≪道徳≫自分の役割を果たそうとする態度を養う 主題名 つらくてもやりぬく1−(2)(第2学年) 資料名 過程 がんばれぽぽ(文渓堂) ≪本時のねらい≫ ・辛いことがあっても、あきらめずに最後までがんばることで、やりとげた喜びを味わえ ることに気付き、自分がしなければならないことは、最後までやりとげようとする態度 を養う。 ≪展 開≫ 本実践とキャリア教育 導入 やらなくてはいけないことが分かっていても、それが辛かったり面倒だったりするとなか なか実行できずにいることがあります。辛くても我慢して、最後には大きな花を咲かせたポ ポの気持ちを考えることを通して、やるべきことに粘り強く取り組むことで、やりとげた喜 びを味わえることに気付かせていきます。 また、あきらめそうになっても頑張ろうと努力したときのことを見つめ直す活動を通し て、自分がしなければならないことを我慢強くやり抜いていこうという気持ちをもてるよう にします。 展開前段 他の教育活動との関連 ○係活動 <道徳> <1家庭1ボランティア> つらくてもやりぬく 1−(2) 日直などの当番活動 「がんばれポポ」 終末 ○掃除当番、給食当番、 わたしは、地域の 人たちと 一緒に近 く の 公園 や川 の 掃 除をしています。 辛いことがあって も、あきらめずに最後 ○学級活動(2)エ までがんばることで、 清掃などの当番活動 やりとげた喜びを味わ 等の役割と働くことの えることに気付き、自 意義の理解 分がしなければならな いことは、最後までや りとげようとする態度 を養う。 展開後段 <特別活動> 僕は、毎日、 お風呂の掃除を 続けているよ。 お姉ちゃんは、 夕食の 後片付 けを手伝ってい るよ。 学習活動と内容 1 学校や家での仕事には、どんなものがあるか、発 表する。 ・給食当番 ・掃除 2 資料をもとに話し合う。 (1)あつい岩の上にいるポポはどんなことを考えてい たでしょうか。 ・ここはどこなの。助けて。 ・暑いよ。えらいよ。のどがかわいたよ。 ・くるしいけれど、がんばろう。 ・お母さんが、どこかで励ましてくれているだろ うな。 (2)ポポはどうしてがまんできたのでしょうか。 ・お母さんに見てもらいたかった。 ・きれいな自分の花を咲かせたかったから。 (3)春になって大きな花を咲かせたポポは、どん な気持ちだったのでしょうか。 ・お母さんぼくきれいな花を咲かせたよ。 ・お母さんが励ましてくれたからこんなきれいな 花が咲いたよ。 (4)これまでにやらなくてはならないことを辛くても がんばったことはありますか。 ・鉄棒の逆上がり ができなかっ たけれど、何 回 も 練習してできるようになったよ。 ・はやく遊びたいけれど、玄関掃除を忘れず毎日やっ ているよ。 3 教師の説話 ・学級の中で見つけた最後までやりとげた児童の姿を紹 介し、価値付ける。 指導上の配慮事項と評価 ○配慮事項 ◎キャリア教育の視点 ○学校や家庭で自分がやらなければなら ないことを思い出させる。 ○「やけるような熱い岩の上だよ。」 「ポポ は 岩の 上でど んな 顔をし てい たの か な。」と問いかけ、ポポのおかれた状況 をもとにポポの気持ちを考えさせる。 ○役割演技により、 言葉だけでなく表情や 動作などでポポの気持ちを表現させる。 ○ポポは、何をしなければならなかったの かを問いかけ、価値把握を促す。 ○ポポになりきって、ポポの気持ちを語ら せる。 ◎学校や家で自分の仕事に、粘り強く取り 組もうとする意欲を高めるようにする。 (キャリアプランニング能力) 実践のポイント 実際の場での意欲や態度に結び付けましょう。 「こころのノート」等を活用し、高い目標を立てたり、自分としての夢や 希望を掲げたりして、その達成や実現への志をもち、勇気をもって取り組む ことができるように継続して指導していきましょう。 特に最後まで粘り強くやりとげる姿や、その時の気持ちを日頃から認め励 ますことを大切にしていきましょう。
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