2016年1月20日 アジア・リート市場 アジア・リート市場が軟調ですが今後の見通しは? 中国の景気減速懸念や原油安によるリスク回避の影響で軟調な展開です。た だし、保有不動産の収益は中国本土の物件を含め堅調です。これまでの下落で 割安感が強まっていることに加え、配当利回りの相対的な高さも支えとなり、中 期的に底堅い展開となりそうです。 【リートの配当利回り、10年国債との利回り差】 (%) 7 3 シンガポール、香港、オースト ラリアのリートの配当利回り は、主要国と比較しても高い。 特にシンガポール、オーストラ リアは10年国債との利回り 差も厚く、相対的に割安感 がある。 リートの 配当利回り 6 5.6 5 4 5.3 10年国債との 利回り差 3 3.0 北米 2.5 2 4.3 1.5 3.1 2.9 アジア・リートのPBRは北米、欧州などと比べ 低い。シンガポール、香港市場は1を下回って いる。 3.3 3.7 2.4 2 【主要市場のPBR】 (倍) 2.4 アジア 1 1.4 1 0.5 0 シンガポール 150 欧州 オーストラリア 香港 アメリカ 日本 イギリス 0.5 11/1 12/1 13/1 14/1 16/1 (年/月) 【アジア・リート指数と配当、配当利回り】 (ポイント) 15/1 (%、ポイント) 10 配当の増加に伴い、 リート指数は上昇傾向。 9 8 配当(左軸) リート指数(左軸) 100 7 配当利回りの平均値(右軸) 5.6 配当利回りがリート指数を 下支え。 6 5 配当利回り(右軸) リート指数と配当は2011年1月を100として指数化 50 11/1 12/1 4 13/1 14/1 15/1 16/1 (年/月) (注)データは2011年1月~2015年12月、左上のグラフは2015年12月末(下のグラフのリート指数は2016年1月19日まで)。リート指数は S&Pアジア・パシフィックリート指数(現地通貨ベース)。配当はリート指数と配当利回りから算出。10年国債との利回り差は、各国・地域の リートの配当利回りと各国・地域の10年国債利回りの差。 (出所)FactSet、Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 ■当資料は、情報提供を目的として、三井住友アセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘 するものではありません。■当資料に基づいて取られた投資行動の結果については、当社は責任を負いません。■当資料の内容は作成基準日現在のもので あり、将来予告なく変更されることがあります。■当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び将来の予想であり、 今後の市場環境等を保証するものではありません。■当資料は当社が信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を 保証するものではありません。■当資料にインデックス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾 者に帰属します。■当資料に掲載されている写真がある場合、写真はイメージであり、本文とは関係ない場合があります。
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