みずほ米国経済情報(2015 年 3 月号)

みずほ米国経済情報
2015年3月号
[米国経済の概況]
◆米国経済は踊り場にある。雇用は力強いが、製造・輸出部門に弱さがみら
れる。
◆2月の経済指標には西海岸の労働争議や寒波という一時的要因によって下
押しされているものがあるようだ。こうした影響は今後剥落していく。
◆警戒すべきは急速に進んできたドル高による生産・輸出への影響と、原油
安を受けた石油産業の調整の広がりである。
◆金融政策ではフォワードガイダンスから「忍耐」の文字が消えた。最初の
利上げ時期と利上げ後の金利パスに当局と市場の関心が向けられている。
2015年 3月 3 0 日
発行
欧米調査部主席エコノミスト 小野 亮
03-3591-1219 makoto. ono@mizuh o-ri.co.j p
欧米調査部エコノミスト 山崎 亮
03-3591-1289 ryo.yam asaki@miz uho-ri.co .jp
●当レポートは情報提供のみを目的として作成されたものであり、商品の勧誘を目的としたものではあり
ません。本資料は、当社が信頼できると判断した各種データに基づき作成されておりますが、その正確
性、確実性を保証するものではありません。また、本資料に記載された内容は予告なしに変更されるこ
ともあります。
1.トピック:変化する政策反応関数。高まる FOMC の説明責任
フォワードガイダンスか
ら消える「忍耐」
3 月 17・18 日の連邦公開市場委員会(FOMC)は、声明文から「忍耐」の文字を
削除し、利上げ開始へまた一歩前進した。利上げ開始の判断は、FOMC が「インフ
レ率の持ち直しに合理的な自信を持てるかどうか」に委ねられることになった。
利上げ開始時期よりも、
イエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長は最近の講演(3/27)で、利上げ
政策金利パスの全体像が
開始の時期そのものよりも、政策金利パスの全体像の重要性を強調している。イ
重要に。ただし先行きは
エレン議長は「金融市場や経済にとって、最初の利上げ時期が正確にいつなのか
不透明
という問題よりも、政策金利の予想経路パスの全体像こそが重要」と述べた。ま
た先行きは極めて不透明であるため、過去の景気回復期における政策金利パスを
参考にするのは「誤り」とも発言している。同様の発言はスタンレー・フィッシ
ャーFRB副議長の講演でも聞かれる。フィッシャー副議長は、右肩上がりで続
くような政策金利パスを思い描くのは「非現実的」と断じた(3/23)
。
政策金利の答えはSEP
では、今後政策金利はどう推移すると考えればよいのか。イエレン議長は「そ
にあり。
「1年で 1%」の
の答えは FOMC 参加者の見通し(Summary of Economic Projections、SEP)に
ゆっくりとした利上げ
ある」と述べ、漸進的な利上げを強調した。SEPでは堅調な景気拡大の下、イ
ンフレ率が 2%に戻っていくとの予想が示されており、それと整合的な政策金利
パスとして、
「平均すると 2017 年末までに1年で 1%Pt という利上げペース」
(イ
エレン議長)となっている。
変化する政策反応関数。
高まる FOMC の説明責任
参考図表 1 は、2013 年 12 月から 2014 年 9 月までのSEPを元にテイラー・ル
ール型の政策反応関数を推計し、政策金利見通しと推計値とを比較したものであ
る。2014 年 9 月の政策金利見通しは政策反応関数による推計値とほぼ一致する。
しかし 2014 年 12 月や今回の政策金利見通しの一部は、図中の矢印で示したよう
に、推計値から大きく下振れした。特に今回は、2016 年末の政策金利見通しにも
ズレが広がった。政策金利パスの全体像が重要性を増すと言われる中、こうした
ズレは、政策金利パスをSEPから描くことが難しくなったことを示しており、
FOMC の説明責任は一段と高まっていると言えるだろう。
参考図表 1 FOMC 参加者による政策金利見通し(各年末)
(%)
5
《2014年9⽉⾒通し》
《2015年3⽉⾒通し》
《2014年12⽉⾒通し》
(%)
(%)
5
5
4
4
4
3
3
3
2
2
2
1
1
1
0
0
2015
2016
2017
2015
2016
2017
0
2015
2016
2017
(注)●と●はそれぞれ政策金利見通しの中央傾向値とレンジの上限と下限。点線は失業率とインフレ率の見通しから推計した上限・下限。
(資料)FRB よりみずほ総合研究所作成
2.生産・雇用動向:米国経済は踊り場。雇用は力強いが、製造・輸出部門に弱さ
米国経済は踊り場
米国経済は、景気の踊り場にある。雇用は力強く拡大を続けているが、製造・
輸出部門に弱さがみられる。2 月の経済指標の一部は西海岸の労働争議や寒波に
よって下押しされたと考えられ、3 月以降は持ち直すだろう。警戒すべきは、昨
年来急速に進んでいるドル高による生産・輸出への影響と、原油安を受けた石油
産業の調整の広がりである。
企業業況は拡大。ただ製
米国の企業業況は拡大しているものの、製造業では拡大テンポが緩んでいる。
造業は減速
2 月のISM指数は、非製造業が 56.9 と底堅さを示す一方、製造業が 52.9 と
低下傾向にある(図表 1)
。
生産は増産が一服。自動
生産活動をみると、
増産傾向が一服したが、
これは労働争議の影響とみられる。
車を中心に労働争議の影
変動の大きいエネルギーを除く 2 月の鉱工業生産指数は前月比▲0.4%の低下
響
となり、過去の実績も下方修正された(図表 2)。設備稼働率は 2014 年 2 月の水
準まで低下した。2 月は自動車部門を中心に、上述した西海岸の港湾での労働争
議の影響が響いたようだ。報道によれば、2 月には日系大手自動車メーカーが、
部品調達難から生産調整を行ったという。
エネルギー部門では、石油・ガス掘削関連生産指数の悪化が続いているが、寒
波による暖房需要の高まりを受けて同部門全体では前月比+1.1%と上昇した。
3 月の製造業業況に大き
な変化なし
3 月入り後の製造業業況に、大きな変化は見られない。ニューヨーク連銀とフ
ィラデルフィア連銀の製造業調査によれば、3 月の現状判断DIは共に前月並み
の水準で推移した。
顕在化するドル高の影響
寒波や労働争議の影響は一時的なものであり、天候の回復や、港湾作業の正常
化が進むにつれて影響は消えていくとみられる。一方、懸念すべきはこれまで急
速に進んできたドル高の影響と、原油安による関連産業の設備投資や雇用調整の
広がりである。
このうちドル高については、製造業の輸出受注指数(米サプライマネジメント
協会)
が2カ月連続で50割れとなるなど、
輸出企業への下押しが顕在化している。
図表 1
企業業況
図表 2
(DI、%)
60
鉱工業生産と稼働率
図表 3
(%)
80.0
(前月差、万人)
40
79.5
30
79.0
20
78.5
10
(2007=100)
103
101
100
99
50
(%)
6.8
6.6
102
55
雇用統計
98
6.4
6.2
6.0
5.8
5.6
97
96
45
14/2
14/8
製造業ISM指数
非製造業ISM指数
15/2
78.0
14/2
14/8
15/2
鉱工業生産(除くエネルギー)
設備稼働率(総合、右目盛)
(資料)米国サプライマネジメント協会(ISM) (資料)連邦準備制度理事会
2
0
5.4
14/2
14/8
15/2
非農業部門雇用者数
失業率(右目盛)
(資料)米国労働省
みずほ米国経済情報(2015 年 3 月号)
雇用は力強く拡大
雇用は力強い拡大が続いている。2 月の非農業部門雇用者数は前月差+29.5 万
人と 30 万人近い増加幅を示し、4 カ月連続で市場予想を上回った(前頁図表 3)
。
失業率は低下基調にあり、
労働需給は改善持続
労働需給の改善も続き、失業率は 2 月 5.5%と低下基調にある(前頁図表 3)
。
より幅広く失業問題を捉えるための指標である代替的失業率(U6)も同様に改善
が続いている。
賃金は緩やかな伸び
賃金は緩やかに伸びている。2 月の時間当たり賃金(農業を除く民間部門)は
前月比+0.1%、後方 3 カ月移動平均も+0.1%と緩慢な伸びである(図表 4)
。
原油安を受け、関連企業
民間調査会社 Challenger, Gray & Christmas によれば、米国のエネルギー関連
は 3.6 万人のレイオフを
企業では 1、2 月で累計約 3 万 6 千人のレイオフ計画が発表されている。3 月のベ
計画
ージュブックによれば、
石油関連企業の多くは 2015 年前半に計画を実行する予定
であり、年央にかけて雇用統計への影響に注意が必要である。
3.需要動向:寒波が消費や住宅市場に影響。設備投資と輸出にドル高の影
小売売上高は寒波が下押
し
小売売上高は 3 カ月連続で減少した(図表 5)。これまではガソリン価格の低
下が下押し要因となってきたが、2 月は寒波が下押しした。なお実質個人消費は、
寒波によるエネルギー需要がサービス消費を押し上げ、全体として緩やかな伸び
を維持したとみられる。
米国東部では 2 月に厳しい寒波に見舞われた。米国海洋大気庁(NOAA)によれ
ば北東部の州の多くで、
2 月としては 1895 年以来 2 番目の寒さを記録したという。
小売売上高の内訳をみると、天候の影響を受けないオンライン売上高が前月比で
高い伸びを示した。
2 月の新車自動車販売台数(Autodata Corporation)は乗用車販売の減少を主
因に、前月比▲1.5%と減少した。しかし、GDPへの影響が相対的に大きいライ
ト・トラック(SUV等が含まれる)の販売台数は増加傾向を保っている。
消費者マインドは高水準
消費者マインドは良好である。3 月のミシガン大学の指数は 2 カ月続けて低下
したが、水準は高い(図表 6)
。
図表 4
時間当たり賃金上昇率
図表 5
小売統計
図表 6
(前月比、%)
2.0
(前月比、%)
0.6
(66Q1=100)
100
1.5
0.4
消費者マインド
(1985=100)
110
95
100
90
90
85
80
80
70
1.0
0.2
0.5
0.0
0.0
-0.2
-0.5
-0.4
-1.0
14/2
14/8
後方3か月移動平均
(資料)米国労働省
15/2
75
14/2
14/8
15/2
コア
自動車・建材・ガソリン
(資料)米国商務省
3
14/3
60
14/9
15/3
ミシガン大学
カンファレンスボード(右目盛)
(資料)ミシガン大学©、カンファレンスボード©
みずほ米国経済情報(2015 年 3 月号)
住宅着工は寒波によって
一時的に下振れ
2 月の住宅着工件数は年率 89.7 万件と前月から大きく減少したが、寒波による
一時的なものとみられる(図表 7)
。地域別にみると南部を除く 3 地域(北東部、
中西部、西部)がいずれも大きく落ち込んだ。着工許可件数は年率 109.2 万件と
緩やかな拡大傾向を辿っており、先行き着工件数の持ち直しが期待できる。
住宅販売は新築と中古で
二極化続く
住宅販売では、新築住宅販売が好調な一方、中古住宅販売は減少傾向を辿り、
二極化が著しい(図表 8)
。中古住宅市場では在庫不足の声も聞かれ、2 月は寒波
の中でも新築住宅への強い需要となったようだ。なお、中古住宅仮契約指数(全
米不動産協会。販売契約時点で集計)は 1 月に前月比+1.7%(12 月同▲1.5%)
と持ち直し、緩やかな上昇基調に戻った。
設備投資は横ばい。新規
受注は足元下振れ
設備投資は横ばいで推移している。機械関連の設備投資動向を示す非国防資本
財(除く航空関連)の出荷額(米国商務省)は+0.2%の小幅な増加に留まった(図
表 9)
。
一方、新規受注額は 6 カ月連続で減少した。昨夏以降、特に建設機械の受注悪
化が顕著である。後述する国内建設投資の鈍化に加え、ドル高による建設機械の
輸出の悪化が影響しているとみられる。
設備投資マインドは底堅
く推移
図表 7
ニューヨーク連銀とフィラデルフィア連銀の製造業調査によれば、
今のところ、
製造業企業の設備投資マインドは底堅く推移している。
住宅着工・着工許可件数
(年率、万件)
120
図表 8
住宅販売件数
(年率、万件)
50
(年率、万件)
540
520
48
110
図表 9
500
46
100
資本財出荷・新規受注
(年率、億ドル)
740
720
700
480
44
90
460
440
660
420
14/8
15/2
新築住宅販売
中古住宅販売(右目盛)
640
42
80
40
14/3
14/9
住宅着工件数
住宅着工許可件数
(資料)米国商務省
14/2
680
(資料)全米不動産協会、米国商務省
4
※いずれも、
航空関連を除く
14/2
14/8
15/2
非国防資本財出荷
非国防資本財新規受注
(資料)米国商務省
みずほ米国経済情報(2015 年 3 月号)
建設投資が縮小
拡大が続いてきた住宅を除く建設投資が足元で縮小に転じた(図表 10)
。商業
施設と宿泊施設の建設が悪化したことが主因である。エネルギー産業への依存度
が高い地域における商業不動産市況の悪化に警戒が必要である。
輸出が悪化、輸入は増加
傾向
輸出が悪化している(図表 11)
。資本財と自動車輸出の悪化が主因である。一
方、輸入は消費財(1 月は下振れ)を中心に拡大傾向を辿っている。
輸出入の動きにはドル高の影響がうかがえるが、今後発表される 2 月分では、
西海岸地域の港湾における労働争議を受けて、輸出・輸入共に大きく悪化する可
能性がある。
連邦財政は前年並みペー
連邦財政は、前年度並みのペースで赤字額が膨らんでいる(図表 12)
。米国で
スで赤字拡大。債務上限
は、3 月 15 日に債務上限規定の適用免除が法律通りに失効し、財務省による資金
規定の適用免除が失効。
のやり繰りが始まった。
CBOによれば今年 10~11 月まではこうしたやり繰りが
当面は資金繰り懸念なし
可能である(3/3)
。従来よりも 1 カ月ほどやり繰り可能な期間が伸びており、資
金繰り懸念はその分後退した。
米国議会では、
両院でそれぞれ予算決議案が可決された
(下院 3/25、
上院 3/27)
。
予算決議案は共に将来的な均衡財政をめざし、医療保険改革(オバマ・ケア)の
撤廃や見直しにも道を開いている。今後、一本化を目指した動きが始まる。また、
長年延長が繰り返されてきたメディケア診療報酬削減の凍結措置(Doc fix)も、
恒久化法案が下院を通過している(3/26)
。
図表 10
非住宅建設投資
図表 11
実質財輸出・輸入
▲1,000
108
3500
▲2,000
▲3,000
106
▲4,000
▲5,000
104
3400
102
3300
▲6,000
▲7,000
100
10 12
98
3200
14/1
14/7
15/1
14/1
14/7
輸出
(資料)米国商務省
累積連邦財政収支
(億ドル)
0
(2013年平均=100)
110
(年率、億ドル)
3600
図表 12
(資料)米国商務省
15/1
輸入
2014年度
2
4
6
8
(月)
2015年度
(資料)米国財務省
5
みずほ米国経済情報(2015 年 3 月号)
4.物価動向:コア・インフレ率は低い水準での推移
輸入物価は大きく低下
輸入物価は、原油安・ドル高を背景に大きく低下している。2 月の輸入物価指
数は、前年比▲9.4%と一段と低下した(図表 13)
。原油安により石油関連輸入財
物価が昨夏のピークと比べて大きく低下しているほか、最終財(自動車、消費財、
資本財)物価も低下しており、後者にはドル高の影響がうかがえる。
国内企業部門物価も低下
国内企業部門でも物価は下落している。2 月の最終需要・生産者物価指数(P
PI)は、前年比で下落しており、食品・エネルギーを除くコアPPIも前年比
+1.0%に低下した(図表 14)
。
コアPCEデフレーター
リテール部門でも、原油安によってヘッドラインのインフレ率が大きく低下し
は低い水準で推移
ており、基調的なコア・インフレ率は低い水準で推移している。
個人消費支出(PCE)デフレーターは、1 月前年比+0.2%まで低下した(図
表 15)
。食品・エネルギーを除くコアPCEデフレーター上昇率は 12 月と同じ前
年比+1.3%の低い上昇率に留まった。ダラス連銀の Trimmed-Mean PCE デフレー
ター上昇率は、1 月に前年比+1.5%と 2 カ月連続で低下し、基調的なインフレ率
の弱さが一部の財・サービス物価の変動によるものではないことを示している。
2 月のコアCPIは前年比+1.7%と前月に比べて 0.1%Pt 上昇した。しかし、
クリーブランド連銀の Trimmed-MeanCPI上昇率(前年比)はほぼ横ばいで推移
しており、基調的なインフレ率の持ち直しには至っていない。
以 上
図表 13
(前年比、%)
5
輸入物価
図表 14
(前年比、%)
0.5
最終需要PPI
0.0
PCEデフレーター
(前年比、%)
2.0
(前年比、%)
2.5
2.0
0
図表 15
1.5
1.5
1.0
1.0
0.5
▲5
▲ 0.5
0.0
0.5
▲0.5
▲ 10
▲ 1.0
14/2
14/8
15/2
輸入物価
うち最終財(右目盛)
(資料)米国労働省
▲1.0
0.0
14/2
14/8
総合
(資料)米国労働省
6
15/2
コア
14/2
14/8
総合
15/2
コア
(資料)米国商務省
みずほ米国経済情報(2015 年 3 月号)
巻末資料:米国主要経済指標
12Q2
12Q3
Q4
13Q1
Q2
Q3
Q4
14Q1
Q2
Q3
Q4
実質GDP(%、前期比年率)
1.6
2.5
0.1
2.7
1.8
4.5
3.5
▲2.1
4.6
5.0
2.2
労働生産性(%、前期比年率、非農業部門)
2.0
1.4
▲2.2
2.0
1.1
3.3
2.9
▲5.2
2.9
3.3
▲2.3
雇用コスト指数(%、前期比)
0.5
0.4
0.4
0.5
0.4
0.5
0.5
0.3
0.7
0.7
0.6
▲1188.8
▲1121.3
▲1057.8
▲1054.9
▲1061.5
▲1013.1
▲873.2
▲1009.7
▲972.9
▲989.2
▲1134.5
▲3.0
▲2.8
▲2.6
▲2.6
▲2.6
▲2.4
▲2.1
▲2.4
▲2.3
▲2.3
▲2.6
Sep-14
Oct-14
Nov
前月比
Dec
Jan-15
Feb
Oct-14
Nov
前年比
Dec
Jan-15
Feb
0.6
0.6
0.3
0.4
0.2
0.2
6.3
5.7
6.2
6.5
6.2
▲0.1
0.3
0.4
▲0.9
▲0.8
▲0.6
4.9
3.0
4.9
3.3
1.2
経常収支(億ドル)
名目GDP比(%)
カンファレンスボード景気先行指数(%)
小売売上高(%)
0.1
0.2
0.2
▲0.8
▲1.1
▲0.1
4.1
2.5
3.6
1.5
0.3
*1634
*1635
*1709
*1680
*1655
*1617
6.0
4.5
10.7
13.7
5.4
住宅着工件数(万件、年率)
*103
*109
*102
*108
*108
*90
17.3
▲9.5
8.6
21.1
▲4.1
住宅着工許可件数(万件、年率)
*104
*110
*106
*106
*106
*110
4.8
▲2.3
7.5
4.2
9.8
ホームビルダー・マーケット指数
*59
*54
*58
*58
*57
*55
▲8.2
5.9
除く自動車(%)
国内自動車販売台数(万台、年率)
#VALUE!
▲1.6
4.5
▲3.5
11.3
ミシガン大消費者センチメント指数(66Q1=100)
*85
*87
*89
*94
*98
*95
カンファレンスボード消費者信頼感指数(85=100)
*89
*94
*91
*93
*104
*96
国防を除く資本財出荷(%)
1.3
▲1.3
▲1.2
0.8
1.0
▲0.0
8.3
3.3
6.2
5.1
除く航空機・同部品(%)
0.7
▲0.9
▲0.5
0.4
▲0.4
0.2
7.4
2.4
5.4
3.5
3.8
▲4.8
▲0.0
▲1.5
▲10.1
8.8
▲2.6
4.1
▲5.8
▲7.1
▲2.4
▲2.3
MBA購入指数(%)
国防を除く資本財受注(%)
▲1.1
▲1.8
▲0.5
▲0.5
▲0.1
▲1.4
7.8
0.4
3.9
0.0
▲0.0
民間建設支出(非居住用、%)
#DIV/0!
0.4
1.2
0.1
▲1.6
#N/A
0.0
0.0
0.0
0.0
#N/A
貿易収支(億ドル)
*▲433.7
*▲419.0
*▲395.3
*▲456.0
*▲417.5
#N/A
実質財貿易収支(億ドル)
*▲504.8
*▲497.0
*▲486.6
*▲540.3
*▲536.2
#N/A
実質財輸出(%)
▲1.7
2.7
▲0.8
▲0.2
▲2.0
#N/A
3.2
2.5
4.5
2.9
#N/A
実質財輸入(%)
0.3
1.4
▲1.1
3.0
▲1.6
#N/A
4.2
3.9
7.5
5.2
#N/A
*1058.3
*▲1217.1
*▲568.2
*18.7
*▲175.4
*▲1923.3
鉱工業生産(%)
0.7
▲0.1
1.2
▲0.2
▲0.3
0.1
4.3
4.8
4.4
4.3
3.4
最終財生産(%)
0.6
0.0
1.9
▲0.8
▲0.3
0.4
2.7
4.4
3.0
3.6
2.2
設備稼働率(%)
*79.4
*79.1
*79.8
*79.4
*79.1
*78.9
民間在庫投資(億ドル)
*49.8
*37.1
*27.7
*▲5.2
*▲8.3
#N/A
在庫率(カ月)
*1.30
*1.31
*1.31
*1.33
*1.35
#N/A
ISM製造業指数
*56.1
*57.9
*57.6
*55.1
*53.5
*52.9
ISM非製造業指数
*58.1
*56.9
*58.8
*56.5
*56.7
*56.9
NFIB楽観指数(1986=100)
*95.3
*96.1
*98.1
*100.4
*97.9
*98.0
フィラデルフィア連銀景況感指数
*5.2
除く航空機・同部品(%)
財政収支(億ドル)
*18.6
*19.0
*40.2
*24.3
*6.3
失業率(%)
*5.9
*5.7
*5.8
*5.6
*5.7
*5.5
非農業部門雇用者数(万人)
25.0
22.1
42.3
32.9
23.9
29.5
製造業雇用者数(万人)
週平均労働時間(時間、全従業員ベース)
0.9
2.3
4.5
1.9
2.1
0.8
*34.5
*34.6
*34.6
*34.6
*34.6
34.6
0.0
0.2
0.4
▲0.2
0.5
0.1
2.0
2.1
1.8
2.2
2.0
輸入物価(%、除く石油関連)
-0.1
-0.2
-0.3
0.0
-0.6
-0.4
0.4
0.1
▲0.1
▲1.1
▲1.8
生産者物価・最終財コア(%)
0.2
0.1
0.0
0.3
0.2
0.1
2.2
2.0
1.8
1.5
1.5
コア消費者物価(%)
0.1
0.1
▲0.3
▲0.3
▲0.7
0.2
1.8
1.7
1.6
1.6
1.7
1.5
1.4
1.3
1.3
#N/A
時間当たり賃金(%、全従業員ベース)
コアPCEデフレーター(%)
FF金利誘導目標(末値、%)
0.1
0.1
0.1
0.0
0.1
#N/A
*0.13
*0.13
*0.13
*0.13
*0.13
*0.13
2年債金利(%)
*0.57
*0.45
*0.53
*0.64
*0.55
*0.62
10年債金利(%)
*2.53
*2.30
*2.33
*2.21
*1.88
*1.98
商工業向け銀行貸出(%)
0.6
0.4
1.1
1.0
0.8
1.0
11.7
12.4
12.6
12.8
11.6
不動産向け銀行貸出(%)
0.1
0.1
0.1
0.3
0.3
0.5
2.7
2.7
2.9
3.2
3.4
マネーサプライ(%)
0.4
0.3
0.4
0.5
0.7
1.0
5.5
5.8
5.8
6.0
6.3
*17042.90
*17390.52
*17828.24
*17823.07
*17164.95
*18132.70
*4963.53
ダウ工業30種平均(末値)
*4493.39
*4630.74
*4791.63
*4736.05
*4635.24
円・ドルレート(末値、\/$)
*109.66
*112.09
*118.70
*119.85
*117.44
*119.72
ドル・ユーロレート(末値、$/Euro)
*1.2628
*1.2530
*1.2438
*1.2101
*1.1290
*1.1197
NASDAQ(末値)
(注)*印は水準。
(資料)米国商務省、米国労働省、米連邦準備制度理事会、カンファレンスボード、米サプライマネジメント協会(ISM)、
モーゲージバンカーズ協会(MBA)、米住宅建設業協会、米独立企業連盟(NFIB)、HAVER ANALYTICS
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みずほ米国経済情報(2015 年 3 月号)