データ(東部) [PDFファイル/668KB];pdf

別府地域(別府市・杵築市・日出町)
平成27年第11週(3月9日~3月15日)
○感染性胃腸炎の発生報告数が急増し、警報レベルを超えました。
感染性胃腸炎は、ロタウイルスやノロウイルスなどのウイルスや細菌によって引き起こされる胃腸の疾
患で、一年を通じて発症しています。ウイルスによるものは毎年秋から冬にかけて流行が認められます。症
状は原因となるウイルス等によって少しずつ異なりますが、発熱、下痢(水様便、血便など)、腹痛、悪
心、嘔吐などです。多くの場合、患者との接触や、汚染された水、食品によって経口的に感染します。手洗
い、うがいを励行し、日常的に清潔を保つことが重要です。排便後や調理前は石けんと流水での手洗が大切
です。タオルの共用を避けることも必要です。十分な睡眠と栄養を取るようにして体調を良好に保つように
しましょう。
○インフルエンザの発生報告数は減少し、警報レベルを下回りました。
(大分県内のインフルエンザ流行警報は解除されました。)
インフルエンザは、毎年1~3月頃に流行のピークを迎える気道感染症です。感染は、患者の咳やく
しゃみに含まれるウイルスを吸い込むこと(飛まつ感染)と、ウイルスが付着した手を介して(接触感
染)起こり、1~3日間ほどの潜伏期間の後に、発熱(通常38℃以上の高熱)、頭痛、全身倦怠感、筋
肉痛・関節痛などが突然現れ、咳、鼻汁などの上気道炎症状がこれに続き、通常約1週間で軽快します。
治療方法は、症状を抑える対症療法と、抗インフルエンザ薬による治療が中心となりますので、インフル
エンザの感染が疑われる場合には、早めに医療機関を受診するように努めましょう。対策として手洗い・
うがいの励行、咳エチケットの実施、人混みでのマスクの着用等の予防を徹底するように心がけましょ
う。
1
2
0.50
0.40
15~19歳
20歳以上
今週
70歳以上
(再掲)
前週
0.50
0.70
3.90
8.20
マ
イ
コ
プ
ラ
ズ
マ
肺
炎
麻
し
ん
風
し
ん
全
数
報
告
全
数
報
告
不明
0.50 0.17
0.17
0.10
2.00
0.83
13.00 0.33
0.67
0.33
0.50 0.33 0.67
0.33
8.33 0.33
0.33 1.17
0.33
0.50
3.33
0.17 0.33
0.17
0.67
2.00
0.20
1.00
4.10
お
た
ふ
く
か
ぜ
13
)
10~14歳
ナ
流
行
性
耳
下
腺
炎
(
1.60
ヘ
ル
パ
ン
ギ
12
)
0.50
百
日
咳
11
(
7~9歳
リ
ン
ゴ
病
突
発
性
発
し
ん
10
)
0.80
水
ぼ
う
そ
う
手
足
口
病
9
(
0.60
水
痘
8
伝
染
性
紅
斑
ー
4~6歳
7
)
0.20
感
染
性
胃
腸
炎
6
(
1.40
5
)
0.10
1~3歳
ル
熱
4
A
群
溶
血
性
レ
ン
サ
球
菌
咽
頭
炎
(
B型
プ
)
A型
0歳
( ー
R
S
ウ
イ
ル
ス
感
染
症
イ
ン
フ
ル
エ
ン
ザ
3
咽
頭
結
膜
熱
0.50
0.17
0.10
0.20
0.17
1.17 0.17
2.83
2.17
31.00 0.67
1.00
1.83 1.00
1.33
16.50 0.33
1.33 2.00 1.00
0.17 0.33
0.40
7.70
2.20
0.20 1.33 0.50
1.50
※指定された医療機関(定点)から報告された患者数を、1定点あたりに換算して計上
累計3 累計0
全医療機関
から報告され
た患者数
別府・杵築・日出地区における感染性胃腸炎患者数の推移(過去3年
間)
50
45
40
警報レベルを超えました
2013年
定点当たりの報告 数
35
2014年
30
2015年
25
20
15
10
5
0
1 3 5 7 9 11 13 15 17 19 21 23 25 27 29 31 33 35 37 39 41 43 45 47 49 51
週
別府・杵築・日出地区におけるインフルエンザ患者数の推移(過去3年間)
100
90
80
定点当たりの報告 数
70
2013年
60
2014年
50
2015年
40
30
20
10
0
1 3 5 7 9 11 13 15 17 19 21 23 25 27 29 31 33 35 37 39 41 43 45 47 49 51
週