スズメ目 ウグイス科 ウグイス属 ウグイス 【分布状況など】 東アジアに広く生息する。日本ではほぼ全 国に分布する留鳥。ただし、寒冷地の個体 は冬季に暖地へ移動する。平地から高山帯 のハイマツ帯に至るまで生息する。 笹の多い林下や藪を好むが、さえずりの最 中に開けた場所に姿を現わすこともある。 【形態・生態など】 スズメとほぼ同じ大きさで、オスの方が少しメスより大きい。体色は、 背中がオリーブ褐色で、腹面は白色、全体的に地味であり、雌雄は 同色。ホトトギスの卵と色がほぼ同じで、托卵の対象とされる。 食性は雑食だが、夏場は昆虫などを捕食し、冬場は植物の種子や木 の実なども食べる。 「ホーホケキョ」とさえずるのは縄張り内を見張っているオスで、他 の鳥に対する縄張り宣言であり、安全確認でもある。「ケキョケキョ ケキョ」は侵入者への警戒・威嚇している鳴き声である。
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