グラフで見る県内経済 横ばいで推移している県内経済。 【概 況】 生産活動、個人消費ともに横ばいの動き 生産活動 概ね横ばいで推移している 鉱工業(生産・出荷・在庫)指数(季節調整値) ◆11月の鉱工業生産指数(季節調整値)は、 (2010年=100) 150 前月比3.2%低下して100.8となった。出荷 指数は同2.8%低下して98.7となった。在 庫指数は同3.8%上昇して144.5となった。 140 130 ◆はん用・生産用・業務用機械は、工作機 械の生産を中心に高水準で推移している。 ◆食料品は、米菓や水産練り製品の生産が 堅調に推移している。 120 110 100 ◆金属製品は、作業工具や建設用金属製品 を中心に持ち直しつつある。 ◆輸送機械は、国内自動車メーカーの在庫 90 80 12/1 4 7 ◆電子部品・デバイスは、低水準で推移し 10 13/1 4 7 10 14/1 4 7 10 (年/月) 調整の影響から弱含んでいる。 生産 出荷 在庫 (資料)新潟県「新潟県鉱工業指数」 ている。 個人消費 横ばいで推移している ◆12月の大型小売店販売額(既存店)は、 前年の駆け込み需要の反動などから前年 比2.6%減となった。 ◆1月の乗用車(軽含む)新規登録・届出 台数は、前年比23.2%減となった。ただ (%) 大型小売店販売額(既存店、前年比) 乗用車新規登録・届出台数(軽含む、前年比) (%) 12 120 10 100 8 80 6 60 4 40 2 20 0 0 し、例年1月の新規登録・届出台数とし -2 -20 ては高水準にある。 -4 -40 -6 -60 -8 -80 ◆1月の家電販売は、冷蔵庫を中心に白物 家電の販売が振るわず、前年を下回った 模様である。 -10 12/1 4 7 10 13/1 4 7 10 14/1 4 7 -100 10 15/1 (年/月) 大型小売店(左軸) 乗用車(軽含む 右軸) (資料)経済産業省「商業販売統計」 北陸信越運輸局新潟運輸支局「新車新規登録台数」 新潟経済社会リサーチセンター センター月報 2015.03 33 グラフで見る県内経済 雇 用 堅調に推移している 有効求人倍率(全数) ◆12月の有効求人倍率(パートタイムを含 (%) (倍) 1.3 40 む全数、季節調整値)は、前月比0.06ポ イント上昇し1.19倍となった。 1.2 20 1.1 ◆12月の新規求人数(同・実数)は、前年 比7.2%増となった。製造業や医療・福 1.0 0 祉などで前年を上回った。 0.9 -20 ◆雇用保険の受給資格決定件数は、3カ月 0.8 連続で前年を下回ったほか、受給者実人 -40 12/1 員も59カ月連続で前年を下回った。 4 7 10 13/1 4 7 10 14/1 4 7 10 0.7 (年/月) 有効求職者数の前年比(左軸) 有効求人倍率(季調調整値、右軸) 有効求人数の前年比(左軸) (資料)新潟労働局「最近の雇用失業情勢」 「労働市場月報」 設備投資 緩やかに持ち直している 非居住用建築物の着工床面積(前年比) ◆製造業では、老朽化設備の更新投資に加 (%) 250 えて、生産能力増大や合理化・省力化に 向けた投資が増加している。 200 150 ◆非製造業では、小売業や建設業で新規出 100 店や機械設備などの大型投資の反動か ら、前年の投資額を下回っている。 50 0 ◆12月の非居住用建築物着工床面積は、前 -50 年を上回った。 -100 12/1 4 7 10 13/1 4 7 10 14/1 4 7 10 (年/月) 前年比 (資料)国土交通省「建築着工統計」 新潟経済社会リサーチセンター センター月報 2015.03 34 3カ月移動平均(前年比) グラフで見る県内経済 住宅投資 減少している 新設住宅着工戸数(利用関係別寄与度) ◆12月 の 新 設 住 宅 着 工 戸 数 は、 前 年 比 10.0%増となった。貸家、分譲の着工が 増加したため、5カ月ぶりに前年を上 (%) 100 80 60 回ったが、10−12月期でみると前年比 40 21.6%減となっており、基調としては減 20 少している。 0 ◆持家の着工戸数は前年比13.6%減の495 戸となり、5カ月連続で前年を下回った。 -20 -40 -60 ◆貸家は前年比38.6%増の478戸となり、 -80 12/1 4 7 10 13/1 4 7 10 14/1 4 7 10 (年/月) 5カ月ぶりに前年を上回った。 持家 貸家 分譲 新設住宅着工戸数(前年比) (資料)国土交通省「住宅着工統計」 ◆分譲は前年比91.1%増の86戸となり、2 カ月連続で前年を上回った。 公共投資 減少している 公共工事請負金額(発注者別寄与度) ◆12月 の 公 共 工 事 請 負 金 額 は、 前 年 比 (%) 80 11.8%減と2カ月連続で前年を下回った。 60 ◆国の機関(国、独立行政法人等)は、2 カ月ぶりに前年を上回った。 ◆地方の機関(県、市町村)は、2カ月ぶ りに前年を下回った。 40 20 0 -20 -40 -60 12/1 4 7 10 13/1 4 7 10 14/1 4 7 10 (年/月) 国の機関 地方の機関 その他 公共工事請負金額(前年比) (資料)東日本建設業保証新潟支店「前払金保証実績からみた公共工事の動向」 (柄澤 雄) 新潟経済社会リサーチセンター センター月報 2015.03 35
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