いつも皆との議論や会話を楽しんでいます。特に、勉強会後の懇親会は、お酒も入って口
も滑らかになった中で様々な話題で盛り上がるので、とても楽しみな時間です。
(単にお酒
を飲みたいということではありませんよ!)
また、社会に入って経済活動の一端となる仕事をしていると、どうしても個人的な「考
え方」
「価値観」
「思想」といったポイントから会話をする機会は少なくなってしまうので、
普段は話題になることの少ないトピックでいろいろ議論できることも、この“ゆたカフェ
の集い”の面白さだと思っています。20 歳前後から 80 代まで、半世紀以上も離れた人が集
い、自分の考え方や想いを話し、それぞれの経験や人生に裏打ちされた言葉を交わし合う
場となっている“ゆたカフェの集い”は、ちょっと珍しい形の多世代交流の場にもなって
いると感じます。
このカフェに、もっと多くの人が気軽に立ち寄れるようになっていけば、また違った考
えを持つ人が加わり、いろいろな味を足していってくれるのではないかと思い、
“ゆたカフ
ェの集い”の本格カフェ化を模索しています。本物のカフェにするには、まずは資金的な
問題がありますが、みんなの知恵を出し合えば何か良いアイデアが出てきて、そう遠くな
い未来に実現するのではないかと感じています。若い人たちの柔らかい発想と、人生の先
輩たちの経験を互いに活かせば、いろいろな楽しい相乗効果が起きてくるような気がしま
す。
そんな仕事とは違うワクワク感も、この“ゆたカフェの集い”だからこそ感じられると
思っています。
私にとって“ゆたカフェの集い”は、そんな楽しむ気持ちを刺激してくれる、いろんな
仲間がいる場です。
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