家庭数配布 平成27年3月号 給食だより さいたま市立道祖土小学校 栄養士 上野 友利江 今年度の給食も残すところ、あと十数回となり、学校生活もまとめの時期です。この一年間で、体も心も大きく成長し たのではないでしょうか。新しい学年、学級に向けて、準備をしっかりして、元気に過ごしましょう。 今月の給食目標 ~自分に合った食事をしよう~ 何をどれだけ食べればよいかは、個人によって異なります。体格や性別、年齢、活動量などで食事の必要量は決 まります。健康で元気に成長するために、日々の食事が自分に合っているか、見直してみましょう。 学校給食では、成長期に必要な栄養をとれるように、献立がたてられています。一方、体格や運動量、その日の 体調などは個人差があるので、盛り付ける量は各自で調整する必要があります。 自分の体のことを把握して、自分に合った食事ができるようにしていきましょう。 自分に合った食事のポイント ・適正体重が維持できている。 →身長・性別により、適正体重は異なります。 けんこうカードの成長曲線で、適正体重を確認しましょう。 ・バランスよく食事をとっている。 →毎回の食事で、主食・主菜・副菜をそろえましょう。 ・適度な運動をしている。 →適度な運動は、エネルギー消費を高め、食欲を増進します。 肉や魚、野菜の必要量を確認しましょう ☆小学生の1食の肉や魚の適量は、50g程度(握りこぶし1つ分)です。 ・食材の偏りがないように、肉や魚をバランスよくとるようにしましょう。 ・大豆製品や野菜などといっしょに調理をすると、かさが増えるので満足感を得られます。 ☆1日に摂る野菜の目標量は、大人350g(片手に3~4杯)、小学生300gです。 ・野菜を使った料理を1日5皿程度摂るように心がけましょう。 ・野菜は加熱することでかさが減り、食べやすくなります。蒸す・ゆでるという調理法がおすすめです。 食事についてチェックしましょう~1年間を振り返って~ 小学生の時期は、成長に必要な栄養をとることだけでなく、食に関する正しい知識や望ましい食習慣を身につけ ることも大切です。給食で学んだことを生かし、次のことができているか、チェックしてみましょう。 □食事の前に、手を洗っている。 □よい姿勢で食べている。 □食事の準備を協力して行っている。 □食事のマナーを守り、楽しく会食している。 □「いただきます」と心を込めて言っている。 □食品や料理の名前を知っている。 □好き嫌いしないで食べている。 □地場産物や郷土料理に関心がある。 □よくかんで食べている。 □感謝の気持ちを込めて「ごちそうさま」と言っている。 4月から「健康な食事」のマークが始まります~食事選びの参考に~ 4月から右のようなマークを目にする機会があるかもしれません。これは、健康な食事をとるための基準を満たした 1食分の市販されている料理(弁当や外食など)につくマークです。主食は黄色で稲穂を、主菜は赤色で魚のうろこ を、副菜は緑色で野菜の葉を、絵柄で表わしています。主食・主菜・副菜の単品ごとと、3つ全てを組み合わせた場 合それぞれに、エネルギー量や塩分量、使用する食品の量などの基準が定められています。 たとえば、お弁当で3つ全てが基準を満たすときには、3色全て塗りつぶされ、サラダのよう に副菜単品で基準を満たすときには緑色だけが塗りつぶされています。3食すべての色が揃 主食 主菜 うように組み合わせると健康な食事になります。ぜひ、これからの食事選びの参考にしてみて ください。 主食精製度の低い米や麦等の穀類を利用した主食 主菜魚介類、肉類、卵類、大豆・大豆製品を主材料としたおかず 副菜緑黄色野菜を含む2種類以上の野菜(いも、きのこ、海藻も含む)を使用したおかず 副菜
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