グラフで見る県内経済 横ばいで推移している県内経済。 【概 況】 生産活動、個人消費ともに横ばいの動き 生産活動 概ね横ばいで推移している 鉱工業(生産・出荷・在庫)指数(季節調整値) ◆9月の鉱工業生産指数(季節調整値)は、 (2010年=100) 150 前月比4.2%上昇して102.6となった。出荷 指数は同5.5%上昇して101.2となった。在 庫指数は同0.2%上昇して138.5となった。 140 130 ◆はん用・生産用・業務用機械は、工作機 械の生産を中心に高水準で横ばい推移し ている。 120 110 ◆食料品は、引き続き米菓や水産練り製品 が堅調に推移している。 ◆金属製品は、作業工具を中心に持ち直し 100 90 つつある。 ◆輸送機械は、国内自動車メーカーの在庫 80 12/1 4 7 10 ◆電子部品・デバイスは、低水準で推移し 13/1 4 7 10 14/1 4 7 (年/月) 調整の影響から減少している。 生産 出荷 在庫 (資料)新潟県「新潟県鉱工業指数」 ている。 個人消費 横ばいで推移している ◆10月の大型小売店販売額(既存店)は、 前年比2.5%減となった。 (%) 大型小売店販売額(既存店、前年比) 乗用車新規登録・届出台数(軽含む、前年比) (%) 12 120 10 100 8 80 ◆11月の乗用車(軽含む)新規登録・届出 6 60 台数は、前年比16.0%減となった。ただ 4 40 2 20 0 0 し、例年11月の新規登録・届出台数とし ては高い水準にある。 -2 -20 -4 -40 ◆11月の家電販売は、薄型テレビやスマー -6 -60 トフォンの販売が堅調に推移したもの -8 -80 の、前年を下回ったものとみられる。 -10 12/1 4 7 10 13/1 4 7 10 14/1 4 7 10 -100 (年/月) 大型小売店(左軸) 乗用車(軽含む 右軸) (資料)経済産業省「商業販売統計」 北陸信越運輸局新潟運輸支局「新車新規登録台数」 新潟経済社会リサーチセンター センター月報 2015.01 43 43 グラフで見る県内経済 雇 用 改善の動きが緩やかになっている 有効求人倍率(全数) ◆10月の有効求人倍率(パートタイムを含 (%) (倍) 1.3 40 む全数、季節調整値)は、前月比0.01ポ イント低下し1.14倍となった。 1.2 20 1.1 ◆10月の新規求人数(同・実数)は、前年 比1.8%減となった。建設業が4カ月連 1.0 0 続で前年を下回ったほか、卸売・小売業 0.9 も前年を下回った。 -20 0.8 ◆雇用保険の受給資格決定件数は、2カ月 -40 12/1 ぶりに前年を下回ったほか、受給者実人 4 7 10 13/1 4 7 10 14/1 4 7 10 0.7 (年/月) 員も57カ月連続で前年を下回った。 有効求職者数の前年比(左軸) 有効求人倍率(季調調整値、右軸) 有効求人数の前年比(左軸) (資料)新潟労働局「最近の雇用失業情勢」 「労働市場月報」 設備投資 緩やかに持ち直している 非居住用建築物の着工床面積(前年比) ◆製造業では、老朽化設備の更新投資に加 (%) 250 えて、生産能力増大や合理化・省力化に 向けた投資が増加している。 200 150 ◆非製造業では、新規出店や店舗改装など 100 大型投資の反動から、前年の投資額を下 回っている。 50 0 ◆10月の非居住用建築物着工床面積は、2 -50 カ月連続で前年を下回った。 -100 12/1 4 7 10 13/1 4 7 10 14/1 4 7 10 (年/月) 前年比 (資料)国土交通省「建築着工統計」 新潟経済社会リサーチセンター センター月報 2015.01 44 44 3カ月移動平均(前年比) グラフで見る県内経済 住宅投資 減少している 新設住宅着工戸数(利用関係別寄与度) ◆10月 の 新 設 住 宅 着 工 戸 数 は、 前 年 比 30.0%減となった。駆け込み需要の反動 から前年を大幅に下回った。 (%) 100 80 60 40 ◆持家の着工戸数は前年比42.6%減の539 20 戸となり、3カ月連続で前年を下回った。 0 ◆貸家は前年比10.3%減の568戸となり、 3カ月連続で前年を下回った。 -20 -40 -60 ◆分譲は前年比50.6%減の39戸となり、3 -80 12/1 4 7 10 13/1 4 7 10 14/1 4 7 10 (年/月) カ月連続で前年を下回った。 持家 貸家 分譲 新設住宅着工戸数(前年比) (資料)国土交通省「住宅着工統計」 公共投資 減少している 公共工事請負金額(発注者別寄与度) ◆10月の公共工事請負金額は、前年比1.2% (%) 80 増と3カ月ぶりに前年を上回った。 60 ◆国の機関(国、独立行政法人等)は、2 カ月連続で前年を上回った。 ◆地方の機関(県、市町村)は、3カ月連 続で前年を下回った。 40 20 0 -20 -40 -60 12/1 4 7 10 13/1 4 7 10 14/1 4 7 10 (年/月) 国の機関 地方の機関 その他 公共工事請負金額(前年比) (資料)東日本建設業保証新潟支店「前払金保証実績からみた公共工事の動向」 (柄澤 雄) 新潟経済社会リサーチセンター センター月報 2015.01 45 45
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