1 ICT Foundation タッチタイピング Copyright © 2010, IT Gatekeeper Project – Ohiwa Lab. All rights reserved. 2 ハント&ペック VS タッチタイピング • ハント&ペック・・・キーボードを見ながらタイピングをすること ▪ 画面とキーボードを交互に見なければいけないので、目が疲れる ▪ 打ちたいキーを探す作業が必要で、打つ内容を考える以外に頭を使う ▪ 訓練は必要ない(誰でもすぐにできる)が、打鍵速度は頭打ちになる • タッチタイピング・・・キーボードを見ないでタイピングをすること ▪ ディスプレイだけを見るため、視点の移動が少なく、目が疲れにくい ▪ 打ちたいキーを探さないので、打つ内容を考えることに集中できる ▪ 最初は訓練が必要(1~2時間程度) 3 ちょっと考えてみてください • TVゲームをするとき、コントローラーを見てい ますか? 4 タイピング能力の成長曲線 5 論より証拠 2004年度タイピング記録(抜粋) 200 超初心者(タッチタイピング) 準初心者(タッチタイピング) 経験者(タッチタイピングに転向) 超初心者(ハント&ペック) 経験者(やや我流) 150 100 日付 7月6日 6月29日 6月22日 6月8日 6月1日 5月25日 5月18日 5月11日 5月4日 4月27日 4月20日 0 6月15日 50 4月13日 打鍵数(日本語文字) 250 千葉商科大学における松澤氏の実践記録 ハント&ペック・我流 「最初は楽だが、伸び悩む」 • ハント&ペックを続ける初心者 ▪ タッチタイピング習得中の初心者よりタイピングが できる(見ながらだから当たり前) ▪ そのまま練習しても、打鍵速度は伸び悩む • 我流を死守する経験者 ▪ タッチタイピングに転向する勇気がない人が多い ▪ ある程度の打鍵速度が出るが、最終的にはタッチ タイピングをしている人にはかなわない 6 タッチタイピング 「最初は辛いが、後で伸びる」 • タッチタイピングをはじめる初心者 ▪ 最初はまったくタイピングできない ▪ あきらめないで続けると、どんどん打鍵速度は早く なっていく • 我流からタッチタイピングへ転向した経験者 ▪ 転向直後はとても辛い • 急激に効率が落ちる、癖でキーボードを見てしまう ▪ 転向が完了すれば、我流を続ける経験者と大きな 差がつく 7 タッチタイピング習得のこつ1 姿勢を正しく 8 タッチタイピング習得のこつ2 キーボードを絶対に見ない • キーを見ないためには、一定の指使いで打鍵 をすることが必要 • ホームポジションを覚え、指は常にホームポジ ションのキーに触れるようにする 9 タッチタイピング習得のこつ3 文字を意識して打つ • 練習の時は、打つ文字を声に出してみる • 練習を続けると、文字を意識すると自然に指が 動くようになる • キー配列を暗記する訳ではない タッチタイピングのできる人に無刻印のキー ボードを見せ「このキーは?」と聞いても答えら れないことが多い 「このキーを打って」と言えば、自然に手が動く Happy Hacking Keyboard Professional2 白/無刻印 http://www.pfu.fujitsu.com/hhkeyboard/hhkbpro2/nokeytop.html 10 タッチタイピング習得のこつ4 ホームシフトメソッド • ホームポジションの上段・下段のキーを打つ時は、 ホームポジションを上段・下段に移動させて打つ ▪ 上段・・・右人差し指はU、左人差し指はR ▪ 下段・・・右人差し指はM、左人差し指はV • 指を伸ばしたり、縮めたりして打たない • キーを打ったら、すぐホームポジションに戻す 11 タッチタイピング習得のこつ5 日々、正しい方法で練習を続ける • 打ち方を覚えたら毎日使う ▪ 普段からキーを見ないで頑張る • 単語単位で打つようにする ▪ 1文字1文字打つのではない • 練習中は打った結果を気にしない タッチタイピングの認知モデル(大岩) 打った結果を見て気にしていると、 文字の先読みができず、打鍵速度が上がらない 12 13 タッチタイピング習得のこつ 番外編 • 爪を短く切っておく ▪ 長いと、うまく打てません • キーボードにハンカチをかけて練習する ▪ 少々かっこ悪いですが、絶対にキーボードが見え ません 14 TUTタッチタイピング(TUTTT) • TUTタッチタイピング(TUTTT)とは ▪ 豊橋技術科学大学(Toyohashi University of Technology)で開発 ▪ 英単語を打つ練習によって、一通りのキーが覚えられる 15 練習の方法 • 第0章は説明なので、最初に一通り練習 • 第1章から順番に進め、9章までを一通り練習 すれば指使いがマスターできる ▪ 1セクションにつき、1分間の練習を8回繰り返すの が基本 ▪ 8回の練習を全部やる必要は無い(ある程度の記 録がでたら、どんどん次に進める) ▪ 1回の練習が終わった後、2回以上間違った単語を 復習する画面が表示されるので、必ず復習をする 16 まずは第0章の入門から • 第0章 入門 ▪ ▪ ▪ ▪ ▪ ▪ ▪ ▪ fdf fdf fdfの練習 jkj jkj jkjの練習 frf frf frfの練習 fvf fvf fvfの練習 fgf fgf fgfの練習 juj juj jujの練習 jmj jmj jmjの練習 jhj jhj jhjの練習 17 第1章の練習をしてみましょう • 指が分からなければ、指の絵を見て確認する(絶対に キーボードを見ない) • 最初はゆっくりでよいが、一定のリズムで打つ • 1セクションは8回の練習(合計8分)からなるが、まず は第9章まで一通りやることが重要なので、1分間に 50字位打てるようになったら、次のセクションに進む • 1回の練習が終わったら、間違えた単語を復習する 18 練習後の復習について • 1分間の練習と確認作業が終わったら、一定回 数以上間違えた単語について強制的に復習さ せられる • 必ず復習をすること! 19 今後の練習方法 • 第9章まで一通りやる ▪ まずは1日30分を超えないように、1週間位かけて 練習する ▪ これで一通り打てるようになる • その後は、少なくとも3日に1回10分間は継続 的に練習する ▪ 方法1:1章から9章までを1回ずつ流す ▪ 方法2:5回分くらい模擬試験を受けてみる
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