103 系カード麻雀 説明書

103 系カード麻雀
説明書
0.はじめに
この度は当ゲームをご購入いただき、あ
りがとうございます。このゲームは国鉄
103 系を題材にしたカード麻雀です。麻雀
に近い要領で 10 枚の手札を 1 枚ずつ変え
て編成を組み、高得点を目指します。実車
に関する知識が少しだけ必要ですが、お楽
しみいただけますと幸いです。
1.内容物
カード
for ver.201412
ツモ上がりの場合、上がったプレイヤー
の得点に(参加人数-1)×基本点を加え、他
のプレイヤーの得点から基本点を引く。
ロン上がりの場合、上がったプレイヤー
の得点に(参加人数-1)×基本点を加え、上
がり札を捨てたプレイヤーの得点から(参
加人数-1)×基本点を引く。
※得点計算の例:
4 人でプレイ、
4 両編成(ウグイス)と 3 両編成(オ
レンジ)でツモ上がりの時
基本点は(7-2-2)2 で 9 点
上がったプレイヤーは 3×9=27 点獲得
他のプレイヤーは 9 点減点
5.細かなルール
①カードを引かずに手札を捨てたら上がり
の形になった。これで上がり?
→上がりかどうかの判断は手札を捨てる
前。この場合、次の自分の番でカードを引
かずに上がりを宣言する。
②チーして手札を捨てたら上がりの形にな
った。これで上がり?
→①と同様。次の自分の番でカードを引か
ずに上がりを宣言する。
120 枚
(10 枚分の用紙×12 枚)
編成例カード
2枚
説明書(本紙) 1 枚
・カード構成
(カッコ内は当ゲームで各形式を表す記号)
クモハ 103 形(Mc)
2 枚×5 色
モハ 103 形(M)
5 枚×5 色
モハ 102 形(M’)
7 枚×5 色
クハ 103 形(Tc)
4 枚×5 色
クハ 103 形 500 番台(Tc500)
2 枚×5 色
サハ 103 形(T)
4 枚×5 色
③チーして作った編成にカードを足して編
成を伸ばせる?
→チーで作った編成は変更できない。
④複数プレイヤーが同時にロンを宣言。
→麻雀で言う「ダブロン」「トリプルロン」
等。アリかナシかはお任せ。
⑤誰も上がらないまま山札が尽きた。
→「手札を減らす又はチーする」のみで続
ける。それでも誰も上がらなければ引き分
け、得点は変化しない。
6.追加ルール案
ここでは麻雀での用語を一部用いる。導
入するルールによっては基本点が 0 以下に
なる場合もあるが、このときは上がれない。
①混色アリ
編成のルールを「編成内全車同色」から
「モハユニット内は同色」に変更する。編
成を作りやすくなるので、「手札を減らす」
をナシにしてもいいだろう。
②ドラ
カードを配った後、山札の一番下のカー
ドを取り山札の隣に表向きに置く(ドラ表
2.カードの見方
①
②
③
④
①形式の記号と色名
②形式名
③編成のどちらの端で使用できるか
(先頭車のみ記載)
④ユニットを組む相手(電動車のみ記載)
3.遊び方
①カードをよく混ぜ各プレイヤーに 9 枚ず
つカードを配り、残りを山札とする。
示カード)。ドラ表示カードと同じ形式で、
カード右上の斜線部でドラ表示カードの色
の右隣にある色(ドラ表示カードがカナリ
ヤの場合はウグイス)のカードがドラ。
得点計算時、基本点のカッコ内に上がっ
たプレイヤーの手札内のドラの枚数を加え
る。リーチ導入時に裏ドラも用意する場合、
もう一枚山札の一番下のカードを取り、裏
向きに置いておく。誰かが上がったら表向
け、ドラ表示カードとする。
③リーチ
一度もチーせずにテンパイしたとき、
「リ
ーチ」を宣言できる。宣言したプレイヤー
は手札を変更できない(「カードを引いて別
のカードを捨てる」
「手札を減らす」ができ
ない)。リーチがアリの場合、誰も上がらな
いまま山札が尽きたらその時点で引き分
け。リーチを宣言して上がった場合、基本
点のカッコ内に 1 加える。
④フリテン
麻雀と同じ。
⑤食い下がり
上がったプレイヤーが一度でもチーして
②プレイヤーが行動する順番をお好みの方
法で決める。
③プレイヤーが自分の番にできる行動は次
の 3 つのうちいずれか。
(1)山札から 1 枚引き手札に加える。次
に、今引いたカードを含む手札から不要
なカードを 1 枚選んで捨てる。
(2)カードを引かずに手札から 1 枚選ん
で捨てる。(手札を 1 枚減らす)
(3)(前のプレイヤーの最後の捨て札と自
分の手札の一部とで混色でない編成が組
める場合のみ)「チー」と宣言しその捨て
札を取り、できた編成を自分の前に並べ
て晒す。その後、残りの手札から 1 枚選
んで捨てる。
④カードを捨てる前に手札が次の条件(上
がりの形)を満たすと上がりとなる。
・過不足なく 1~3 本の編成が組める
・各編成内では全車同色
・編成間では色が異なっていてよい
※編成となるカードの組み合わせは付属の編成例
カードを参照
上がり方は次の 2 通り。
いたら、基本点のカッコ内から 1 引く。
⑥ノーテン罰符
引き分け時、テンパイしていたプレイヤ
ーには(参加人数-1)÷(テンパイしていた
人数)を加点、ノーテンのプレイヤーからは
(参加人数-1)÷(ノーテンの人数)を減点。
5 人以上で遊ぶ場合は割り切れない場合が
あるが、分数計算するか小数点以下切り捨
てるかはお任せ。
7.解説・補足
①上がりの形について
色ごとに上がりやすさに差が出るのを避
けるため、また貸し出しや転属時期と塗り
替え時期の前後等により色と編成の対応を
すべて調べ上げるのが難しいと思われるた
め、編成例カードに記載したように「色と
編成の対応は問わない」こととした。
同様に、全車非ユニット窓でこの組み方
はなかったのでは、といった形態と編成の
対応も問わないこととする。
②特殊な編成
・編成例カードではスペースの都合で省い
(イ)ツモ上がり
③の(1)か(2)でカードを捨てる前に手
札が上がりの形になったとき、上がりを
宣言し手札を晒す。
(ロ)ロン上がり
手札があと 1 枚で上がりの形になる状
態で他のプレイヤーがそのカードを捨て
たとき、
「ロン」と宣言しそのカードを取
り手札に加え手札を晒す。
⑤得点計算を行う。もう 1 ゲーム遊ぶなら
カードをまとめ再び①へ。
⑥飽きるか時間がなくなったところで終
了、最終的に得点がもっとも高かったプレ
イヤーの勝ち。
4.得点計算
開始時はすべてのプレイヤーが 0 点で、
1 ゲーム終了ごとに得点計算を行う。得点
はマイナスにもなる。得点の計算手順は以
下の通り。
まず、上がったプレイヤーの手札から基
本点を次の式に従い計算する。
基本点=(手札の枚数-編成数-色数)2
たが、以下の編成も 1 本の編成とする。
Tc-M’-M-T-M’-Mc+M’-Mc(8 両)
Tc-M’-Mc+T-M’-M-Tc(7 両)
Tc-T-M’-Mc+M’-M-Tc(7 両)
下 2 つ(片町線の編成)は 5000 番台やサハ
102 形が絡むが、目をつぶることとする。
・JR が積極的に混色編成を組んだ「おもし
ろ電車」を元とした以下の編成は混色ナシ
のルールでも上がりの形に含める。
Tc-T-M’-M-M’-M-M’-M-T-Tc(10 両)
左から 2 両ずつ同色で 5 色全て使用
この編成で上がった場合、基本点を 100
点とする。
・編成例カードの一番下、8M2T の 10 両
編成は中間車がすべて 1000 番台だった
が、目をつぶる。
8.最後に
ルール等に関するご質問、カードのミス
のご指摘、新しい遊び方の提案、その他ご
意見ご感想がありましたら、東京大学名鉄
研究会(twitter: @tmc250)までお寄せ
ください。