CHEMOTHERAPY Leucomycin,特 にA1分 劃 の試 験 管 内 - J

CHEMOTHERAPY
250
Leucomycin,特
にA1分
JULY196r
劃 の試 験 管 内 抗 菌 作 用
秋葉 朝一 郎 ・岩 田和夫 ・ 一言
広
東京大学 医学 部細菌学教室
(昭 和35年9月20日
1953年,秦
等i)∼5)に
よ つ てStreptomyceshitasate-
2.使
ensisHATAの
培 養 濾 液 よ り抽出 せ ら れた 抗生物質
Leucomycin(以
下,LMと
ト ル を 有 し,グ
略 す)は
広範 な 抗菌 スペ ク
ラム陽 性 菌 な らび に一 部 の グ ラ ム陰 性 菌
に 対 し て 強 力 な 抗 菌 力 を 示 す の み な ら ず,ス
タ,リ
ケ ッ チ ア.大
受 付)
ピ ロヘ ー
型 ウ イ ル ス 等 に 対 して も作 用 し,臨
用 培 地
ブ ドウ 球 菌 等 普 通 寒 天培 地 に 発 育 す る細 菌 に 対 して
は,brainheartinfusion(以
下,BHI)肺
GENGOU培
地 を 使 用 した。pHは
た。LMの
抗菌 力 に 及 ぼ すpHな
す る こ と が 報 告 さ れ て い る6)∼ll)。
に 対 す る検 査 にBHIbrothを
試 験 管 内 抗 菌 作 用 につ い て い ま だ 十
分 な 系 統 的 検 討 の な い 点 に か ん が み,ま
ず多 種 の 細菌
(耐 性 菌 を 含 む)に つ い て 抗 菌 ス ペ ク トル を 再 検 討 し た の
ち,そ
の 抗 菌 作 用 に 及 ぼ すpHの
変 動 な らび に血 液 成 分
添 加 の 影 響 を し ら ぺ る こ と に し た。LMはLM-A游
塩 基,ア
セ チ ル 型,酒
石 酸 塩,LM-B游
え ら れ て い た が,最
の で,主
た。な
他,LMと
離 塩 基 等 と して
近東洋醸造株式会社研究部 において
カ ウ ン タP・
一
・
一カ レ ソ5法
と 称 す る 分 劃(以
に よ り分 劃 精 製 せ られ たA1分
下,LM-Alと
略 す)の
と して 本 分 劃 に つ い て,上
劃
分 与 を 受 けた
記 諸 点 の検 討 を 試 み
お 抗 菌 ス ペ ク トル に つ い て は,LM一
游離塩基 の
諸 性 状 の 近 似 す る 抗 生 物 質Erythromycin
(以 下,EM),01eandomycin(OM)と
実
1.使
離
験
方
耐 性 株*,同Oxytetracycline(以
下,PC)耐
らび に 血 液 成 分 の影 響
使 用 した 以 外 は,す
べて
用 薬 剤
らび にLM一 遊 離 塩 基 の他,抗 菌 ス ペ ク トル
の 試 験 に はEMとOMを,感
性 な らび に耐 性 ブ ドウ球
菌 に 対 す る発 育 阻止 作 用 の 比較 に は,更
G-K塩
にPenicillin
な らび にChloramphenicol(CM)を
用 い た。い
ず れ も無菌 的 に 生 理 的 食 塩 水 に溶 解 せ しめ た もの を 培 地
に 加 え て 稀 釈 系 列 を つ く り,加 熱 に よる溶 解 を さ け た。
4.菌
発育阻止試験
上 記諸 目的 の た め の 実 験 に お い て は,薬 剤 の諸 細 菌 に
対 す る発 育 阻 止 力 を 目標 と し て お こ な つ た。即 ち,予 め 、
24時
用 菌 株
性 株*,同Penicillin(以
調整 し
間 培 養 の1白 金耳 量 を 滅 菌 生 理
浮 游 せ しめ,そ
の1白 金耳 量 を 薬 剤 の2
倍 階 段 稀 釈 した 寒 天 平 板 の 系 列 に 各 々劃 線 して,37。C
Staρhグlococcusanγeus,209-P,StaPhylococcusau・
reusEM一
3.使
LM--A1な
食 塩 水1ccに
法
い ず れ も7.0に
上 記 培 地 の 平 板 に よつ た。
斜 面 培地 に37℃24時
比 較 した。
割
合 に 混 じた 培 地 を,そ して百 日咳菌 に 対 して は,BORDET・-
床 的 に も それ らの微 生 物 に よ る諸 種 の感 染 症 に著 効 を有
著 者 等 はLMの
炎 球 菌,ジ
フテ リア菌 に対 して は,上 記 培 地 に 牛 血 液 を10%の
間培 養 後 の 集 落 発 生 の有 無 多 寡 に よ り 抗 菌 力 を 比
較 検 討 した。た だ し,百 日咳 菌 のみ は96時
下,OT)耐
間 培養 の 菌
を 接 種 し,同 時 間 後 に お け る観 察 所 見 を もつ て した。前
培 養 に使 用 した 培 地 は,い ず れ の菌 に お い て も発 育 阻 止
性 株*,StOphyloco-
ccusepidermidisM-1株,同21株,同Strepiococ-
試 験 に 使 用 す るそ れ に,そ れ ぞれ 相 当 した もの で あ る こ
cushemolyticus*,Streptococcusviridans*,Diplococcus
とは い うまで もな い。各 平 板 は 同一 薬 剤 の 同一 稀 釈 につ
pneumoniaetypel*,同typell*,同typeIII*,同
い て2枚 つ づ つ く り,平 均 を とつ た。
typeIV*,Neisseγiagonerrhoeae*,Cerynebacteγium
液 状 培 地 に お い て は稀 釈 系 列 は5ccつ
diphtheriaeM-36株,同C-1株,同C-・2株,Borde-
上 と同 様 の 菌 量 を 接 種 した。
tellapertussisphaseI18-323株,同phaSem東
浜
株,BacillussubtilisB.1株,同B'・
つ に 対 して,
成
績
1.LeucomycinAi分
・2株,Baeillusan-
劃 な らび に 游 離 塩 基 の 諸 種 細
thracisB-4株,同B-5株,Shigelladysenteriae*,
菌 に 対 す る 発育 阻 止 力ErythroMycinな
Shigellaf彦exneri2a*,Shigellason%ei*,Shigella
Oleandomycinと
flexneri2b*,Salmonellaオ
妙hf*,以
当 教 室 分 離 保 存 株 を 意 殊 す る。な
ず れ も 自 然 耐 性 株 で あ る。
上27株,*印
は
お 耐 性 ブ ドウ 球 菌 は い
らび に
の 比較
表1に 示 す 如 く,LM-A1分
劃 は グ ラ ム陽 性 球 菌,グ
ラ ム陽 性 桿 菌 を低 濃 度 で発 育 阻 止 時 に 作 用 す る他,グ
ム陰 性 双 球 菌 に も同様 に 作用 し,特 に ジ フ テ リア菌,百
ラ
CHEMOTHERAPY
VOL.9NO.4
表1LeucomycinA1分
劃 の諸 種 細 菌 に対 す る 発 育
阻 止 カ ーLeucomycin游
菌
表3LeucomycinA1分
離 塩 基,Erythromyein
お よ びOleandomycinと
StaPh.σ
251
の比較
株
mcg1CC
贈 雛IEM;・M
pH培
乞・ 儲
l。.251α25{α5α5
γゴ4。*
"
6・5儲
DiPlocec.Pne%me.,typeI*
111尭ill
typeII*
註:使
typeIII*
typeIV*
個,十
NeiSS.gone.*
α25iα25{0・2511・O
Coη"eう.4砂h.,M-36
劃 の 抗 菌 作 用 に及 ぼ す 血 液
成分の影響
血
間
1.25
。.、21。.、21、.。
1.25
}10
.120.120.5
〃B-5
Shigell.dj{sent.*
S、hi8ell.」flex.2a*
100}100
100
100
100
100
100
100
50
100
Shigell.so"".*
100
100
100
…ii・
Salm.typh.*
対 照{ll
全血加 儲
血清加 儲
血漿加 儲
血球加 儲
註 ・各 成 分 は10%添
示 す。
変 動 が 認 め られ た の に 反 し,AI分
雛EMI・MlpclCM
0.50
O.25
0.25
5。00
な るの で 省 略 した)。
0.25
2.50
0.25
50.00
5.00
ILLeueomycinA1分
〃EM一
耐性株
0.25
2.50 500.00
〃OT一
耐性株
0.25
2.50
0.50
2.50 5.00
0.25
0.25
0.25
0.25 5.00
註:表
0.25
0.25
0.25
よ り多 少 抗菌 力 に
劃 の方 に は そ の 変 動
が 殆 ん どな か つ た(こ れ らの点 につ い て の表 示 は複 雑 に
0.25
〃21株
参照
ま さ る傾 向 が 認 め られ,か つ 注 目す べ き こ とは,若 干 の
耐性株
Sta.epid.M-1株
用 菌 株StaPhPtlococeus
落 発 育 の 程 度 は 表3註
提 供 され た 検 体 中,塩 基 の 方 は10tに
〃PC一
Sta.aur.209-P株
加,使
aureus209-P株,集
の こと
表2LeucomycinA1分
劃 な らび に 游 離塩 基 の 感 性
な らび に耐 性 ブ ドウ球 菌 に対 す る発 育 阻 止 カ
ー 他 の抗 生 剤 と の比 較
株1贈
0
…
・ 100
註:表 中の 数 値 は 最 小 発 育 阻 止 濃 度mcg/mlを
*印 は 東 大 細 菌 学 教 室 分 離 保 存 株
。
菌
:i
ll
O.620.31つ.15
11
i;
1.25
11:
1:1
"2b*
2.5 1、25
擶冊 樒冊 雛甜 冊冊 冊冊
Bacill.anth.,B-4
1.25
0.12、0.120.12
5
十冊 十冊 卦冊 什帯 十冊
土B-2
1}
iO・1&0・121α06
10
柵冊 柵柵 紺冊 冊冊 冊冊
孟
11鷺1:1:il:11il:11illll
Ba`ill.subt.,B4
〃
… 相 当 多 数,÷ ト…10∼6
…0。
illl:il:lll:llll1:
"C-2
嬬'諜
…5∼1個,一
表4LeucomycinAi分
P・0510・0510・02P・i2
〃C-1
伽吻
用 菌 株,StaPhylococcusaureus209。P株
鼎 … 集 落 極 め て 多 数,辮
羅
"
冊冊 柵冊 冊冊
≠.*
帯冊
S〃eptec.擁
0
器器 柵難 冊冊
7・5{葦多
。.251。.25151i51、.25
S`γeゆ`oohe甥o`ツ
2.5 1.25 0。62 0.31 0.15
5
帯冊
1:1:1::51:1:i?:1:
l
〃21
10
養
時間
悌ノ.209-P
Sま⑫h.epid.M-1
劃 の 抗 菌 力 に 及 ぼ すpHの
影響
ii§l
0。05 5.00
ill
0.25 5.00
中 の数 値 は菌 発 育 阻 止 最 小 濃 度mcg加1,た
しPCはu/m1
劃 な らび に 塩 基 の 感 性 な らび
に 耐 性 ブ ドウ 球 菌 に 対 す る 発 育 阻 止 力 の 他 の 抗
生 剤 との 比 較
表2に 示 す 如 く,LM-A1は
ブ ドウ球 菌 の 感 性 株 た る
と他 の抗 生 剤 に対 す る耐 性 株 た る とを 問 わ ず,極 め て 低
だ
濃 度 に お い て 同様 に 発 育 を 阻 止 した。塩 基 の 方 は,こ の
点 か な り弱か つ た。EM,OM,PC,CMい
ずれ も相 当
日咳 菌 の 如 き桿 菌 に も強 力 に 作用 す る。た だ しサ ル モ ネ
す る耐 性 株 以 外 の菌 株 に は 低 濃 度 に お い て 発 育 阻 止 力 を
ラ,シ ゲ ラに は 高濃 度 で の み 発 育 を阻 止 す る。そ
示 した が,全 体 と して み た と き,Ai分
LM一 塩 基,EMお
よびOLと
ル を有 す る。全 体 と してOMが
A1はLM.游
して
大体同様の 抗菌 スペ ク ト
や や抗 菌 力が 劣 つ た。LM・
離 塩基 に 比 して 仔 細 に み れ ば 抗 菌 力 に や や
劃 に 比 して 劣 つ
た。
III.LeucomycinA1分
劃 の 抗 菌 力 に 及 ぼ すpHな
らび に 血 液 成 分 の 影 響
252CHEMOTHERAPYJULY1961
A。pHの
影響
い て抗 菌 作 用 が影 響 を うけ な い こ と も注 目 され る べ きで
i表3に 示 す 如 く,pH7.5∼6.5の
LM-A1分
範 囲 に お い て は,、
劃 の 黄 色 ブ ドウ球 菌209-P株
止 作 用 に 対 してpHの
に対 す る発 育 阻
変動 は 殆 ん ど全 く影 響 を与 え な か
つ た。
あ ろ う。ま た 血 液 成 分 の存 在 に よつ て も影 響 を 殆 ん ど全
く うけ な い よ うな成 績 を え た の で あ る が,こ
度 に 添 加 した 場 合 の影 響 に つ い て は,今
B.血
液 成 分 の影 響
漿 お よび 血 球 を いず れ も10%の
割 合 に 培 地 に添 加 して,
劃 の 黄 色 ブ ドウ球 菌209-P株
に 対 す る発 育 阻
止 力 に 及 ぼ す 影 響 を検 討 した。結 果 は 表4に 示 す 如 く,
結
考
カ ウ ン タ ー カ レン 卜法 に よつ て 分 劃 精 製 せ られ た
劃 の 試 験 管 内 抗 菌 作 用 を検 討 した 結 果,秦 等1)
の 報 告 にお け る と 同様 の成 績 を示 した。LM一
EM,OMと
の 比 較 で は,そ
菌 力 を 有 す る。注
游 離 塩 基,
れ ら の薬 剤 と大 体 同 等 の抗
目す べ き 点 と して は,LM一
塩 基 よ り多
少 抗 菌 力 が す ぐれ て い る 点 と 生 産 され る 本 抗 生 物 質 の
10tに よる 変 動 が な い と い う点 であ ろ う。そ
して 特 に 重
要 な 点 は 耐 性 ブ ドウ球 菌 に 対す る 作 用 で あ つ て,PC,
EM,或
い はOTに
comycinA1(LM-A1)分
対 す る各 耐性 株 に 対 して,感 性 株 と
りも す ぐれ て い る 成 績 を え た。EMな
にCarbomycin(BMと
略 す)と
らび
2.LM-A1はLM一
3.耐
り,感 性 株 な らび に 耐 性 株 に対 して,こ れ らの薬 剤 は 同
様 に作 用 す る もの と考 え られ,斉 藤8)はKOCH-WEEKS
菌 な らび にMORAX-AXENFELD菌
ば,表2に
検 体 を分 与 せ られ た 東 洋 醸 造 株 式 会 社 研 究 部 に 厚 く謝
本論 文 の 要 旨は 第8回
1)
2)
3)
4)
5)
の 点 に つ い て は,目 下 検 討 中 で あ る が,現 在 まで 数 株 の
EM-・自然 耐 性 ブ ドウ球 菌 に 対 して,LM一 塩 基 に 対 す る 感
性 を し らべ た と ころ で は,半 数 が 感 性,他
もの とが あ る こ とを 認 め て い る。従 つ てLMとEMと
の 間 の多 少 の 化学 的 性 質 の 相 異 が か か る相 異 を もた らす
の であ ろ うが,こ
の意 味 に お い てA1分
6)内
の半 数 が耐 性
で あ つ て,菌 株 に よつ て 交 叉 耐 性 を示 す もの と示 さ な い
劃 の 作用 は今 後
るo
LM-Ai分
劃 はpHの
変 動(6.5∼7.5)の
範囲 内にお
文
献
HATA, T., Y. SANO, N. OHKL, Y. YOKOYAMA, A. MATSUMAE & S. ITO : J. Antibiotics, Ser. A 4(2) : 87-89, April, 1952
HATA, T., F. KOGA & H. KANAMORI : J.
Antibiotics, Ser. A. 4(3) 109-112, July 1953
HATA. T, Y. SANO, Y. YOKOYAMA, S. ITO,
S. OKAZAKI, K. TAKANO, H. ITO, Y. OWADA,
Y. SAITO & M. SOEKAWA: 3. Antibiotics,
Ser. A 6(4), Dec. 1953
SANO. Y., T. HOSHI & T. HATA : 3. Antibiotics, Ser. A 7(3) : 88-92, May 1954
SANO, Y.. J. Antibiotics, Ser. A, 7(2) : 93-97,
May 1954
村 良 ニ・ 中 沢 進 ・塩 入 公 之 助 ・大 石 久 ・沼 尾 欣
一 ・岩 田 正 昭 ・大 原 浩 紀 ・ 田 沢 敬 子:小
児科 診 療
20(11):967-973,11月,1957
7)梶
塚 暁:新
8)斉
藤 三 郎:臨牀
9)小
森 谷 正 義 ・ 田 村 勝 義:新
薬 と 臨牀,8(5):384-386,5月1959
眼 科,12(5):749-759,5月1958
薬 と 臨牀,6(4):313・
317,4月1953
10)武
山 仁 ・埣 田 信 一:新
薬 と 臨牀,9(7):7月,
1960
注 目せ られ る ぺ きで あ ろ う。こ れ ら の点 に つ い て は今 後
特 に多 数 の新 鮮 分 離 株 につ い て検 討 を 進 め る 予 定 で あ
日本 化 学 療 法学 会 総 会 に お い て
発 表 した。
高度 に感性
で あ り,LM一 塩 基 に もか な りの程 度 に 感 性 を 示 した。こ
りも 発 育 阻 止 作
意 を表 す る。
の1.2耐 性 株 に つ い
示 す 如 く,使 用 菌 株 はLM-A1に
上記の薬剤
用 が 強 い。
て高 度 の 交 叉 耐 性 が 存 在 す る こ とが 報 告 せ られ て い る8)。
著 者 等 の ブ ドウ球菌 自然 耐 性 株 に つ い て の 実験 に よれ
よび
游 離 塩 基 よ り幾 分 抗 菌 力 が 強 い。
性 ブ ドウ球 菌 に対 して,LM・-Aiは
お よびPenicillin,Chloramphenico1よ
は 化学 的性 状,生 物学
的 作用 等 が 近 似 す る こ とは 既 に知 られ て い る と ころ で あ
游 離 塩 基,Erythromycinお
比較 して 諸 種 の細 菌 に 対 し,同 様 の抗
菌 スペ ク 卜ル を 有 す る。
同 等 に 強 力 に発 育 を 阻止 し,こ の 点 でiLM一 塩 基,EM,
OM,CMよ
劃 の 試験 管内抗菌作用 を しら
べ て次 の 如 き成 績 を え た。
Oleandomycinと
察
論
カ ウ ンタ ーカ レ ン 卜法 に よ り 分 劃 精 製 せ られ たLeu-
1.LM-・AiはLM一
殆 ん ど全 く無 影 響 で あ つ た。
LM-A1分
後 の検 討 に まち
た いo
牛 血 液 をそ の ま ま の 全 血,そ れ よ り分 離 した 血 清,血
LM-A1分
れ は10%
の 割 合 に添 加 した 場 合 の 成 績 で あ つ て,そ れ 以 上 の 高 濃
11)吉
田 克 己:小
1960
児 科 臨 床,13(5):501-503,5月,