町内会の運営や活動等の取組 事例に関するアンケート調査 報告書 平成 27 年 3 月 八戸市連合町内会連絡協議会 町内会加入促進部会 Ⅰ.調査結果 1.未加入者への働きかけ............................. 1 2.退会者対策.......... ............................. 4 3.役員の担い手確保のための工夫..................... 6 4.町内会活動に関わるきっかけづくり................. 10 5.運営の見直し・工夫.. ............................. 13 6.回覧、募金の実態把握............................. 15 7.その他の取組事例.... ............................. 16 Ⅱ.活動お役立ち資料集 1.町内会だよりコンクール最優秀賞作品~山手本町~... 18 2.町内会加入促進(勧誘)事例....................... 21 3.町内会の新たな運営、魅力づくり、活動事例......... 22 4.補助金等一覧........ ............................. 25 1.目 的 町内会運営の参考となる事例を収集し、各町内会へ提供す ることにより、町内会活動の強化・充実を図る。 2.調査期間 平成 27 年 1 月 8 日(木)~平成 27 年 1 月 30 日(金) 3.調査方法 郵送配布、郵送回収 4.調査項目 ①未加入者への働きかけ ②退会者対策 ③役員の担い手確保のための工夫 ④町内会活動に関わるきっかけづくり ⑤運営等の見直し・工夫 ⑥回覧、募金の実態把握 ⑦その他の参考となる取組や事例 5.調査対象 八戸市内全 470 町内会・自治会 6.回 答 率 70%(329/470) Ⅰ.調査結果 未加入者への働きかけについて、貴町内会が行っている取組であてはまるものが あれば番号に○をつけてください。(複数選択可) 1.転入者に対し、町内会が行っている活動を知って もらうため、チラシと一緒に総会資料を渡してい る。 2.会長と班長など、複数人でチームを組み、未加入 世帯を訪問・勧誘している。 3.町内独自の「加入案内」をつくり、転入者に渡し ている。 4.ごみ集積所を町内会が管理していることをPR するため、町内会独自で作成した「ごみカレンダ ー」を未加入世帯へも配布している。 5.PTAと連携して、学校行事等において町内会加 入のPRを行っている。 6.加入勧誘は、班内のことを最も良く知っている班 長が戦力であるため、4 月の交代時期に、新しい 班長に町内独自に作成した「勧誘マニュアル」を 渡して新規会員の勧誘をお願いしている。 7.特に取り組んでいない。 調査結果 から ○勧誘の仕方については、チラシや総会資料を渡しているほか、ご ➩未加入者の勧誘は、主に、会長、班長が行っているケースが多 み集積所や防犯灯の管理を町内会で行っていることを PR してい いようです。また、事業所等は会長、一般世帯は班長というよ るケースが多いようです。 うに役割分担しているケースも多く見られます。 ➩勧誘の仕方については、チラシや総会資料を渡しているほか、 ごみ集積所や防犯灯の管理を町内会で行っていることを PR し ているケースが多いようです。 1 1.未加入者への働きかけ 1 隣の班員が呼びかけ 2 町内会の役割をしっかり説明 ○町内対抗運動会、防災訓練は、未加入 世帯を訪問し案内文書を渡しながら 参加を呼びかけている。その際、近く に住んでいる班員が町内会 加入の呼びかけも同時に行 っている。 ○既存の未加入者には、ごみ箱を更新す る際などに改めて入会を働きかける ようにしている。転入者に対しては、 役員や班長と一緒にごみ箱の使い方 や回覧板等の説明をし、入会を働きか けている。 4 加入促進月間を設けて実施 3 集金の際に訪問勧誘 ○4 月の総会終了後に、新班長が町内会 費集金の際、担当の班全戸を訪問し、 未加入世帯に声掛けしている。 これにより、毎年 10 世帯 ほどの新規加入がある。 ○年間実施計画の中に加入促進月間(1 ヶ月)を定めている。この期間、役員 10 名程度で手分けしてチラ シの配布や個別訪問を実施 している。 5 会員別に役割分担 6 子ども会活動から加入へ ○一般会員は班長、特別会員と集合住宅 団体会員は会長と、会員の分類によっ て勧誘活動を分担している。 ○若い世帯の町内会への関心を高める ため、子ども会の行事に未加入世帯の 子どもたちにも参加を呼びかけてい る。 (子ども会活動から町内会入会を希望 する方も多い) ・一般会員(年 3,600 円) ・特別会員(年 6,000 円)事業所等 ・集合住宅団体会員(一般会員の半額程 度)ワンルームマンション等 7 大家さんや管理会社、ハウスメーカーとの交渉・協力 ○当町内にはアパートなどの集合住宅が多い。3 年前からマンションやアパートの大家さ んにお願いし、マンションは年間 1 万円、アパートは年間 5 千円の会費をいただてい る。町内会の運営費に役立てている。 ○町内で分譲一戸建て(建売物件)を販売しているハウスメーカーに、契約時、町内会加 入を勧めてもらう協力をしてもらった。その後、入居者に対し、チラシと一緒に総会資 料を渡しながら加入勧誘したところ、11 戸中全て加入していただいた。 ○マンション管理組合と粘り強く交渉した結果、入居者の加入には至らなかったが、毎年、 3 万円の協力金をいただくことになった。 2 データでみる町内会① あなたは町内会の「勧誘」を受けたことがありますか? 無回答 無回答 25% その他 その他 勧誘されたことはない 40% 5% 市役所で声かけ 市役所で声かけ 1% ちらし ちらし 2% 隣近所から勧誘 隣近所から勧誘 11% 役員から勧誘 役員から勧誘 16% 項目 勧誘なし 772 勧誘あり(役員) 307 〃 (隣近所) 210 〃 (ちらし) 43 〃 (市) 24 その他 無回答・無効回答 ※「町内会」に関するアンケート調査より 平成 22 年 9 月 下長地区町内会加入促進モデル事業の一環として実施 3 件数 93 496 最近では、下記の理由により退会を希望する方が増える傾向にありますが、具体 的な対応事例について、あてはまるものがあれば番号に○をつけてください。 (複数選択可) <退会希望の主な理由> ①高齢により会費が支払えない・活動に参加できない・班長等ができない ②町内会費が何に使われているか不明(不信感) 1.70 歳以上で高齢者のみの世帯は半額、一人暮ら しの場合は会費免除など、世帯の状況に応じて 会費の減免を行っている。 2.班長等ができない方には班長職を免除(班内で調 整)している。 3.会費の使われた方は皆さんの関心が高いため、決 算報告書をグラフ化して総会後に回覧するな ど、何にどれぐらい使われたか分かりやすくす るよう工夫している。 4.退会を希望する方がいないため対応していない。 調査結果 から ➩退会希望者への対応として、防犯灯の管理や高齢者の見守りと いった町内会の役割を丁寧に伝えて説得しているケースが多く 見られます。 ➩今後の対策として、世帯の状況に応じて会費の減額等を検討し ている町内会が多いようです。 ➩会費の使われた方については、透明性を望む声が年々高まって きています。決算資料を会員に配布するなど、それぞれの町内 会で対応しているようです。 4 ■ 加入促進事 2.退会者対策 1 ご近所付き合いから再加入 2 町内貢献者への配慮 ○高齢者の退会者に対して、特別会員と して対応しつつ、地域のお付き合いを 大切にした結果、時間はかかったが再 加入された。 ○長い間、町内の会員でいて、高齢になっ たから退会されるというのは本当に残 念なことなので、説得して残ってもらう ようにしている。それでも無理な場合 は、民生委員対応というかたちで、会費 なしで見守りを強化するようにしてい る。 3 会費の減額・減免 ○A町内会 ○B町内会 ○C町内会 ○D町内会 ○E町内会 ○F町内会 ○G町内会 → → → → → → → 独身、単身赴任の方は会費を半額 生活保護世帯は会費を免除 高齢者のみの世帯は会費を半額 75 歳以上ひとり暮らしの高齢者世帯は免除 施設入所、母子家庭、生活保護世帯の会費を免除 65 歳以上の年金生活者で申し出があった場合、役員会で審議し、免除 アパート入居者は月 100 円に減免 4 その他の対応 ○高齢化が進み、動けない人が多くなってきており班を維持できないため、合班して対応 している。 ○規約に明記して、高齢等の理由で班長が出来ないという方については班長職を免除して いる。 ○『要領』を定め、高齢者の町内共同作業を免除。 <要領(一部抜粋)> ・対象:75 歳以上の一人暮らし、二人暮らしの高齢者世帯とする。 ・免除:班長業務及び町内会共同で行う作業、公園等の清掃協力金は免除する。 ・行事及び回覧:町内会の諸行事に参加すること及び公民館だより等の配布、回覧は一 般会員と同様とする。 ○価値観が多様化した時代、どんなに説得しても理解を得ることが出来ない方もいるので 無理をしないことも必要。時間はかかるが、あいさつなどの声掛け等、日頃からの住民 同士のコミュニケーションを大事にすることが、脱会者を防ぐことにつながっていく。 5 ¥ 役員の担い手を増やすための工夫について、貴町内会が行っている取組であては まるものがあれば番号に○をつけてください。(複数選択可) 1.町内の中で、役員を引き受けてくれそうな方の情 報を常に集めている。また、PTA等若い方がい る団体の行事に参加した際には、積極的に声がけ するよう心がけている。 2.町内で退職間近の方がいたら何かの際に声がけ し、コミュニケーションを取るようにしている。 3.役員未経験者でも対応できるよう、マニュアルや 引継書を作成している。 4.役員を 2 人体制にして、1 人にかかる負担の軽減 を図っている。 5.会議には班長さんにも入ってもらい、町内の運営 等を理解してもらうことで、次の役員確保につな げている。 6.会長の任期が 2 年であった場合、残りの 1 年は後 継者育成期間とするなど、スムーズに交代できる ような体制づくりをしている。 7.特に工夫していることはない。 調査結果 から ➩役員の担い手を確保するための工夫として、様々な取組が寄せ られました。整理すると次のようになります。 ①役員候補の発掘(声かけ、きっかけづくり) ②役員の選出方法 ③組織体制の見直し(複数役員と役割分担、後継者育成) →具体的な事例は次ページ ◎行事などで顔を覚えて積極的に声掛けすること、役員の仕事が負担になら ないような配慮、後継者を育成してくことが大切のようです。 6 ■ 加入促進事 3.役員の担い手確保のための工夫 1 役員候補の発掘(声かけ、きっかけづくり) ○若い方に声をかけているが、参加できな い場合は役員がサポートするなど、何か あった時に仕事の負担にならないよう 配慮している。 ○会長、副会長など最初から責任の重い役 職ではなく、協力委員など比較的負担が 少ない役職に就いてもらい、参加意識を 高めるようにしている(軽い役だと承諾 を得やすい)。 ○地区運動会等の行事の参加者名簿を作 成(参加者記入)し、次回行事への参加 依頼や、役員選任の参考にしている。 ○退職した方や退職間近の方に、町内会の 行事で声掛けし、その後、訪問してお願 いしている。 ○子どもが参加する町内行 事で父母とのつながりを強 めながら、役員になっても らうように努めている。 ○役員になってもらいたい方の家を訪問 し、役員になることについて不安がない よう十分に説明するが、この時には奥さ んにも一緒に聞いてもらうようにして いる。(家族の理解と協力が不可欠) ○町内会の年間スケジュールを、班長を交 えて決めることで参加意識を高めてい る。 2 役員の選出方法 ○役員は任期 1 年で持ち回り ○各班から役員適任者を推薦 ○会計は各班で輪番制 ○地域を3つのブロックに分け、それぞれ のブロックから役員を平等に選出 ○役員は輪番制、会計は翌年の会長 ○役員(会長含む)の任期は 1 年。副会長 には様々な業務を経験してもらい、その 中から会長適任者を選考 ○会長や役員の交代時には、必ず若い人を 選出し、常に次世代につながるような役 員選出をしている。 3 組織体制の見直し(複数役員と役割分担、後継者育成) ○班長任期中、町内会活動に協力的な人を 選抜し、各部の副部長として参加しても らっている。各部に部長 1 名、副部長 2 ~4 名おり、都合で退任された場合でも 活動に支障がない。 ○一つの班の会員数を調整し、班長業務の 軽減を図っている。また、副会長 5 人体 制にし、それぞれ担当する班を 3 つにし て円滑な運営が出来るようにしている。 ○副会長を 4 人体制にし、会長・副会長・ 総務部長の計 6 人で、これまで会長一人 で行ってきた業務を分担している。 ○会長には 2 年間指導者として残っても らうようにしている。 7 データでみる町内会 ② 町内会長の属性(八戸市・弘前市・青森市の比較) ○年齢 ・60 歳代以上によって占められているのはどの市でも共通の現象(全体の 9 割)。 ・ただ、八戸市は「60 歳代」が多く、「70 歳代」の結果と併せると、八戸市の町内 会長は弘前市、青森市と比べてやや若い人が多い。 ○在任年数 ・どの市でもボリューム層は「2~5 年」であり、次いで「6~10 年」となっている。 ・在任年数については三市ともほとんど同じである。 ○兼職状況 ・ 「町内会連合会役員」 (66.8%)、 「社会福祉協議会役員」 (32.9%)、 「交通安全協会 役員」(26.5%)、「防犯協会役員」(25.1%)が多いのは弘前市と同様であり、青 森市と比べると全体的に兼職は少ないとはいえ、負担が分散するような配慮がある ものと考えられる。(表 2)参照 N・・・調査対象数 (○%の母数) (表1)町内会長の年齢・在任年数 八戸市 弘前市 年齢 N=283 N=214 青森市 N=231 20 歳代 0.0% 0.0% 0.0% 30 歳代 0.4% 0.5% 0.0% 40 歳代 0.7% 1.9% 1.3% 50 歳代 6.4% 8.4% 8.7% 60 歳代 46.6% 35.0% 29.0% 70 歳代 39.9% 44.9% 53.2% 80 歳代 5.7% 7.5% 7.4% 無回答 0.4% 1.9% 0.4% 在任年数 八戸市 弘前市 青森市 0~1 年 12.0% 11.2% 11.3% 2~5 年 34.3% 40.2% 40.3% 6~10 年 27.9% 25.7% 25.1% 11~15 年 11.7% 7.5% 9.5% 16~20 年 7.4% 5.6% 4.8% 21 年以上 4.9% 1.4% 4.8% 無回答 1.8% 8.4% 4.3% 8 (表2)町内会長の兼職状況 八戸市 N=283 弘前市 N=214 青森市 N=231 町内会連合会役員 66.8% 48.1% 38.1% 民生・児童委員 14.5% 6.5% 9.1% 6.0% 3.3% 6.1% 社会福祉協議会役員 32.9% 46.3% 60.2% 体育協会役員 19.1% 17.3% 3.0% 防犯協会役員 25.1% 19.6% 34.2% 交通安全協会役員 26.5% 20.6% 28.1% 消防後援会役員 2.1% 5.6% 5.6% 消防団役員 3.5% 1.3% 1.3% 公園愛護協会役員 1.8% 0.9% 6.5% 婦人会役員 0.4% 0.9% 0.4% 11.3% 12.1% 17.3% 青年団役員 0.4% 0.5% 0.4% 日赤奉仕団団長 0.7% 0.9% 5.2% 共同募金会役員 2.8% 4.7% 23.8% NPO・ボランティア組織役員 2.8% 2.3% 4.3% 町内の趣味余暇集団の世話人 5.7% 7.0% 7.4% 商工会・商店会役員 4.2% 1.9% 3.5% 議員後援会役員 7.1% 4.7% 8.7% 政治団体役員 1.4% 0.5% 3.5% 宗教団体役員 4.9% 3.7% 6.5% 青少年生活指導協議会役員 17.3% 6.5% 8.7% その他 11.0% 13.6% 6.5% 現在 PTA 役員 老人クラブ役員 無回答 (出典) 東北都市社会学研究会編(2014) 『地方都市における変遷する町内会のあり方-2013 年度八戸市町内会・自治会調査結果報告書-』東北都市社会学研究会,P15-17,32 9 町内会活動に多くの方が関わるきっかけづくりについて、貴町内会が行っている 取組であてはまるものがあれば番号に○をつけてください。(複数回答可) 1.イベントに子どもたちが楽しむことができるコー ナーを設け、若い人たちに参加してもらいながら 顔なじみとなって、話しやすい関係づくりの機会 をつくっている。 2.若い方に参加してもらえるよう、町内のお祭りに 大学生に参加してもらっている。 3.町内会活動を知ってもらうことが大事であるた め、町内広報紙を作成し、配布している。 4.若い方が活動に参加するきっかけづくりのため、 若い世代が得意なパソコンを使った仕事や、イベ ント時の簡単な手伝いをお願いしている。 5.バーベキューなど、子どもから大人まで誰でも参 加しやすいイベントを行っている。 6.特に工夫していない。 調査結果 から ➩子育て世代との接点を重視した取組としては、地区運動会をき っかけにしたり、子ども会と連携しているケースが多く見られ ます。 ➩盆踊り等従来から行っている行事に、子どもが楽しめる要素を 新たに組み込むことで、その親やおじいちゃん、おばあちゃん まで幅広い世代が参加できるような工夫も多く見られます。 ◎町内会加入・未加入を問わず、誰でも気軽に参加してもらえる行事にする ⇒ 参加者が増える ⇒ 多くの人に町内会への関心を持ってもらえる ⇒ 加 入者や活動参加者が増える ⇒ 町内会の活性化と役員候補の増加へとつな がっていきます。 10 ■ 加入促進事 4.町内会活動に関わるきっかけづくり 1 子育て世代の参加を重視 ○夏休みに 1 週間『家族そろってラジオ体 操』を実施。毎日 40~50 人が参加して いる。 ○区民運動会では、町内の有志が米や野菜 を持ち寄り昼食のカレーを作っている。 また、子どもを交えた反省会を楽しく実 施している。 ○地区運動会の後、打ち上げでバーベキュ ーを実施し交流を深めている。 ○年末の日曜日に子どもを含めたもちつ き大会を実施している。なお、一番もち は切り餅にして、70 歳以上の単身者へ 配り、大変喜ばれている。 ○町内カラオケ大会を毎年開催。家族で参 加していただき、大いに盛り上がり、交 流を深めている。 2 従来からの行事を工夫 ○納涼パーティーの参加費を、子どもは無 料、大人は 300 円と安く設定し、参加 しやすくしている。 ○町内運動会で、かき氷、バーベキューな ど子どもが多く集まるようにしている。 ○盆踊りでは、花火大会、流しそうめんな ど、親子も含めてみんなが楽しめるよう にしている。 ○運動会の景品で、子ども用の景品を準備 し、参加しやすくしている。 3 各団体との連携 ○老人クラブと子ども会の合同で行事を 実施している。 (グラウンドゴルフ、夕 涼み会、等) ○盆踊りや町内かくし芸大会等に、小学校 の協力のもと吹奏楽部(演奏)に出演し てもらい、父兄にも参加してもらえるよ う工夫している。 ○町内会と子ども会がタイアップして年 2 回廃品回収を行い、反省会(6 年生を 送る会)を開き交流を深めている。 ○学校及び町内会の行事を、学校・PTA・ 町内会の合同で行っている。 4 周知・呼びかけ ○全ての会員に年間行事予定表を配布。そ れぞれの行事の前に文書回覧している。 夏休み中にラジオ体操を始めたところ、 若い親子が参加してくれるようになっ た。 ○地区運動会のプログラムを各世帯に配 布するが、その際、世帯主と子どもの名 前をプログラムに書いて一軒一軒手渡 しし、参加を呼びかけている。 ○地区運動会の参加を、子ども会・小学校 にお願いし、呼びかけている。 ○町内イベントは回覧のほか、掲示板やス ーパー等にポスターの掲示をしている。 ○町内会のホームページを作成し、活動内 容等を周知している。 ○活動参加の案内を PTA や子ども会を通 じて声掛けしてもらっている。 11 <参考> 学校と地域による合同運動会 ■柏崎地区 開始年度:平成 6 年頃から 実施形態:地区の区民運動会に小学校の児童、先生が全員参加(最近では中学生にも 参加してもらうようにしている) 実施主体:柏崎地区連合町内会(実働は体育振興会) 参加状況:児童全員参加のため保護者の参加増。先生も全員参加で当日の運営補助の ほか、競技にも参加している。 ※なお、反省会には保護者も参加してくれるため、その際、町内会未加入 者には声掛けをするようにしている。 ■小中野地区 開始時期:平成 24 年度 実施形態:地区運動会と小学校運動会を合同で実施 実施主体:小中野小学校、小中野地区連合町内会(地域と小学校が役割分担、連携・ 協力して実施) 参加状況:参加する町内は年々増加。児童の父母も年々増加傾向にある。 ■多賀台地区 開 始:平成 16 年度 形 態:地区運動会と小学校運動会を一緒に実施 参加状況:合同での実施により父兄の参加が増えた。 ◎合同運動会のきっかけは、学校側では児童数の減少、地域側では参加者の減少 により一緒に始めるようになりました。 ◎合同での運動会実施にあたっては、学校との話合いを何度も重ねて実施に至っ ています。近年は、各校で「地域密着型教育」に取り組んでいることもあり、 理解を得やすくなっているようです。 12 町内会運営の見直しや工夫について、貴町内会が行っている取組であてはまるも のがあれば番号に○をつけてください。(複数選択可) 1.単一の町内会だけでは運営が厳しいため、隣同士 の複数町内会合同で行事を開催している。 2.会員や役員が交代しても安定した運営ができるよ う、事務局を設けている。 3.規約は昔につくったものであるため、今の時代に 合うよう規約の見直しを随時行っている。 4.会社を退職した方から運営の改善等について助言 をいただくようにしている。 5.これまでの行事や活動を見直すため、町内会で本 当に必要な行事、活動、予算を話し合い、スリム 化を図っている。 6.特に見直しや工夫をしていることはない。 調査結果 から ➩会員の高齢化及び会員数の減少により活動が縮小傾向にある町 内会では、他町内と連携する、あるいは地区連合町内会の行事 に参加することで活動を補っています。 ➩町内会組織として活動を行う上で、そのルールとなる「規約」 はとても重要です。時代の変化、地域の実情に合わせて見直し を行っている町内会が多いようです。 ◎活動に負担がかからないような配慮や、負担を軽減するための役割分担、 他町内や他団体との連携を考えていきたいですね。そのためにも、まずは 『話し合い』をすることが大切です。 13 ■ 加入促進事 5.運営の見直し・工夫 1 隣接町内や団体との連携 ○5 町内会で、同一の事業計画をつくり活 動している。また、山車組、防犯協会、 町内会の三者共同で地域の行事、祭り、 防犯に取り組んでいる。最近では、老人 クラブも日常活動を強化しているため、 地域の活性化につながっている。 ○4町内合同で行事・会計を管理してい る。 ○近隣町内と声を掛け合い、健康教室等を 行っている。さりげなく、無理をしな い・させない町内会づくりが大切だと思 う。 ○3町内合同で盆踊りを実施している。 ○当町内では、長寿会会員が 70 名近くい るため、町内会と長寿会で行事等を分担 して行っている。 ○隣の町内会と合同で日帰り温泉旅行を 実施している。 2 話し合い ○運営の見直しを常に役員会で話し合っ ている。 ○町内会活動を円滑にするため、部会ごと に年度事業計画、予算案を出してもら い、会長・三役により活動内容を審議し、 予算については部長と協議を重ね、総会 で承認を得る方法を取っている。 ○高齢世帯が 80%ということもあり、隣 の町内との合併を役員会で話し合って いる。 ○連合の会議等で、他町内の会長から情報 を得ている。 ○毎年、顧問(会長経験者)と三役との懇 談会を開催。アドバイスをもらい運営の 参考としている。 3 見直し ○会員数減少に合わせて班編成の見直し を行っている。また、会計監査担当を順 番に担当してもらい、町内のお金の収支 を理解してもらうようにしている。 ○会員数の減少から自町内のお祭り等の イベントは縮小、連町主催行事への協 力・参加へとシフトさせ、ごみ集積所の 管理や町内清掃といった活動に絞って いる。 ○高齢化が進み班長制度を廃止。会費は回 覧で知らせ、会計の家に直接届ける方法 を取っている。※約 40 世帯の町内 ○規約の改定(役職手当の引き上げ)を予 定している。 14 ①貴町内会における回覧の状況について、あてはまるものを一つ選んで番号に○をつけ てください。 頻度 <詳細> 頻度 月1回 月2回 *「週 1 回」や「多い時は月 4 回を超える」 といった回答も「月 3~4 回」にカウント 10日頃 2 85 15日頃 3 20日頃 80 月初めと月中頃 86 94 10日と20日頃 2 中旬と月末 1 不定期 5 10日、20日、30日 1 月3~4回 15 随時 14 その都度 99 その都度 99 その他 経路 内訳 件数 1 コピーして全戸配布 1 *その他(主なもの) ・会長が全て行っている。 ・会長→副会長→班長 ・会長→活動協力員→班長 ・会長→行政補佐員 ・会長→区長→班長 ・総務部→班長 ・連絡員→班長 ・行政員→班長 ・行政員が全て行っている ②貴町内会における募金の集め方について、あてはまるものを一つ選んで番号に○をつ けてください。 *その他(主なもの) ・役員協議の上、決定 15 他町内の視察 ・お祭りなど、他の町内会に視察に行き、良いところを参考にして取り入れている。 “あいさつ”で三軒両隣 ・毎朝自分の家の前を掃除し、隣人同士の「あいさつ」を推進している。 地域の人材を活用 ・町内の大工さんにごみ箱や掲示板を作ってもらっている。 『世話役』配置で見守り強化 ・高齢で単身世帯の方々(特に 70 歳以上)が多くなっているため、 「世話役」を配置し、見守り と支援を強化している。 ▼世話役の役割…①連絡先を聞く ②避難する場合はかけつける ③除雪を手伝う 等 『目安箱』で広く意見を ・集会所に目安箱を設置して広く意見を聞くようにしている。 弔慰金及び報酬 1)会員の死去の際、2,000 円を支給 2)役員、班長へ年間 1,000 円(商品券)を支給 3)会計担当者へ年間 20,000 円を支給 祝い金 ・会員が出産した場合、 「誕生祝い金」3,000 円を支給している。 ・会員の状況把握や子どもたちの状況確認等に役立っている。 「万一に備える」~救命救急講習会を毎年実施~ ・役員班長会議を年 3 回行っており、そのうち2回目(11 月)は消防署の協力を得て救急救命 講座を実施している。 ・町内の高齢化が進んでいる状況から、隣近所の互助と応急手当の意識向上のため、平成 15 年 より実施し、これまでの修了者は述べ 130 名余りとなっている。 救急医療情報キットを配布 ・75 歳以上の単身世帯に、民生委員を通じて救急医療情報キットを配布している。 ・今後は 75 歳以上の夫婦世帯にも拡充していく予定としている。 16 女性ならではのコミュニケーションを安全・安心活動に ・町内に何かあった際、女性の手助けが必要ではというお母さん方の声から町内の自主防災の一 環として、3 年前に「ひまわり会」を発足。 ・年に 1 回(2 月) 、生活館に女性(お婆ちゃんもお姉さんも)が集まり、午前中は研修会によ り災害時の対処方法等を学び、その後、お食事・お茶のみ会を設け、会員同士のコミュニケー ションを図っている。 (これまでの研修会) H25・・・振込め詐欺寸劇 H26・・・八戸消防署員による火災予防、救急法について H27・・・駐在所員による交通安全、振込め詐欺について ・町内での災害対応、高齢者世帯の見守り等、役員だけでは手が回らず、また、男性だとコミュ ニケーションがうまく出来ないといった問題があったが、「ひまわり会」発足後は、円滑な対 応が期待できる。 引継書で会長の負担を軽減 ・自分が会長を引き受ける際、引継書等何もなく、全て最初から作成するため大変苦労した。そ のため、次に交代する時には、引継書やマニュアルを作成することを考えている。また、会計 の方にも、出来るだけ詳細に記録しておくよう話している。 広報紙で引継書 ・年 1 回、各部の事業報告を中心に町内新聞を作成、配布している。 ・会員に町内会で実施した事業を知ってもらうとともに、次年度に引き継いだ方の引継書の役目 を果たしている。 ごみ袋の配布 ・年度初めにごみ袋(45 リットル可燃物可)を全世帯に配布、好評である(3 年目)。 新一年生に図書券を贈呈 ・総会の最初に新一年生(小学生)を迎え、お祝いとして図書券(3,000 円)を贈呈している。 地域で育てる感謝の心 ・小学校を卒業した子どもたちを対象に「6 年生を送る会」を開催。地域の清掃ボランティア後、 写真立て飾りなどの記念品作りとお食事会で交流。地域貢献活動と楽しさを共有し、地域への 感謝の心を育んでいる。 子どもを守る!巡回活動 ・児童生徒の見守りとして夕方下校時に腕章を付けて巡回を実施。以前、ある事件が近くで発生 した際、ちょうど巡回中で通行人を警察に報せたところ、間もなく犯人逮捕のきっかけとなっ た。 17 18 Ⅱ.活動お役立ち 資料集 資料1 平成 26 年度町内会だよりコンクール最優秀賞作品~山手本町~ 平成 26 年度町内会だよりコンクールにおいて、最優秀賞を受賞した山手本町町内会の『山手 本町だより』を紹介します。 (次ページに掲載) <町内会だよりコンクール表彰式概要> ○表 彰 式:地域力向上フォーラム(平成 27 年 1 月 24 日) ○表彰作品:最優秀賞…山手本町町内会 優秀賞…下長町町内会、赤坂町内会 秀作…南田面木町内会、長根町内会、本鍛冶町町内会、是川二丁目町内会 <町内会だよりコンクール概要> ○目 的 地域住民の町内会活動への理解を深め、参加を促進する手段として重要な町内 会広報紙を奨励するとともに、各町内会の情報発信力の向上を図る。 ○応募資格 ○評価基準 町内会だよりを年 1 回以上発行している単位町内会・自治会 ①内容 町内会の事業内容や役割など、町内会について知っても らえるような内容か、地域への愛着を抱かせる内容か ②分かりやすさ 内容が分かりやすく伝わっているか ③見やすさ 見やすいデザイン、レイアウトになっているか ④作成体制 継続的な作成体制が整っているか ⑤活用・工夫 作成や配布・周知にあたって、工夫している点があるか、 町内会加入促進や活性化に活用されているか ※評価にあたって 町内会活動の活性化と参加促進のためには、より多くの方に町内会の活動を 理解してもらうことが大切です。町内会だよりコンクールの評価基準では、紙 面作成における技術面だけでなく、町内会の活動が分かりやすく説明されてい るかどうかや、町内会活動への共感がもたれる内容となっているかどうかを重 視しています。また、町内会による情報発信の重要性は今後ますます求められ ることから、広報紙発行側の組織としての体制や広報紙の活用や工夫など、普 段、目に見えにくい部分についても評価の基準としています。 19 資料1:町内会だよりコンクール表彰作品 20 資料1:町内会だよりコンクール表彰作品 21 資料2:町内会加入促進(勧誘)事例 資料2:町内会加入促進(勧誘)事例 事例1 下長町町内会 ~「町内会加入活動の手引き」による勧誘活動~ ・班長と役員とで役割を分担。 ・班長は戸建てと一戸建ての借家を、役員はアパート等の集合住宅。 ・身分証を着用し、二人一組で活動。 ・パンフレット配布時に連絡先となる名前や電話番号を記入。 ・その他、子ども会の役員に協力してもらい、新入生の保護者に加入を推奨。 事例2 淀町内会 ~チームで勧誘活動。チームに女性を加えて安心感を演出~ ・副会長を中心に 1 チーム4~5人で、3チームを編成。 ・特にアパート入居者に対して働き掛けをした結果、12 世帯が加入。 ・ただチラシを置いてくるだけでは加入に繋がらない、実際に会って説明し、理解 を得ることが大事。 ・また、チームに女性を加えることで安心感が得られ、非常に効果があった。 事例3 類家四丁目町内会 ~持ち家、アパート、事業所への働きかけ~ ・28件歩いて12件の加入があった。 ・6人グループで、アパートでも持ち家でも、とにかく玄関の前にみんなで立つ。 ・話をしたところは、必ず電話が来て 12 件加入をいただいた。 ・加入が難しそうな大きい会社も訪問したところ、会社で本社に了解を得て加入し てもらった。 事例4 観音下第一町内会 ~近所付き合いから町内会加入へ~ ・「向こう三軒両隣のお付き合い」を会員に推奨。 ・会長が何回説得に行っても加入しなかった世帯が、近所の顔なじみの方から誘わ れたら加入したということが今年2軒あった。 ・知らない人から勧誘されても敬遠されるが、近所付き合いを通じて顔見知りにな った人から誘われると加入に繋がる。 事例5 長根町内会 ~実際に動くことで誠意が通じる~ ・チラシを 600 部送ってもらったが、最初はあまり当てにしていなかった。 ・いざ使ってみると、「うちの町内ではこういうことをやっています」ということ で活用出来た。 ・先月はアパート入居者だが町内会に加入したいという方もいた。 ・今年は新築した家も含めて5、6世帯新たに加入してもらったが、やはり実際に動 かなければならない、手間をかけて動けば誠意が通じるということが分かった。 22 資料3:町内会の新たな運営、魅力づくり、活動事例 資料3:町内会の新たな運営、魅力づくり、活動事例 事例1 高館ニュータウン町内会 ~町内会運営の新たな試み~ <現状と課題> ・昔から住んでいる世帯は少ない。 ・高台に新しく出来た 40~50 軒(子どもがいて若い世帯)は、最初から町内会に 入らない、子ども会活動にも出てこない。 ・加入者でも役員は 1 年交代制のため、自分の番が来る前に脱会するケースが多か った。 ・加入者の未加入者に対する不満(掃除をやらないのにごみを出す、会費も払わな いのに防犯灯の下を通る等)の増大。 <改善への取り組み> ・平成 22 年頃にプロジェクトチームを結成、課題に取り組んだ。 ①役員改革 -役員を 1 年交代制からボランティア役員に変更し、現在8,9名が活動。 ②町内会費の引き下げ -500 円→400 円 ③ごみ集積所の全住民による当番制の導入 -町内会加入、未加入を問わず、全住民の順番性によるごみ集積所の掃除。(特別 の事情でやれなかった場合もあるが、加入、未加入を問わず掃除している) ④広報活動 -町内会広報誌を月1回発行。未加入世帯へも年に半分ほど配布し、町内会活動を 周知。(どんな活動をしているのか知ってもらうということは非常に大事) ⑤防犯灯の寄付制度 -町内会費としてではなく寄付制度を導入 ※アンケートを取ったところ、未加入 12 世帯のうち6世帯が賛成であるとの回答。 ※結果的に未加入 12 世帯から 40,200 円を集めることができた。 ※領収証とお礼文をつくって寄付者全員の家を訪問したところ、どなたも快く対応 してくれたばかりでなく、入会するという方もいた。 <取り組み姿勢> ・住んでいる人全員が町内会の会員。 ・未加入者は「敵」ではなく、諸事情で町内会費が納められていないだけである。 ・いずれは町内会費を納めて正会員になる、なっていただかなければならない人だ という考え方で取り組んでいる。 <結果> ・未加入者の班長等はできないが、寄付であれば協力するという心情が分かった。 ・寄付によって、加入者との気まずい関係が緩和され、町内会との距離が近くなっ た。 ・町内会費の引き下げやごみ集積所の順番制、寄付制度等により、会員と未加入者 との距離が縮まり、ここ2~3年脱会者は出ていない。 23 資料3:町内会の新たな運営、魅力づくり、活動事例 事例2 多賀台連合町内会 ~魅力ある行事で、若い世代の地域活動参画へのきっかけづくり~ <課題> ・盆踊りの参加者が年々減少。 <目指すもの> ・「縁を得て住んでいることへの感謝( “恵み”=“楽しさ” )」、色々なことへのあ りがたさを共有する場として、子どもから大人まで皆が参加する「まつり」を目 指す。 <改めて地域を認識> ・保育園で山車を持っている。町内会にねぷたがある。(→活用できる) ・保育園、小学校、中学校、互いに関わりがない。(→交流を図る) <盆踊りを夏まつりへ> ・時期を変更→7 月後半の日曜日 ・まつりの内容を、 「参加する」 「作る」 「観に来る」 「食べる」そして「一緒に感じ る」ことで、地域の中に住んでいる喜びを共有するプログラムに変更。 <夏まつりプログラム> ・保育園…マーチングや少林寺拳法などの発表 ・小学校…よさこいソーランの発表 ・中学校…ブラスバンド演奏 ・町内会/PTA…飲食やゲームが出来る屋台の出店 ・山車・ねぷたを運行 ・夜はランタンの灯火(子どもと親が一緒に作成したものを、夜に灯す) ⇒日中の“にぎやかさ”と夜の“幻想的なムード”を演出 <効果と期待> ・世代間交流、団体間交流が図られる。 ・互いに協力できる関係を強化できる。 ・まつりへの参加をきっかけとして、若い世代の地域活動参画への期待。 事例3 上組町町内会「安心見守り隊」 ~高齢化社会に対応した“福祉型町内会”~ <概要> ・一人暮らしや老夫婦だけの世帯を地域で支えるため、平成 19 年に見守り隊を組 織し、見守りや日常の声掛けを行っている。 ・見守り隊は、役員が2人、民生委員、ほのぼの交流協力員、ボランティアで組織。 <活動> ・顔を覚えてもらうため敬老会で自己紹介。 ・町内を歩く時にはネームプレートを着用。 ・ポストに郵便物がたまっていないか、家の電気が点きっ放しになっていないかな どを見て回る。 ・冬場は雪かきで活躍。 24 資料3:町内会の新たな運営、魅力づくり、活動事例 <効果> ・民生委員1人で行うのは難しいことも、ボランティアを募ることで問題を解消。 ・「以前より近所を気に掛けるようになった」、「地域を支える意識が高まる」、「住 民同士のつながりも生まれる」などの効果があった。 ・平常時からの活動が災害等非常時の対応につながる。 事例4 是川地区健康づくり推進協議会 ~他地域との交流でさらなる向上を目指す~ <概要> ・健診受診率が市内で 1 位の南郷区と 2 位の是川地区が交流会を開催。 ・両地区の保健推進員など健康づくりに携わる約 30 人が出席し、健診受診率向上 の取り組み等について意見交換を行った。 <経緯> ・是川地区の健康づくり推進協議会の取り組みを知りたいと、昨年の 9 月に、おい らせ町の保健推進員等 75 名が是川を訪問し、交流会を開催。 ・この交流会をきっかけに、是川でも高齢化の進行を悲観するのではなく健康第一 の地域を目指そうと、健診受診率が市内で最も高い南郷区に交流会を呼び掛けた。 <効果> ・取り組みが進んでいる地域のやり方を勉強することで、自分たちの取り組みにつ なげていくことができる。 ・ひとつのテーマについて、どういう工夫をしているのか、どういう活動をしてい るのかなど、勉強しながら交流することによって、一方だけでなく、お互いが住 民力・地域力を高めるきっかけとなっている。 事例5 小中野地区「こなかの応援隊 ひまわり」 ~地域の活性化は情報発信からはじまる!~ <概要> ・これまでばらばらだった、地域の文化や行事、社協や民児協、青少協等、諸団体 の活動、学校などの情報を一括発信する「こなかのかわら版」を発行。 ・発行部数:1500 部(各町内回覧、小中学校全家庭、コンビニ、病院、金融機関) ・配布は母親クラブや民生児童委員、ボランティアの方が協力。 <効果> ・各団体の活動を情報共有することによって、お互いの活動の刺激となり、地域活 動が活性化した(新聞に取り上げられることによる、 「やりがい」につながった)。 ・情報発信を工夫することで、地域で活動する団体の取り組みをより多くの方に知 ってもらうことができ、住民の参加意識に変化が見られた。 ・実際、町内会への加入が3件、学校ボランティア参加者が増えるなど、若い世代の 地域活動参画への足がかりともなった。 25 資料4:八戸市の補助金等一覧 資料4:八戸市の補助金等一覧 No 1 2 3 名称 内容 担当課 補助・助成金学等 町内会等振興交付金 市民連携推進課(本館 4 階) 43-9182 カラス対策事業ごみ箱設置 購入費用補助金 清掃事務所 27-4511 集積所用網購入補助金 町内会活動の活性化を支援するための交付金 ・1 団体あたりの均等割 20,000 円(H27 年度から) ・世帯割 1 世帯につき 200 円 ごみ箱の設置を希望する町内会に対して、設置に係る経費の一部 を助成 ごみ箱の購入・設置に要する費用の 1/2(25 千円上限) 集積所用網の購入を希望する町内会(環境美化協議会会員)に対 して、購入に係る経費の一部を助成(申請期間7月~8月中旬) 補助対象網種類 カラスネット(黄色) ・大(3m×4m) ・小(2m×3m) ゴミピタくん(緑色) ・大(3m×4m) ・小(2m×3m) 補助金額…価格の約2分の1 道路を通行する歩行者の夜間の安全確保及び犯罪防止を図るた め、町内会等が防犯灯を設置する費用の一部を助成 設置費の 1/2(上限あり) ・補助対象は 20W 以内の LED 灯具への交換又は新設 ・設置後の電気料は市が負担(要申請) 地域コミュニティ活動の拠点となる集会所の改修・建替等にかか る経費の一部について補助金を交付 新築の場合 ・101~300 世帯まで 面積(上限 115.5 ㎡まで)/3.3 ㎡×実施建設単価×1/2 ・301~500 世帯まで 面積(上限 165 ㎡まで)/3.3 ㎡×実施建設単価×1/2 ・501 世帯を超える 面積(上限 231 ㎡まで)/3.3 ㎡×実施建設単価×1/2 建替の場合 ・面積(上限 99 ㎡まで)/3.3 ㎡×実施建設単価×1/2 ※新築、建替のいずれも実施建設単価の上限は 3.3 ㎡あたり 31 万 8 千円 改修の場合 ・工事経費の 1/2 以内(上限 200 万円) トイレ水洗化 ・工事経費の 1/2 以内(上限 200 万円) 資源物の回収を行う町内会等の団体 (おおむね 20 人以上で構成) に補助金を交付(事前に登録が必要) 回収量1kg あたり3円 対象:紙類、缶類、リターナブルびん、古着(衣類全般)等 各地域で私道の道路整備を実施する際の、工事費の一部を助成 工事費(業者見積額、市積算額のいずれか低い額)の 3/4 環境美化協議会(環境政策課 別館 2 階)43-9362 4 防犯灯設置補助金 道路維持課(別館 8 階) 43-9117 5 地域集会所整備費補助金 福祉政策課(別館 7 階) 43-9258 6 7 リサイクルパートナー補助 金 環境政策課(別館 2 階) 43-9362 私道整備補助金 道路維持課(別館 8 階) 43-9410 26 No 名称 内容 担当課 補助・助成金学等 8 自主防災組織育成事業補助 金 防災危機管理課(本館 4 階) 43-2147 9 10 防災士育成事業 防災危機管理課(本館 4 階) 43-2147 「元気な八戸づくり」市民奨 励金制度 市民連携推進課(本館 4 階) 43-9182 11 一般コミュニティ助成事業 自主防災組織が行う基本的な防災資機材の整備に要する経費に ついて補助金を交付 カバー世帯が、 ・概ね 500 世帯の団体 対象事業費(100 万円まで)の 90%以内 ・概ね 2,000 世帯の団体 対象事業費(150 万円まで)の 90%以内 ・概ね 2,000 世帯以上の団体 対象事業費(200 万円まで)の 90%以内 防災士の資格を取得しようとする者に対し補助金を交付 ・防災士研修講座受講料:52,920 円 ・防災士資格取得試験受講料:3,000 円 市民による自主的・自発的な公益性のあるまちづくり活動を支援 するため、奨励金を交付 初動期支援コース ・1 団体 10 万円以内(補助率 100%) ・団体を設立してから 5 年以内の団体が行う継続的な事業が対象 まちづくり支援コース ・1 団体 50 万円以内(補助率 80%) ・市民活動や地域活動の活性化に資する事業で、新たに取り組む もの又は従来取り組んでいた活動を拡充して実施するものが 対象 災害に強い地域づくり支援コース ・1 団体 30 万円以内(補助率 100%) ・災害に強い地域づくりを目的に、地域住民が主体的に取り組む 事業で、新たに取り組むもの又は従来取り組んでいた活動を拡 充して実施するものが対象 コミュニティ活動に必要な備品の整備に関する経費について助 成(除雪機、草刈機、お祭り用備品等) 1 件について 100 万円から 250 万円まで 12 13 14 市民連携推進課(本館 4 階) 43-9182 コミュニティセンター助成 集会施設(コミュニティセンター、集会所等)の建設整備に関す 事業 る経費について助成 市民連携推進課(本館 4 階) 対象事業費の 3/5 以内(1,500 万円上限) 43-9182 青少年健全育成助成事業 親子で参加するスポーツやレクリエーション活動等のソフト事 業に関する経費について助成 市民連携推進課(本館 4 階) 1 件につき 30 万円から 100 万円まで 43-9182 地域防災組織育成助成事業 災害の被害防止活動及び軽減活動に直接資するものの整備に関 する事業について助成 防災危機管理課(本館 4 階) 30 万円から 200 万円 43-2147 ※No.11~14 までは(財)自治総合センターによる助成事業で、市が窓口となります。 27 町内会の運営や活動等の取組 事例に関するアンケート調査 報告書 発行/平成 27 年 3 月 八戸市連合町内会連絡協議会 町内会加入促進部会 (事務局:八戸市総合政策部市民連携推進課) 〒031-8686 八戸市内丸一丁目 1-1 市庁舎本館 4 階 電話番号:0178-43-9182 FAX 番号:0178-47-1485 電子メール:[email protected]
© Copyright 2025 ExpyDoc