「 冬 は ど う し て も 太 っ て し ま う 」と 思 わ れ る 方 は多いのではないでしょ う か。 特 に 寒 い 日 に は、 屋外へ出ることがおっく うになってしまい、つい ついコタツやソファーに 寝ころんで1日を過ごす ということも。しかし、このまま で は 運 動 不 足 と な り、 太 っ た り、 体に歪みが生まれたり、と良いこ とはありません。 ■冬場の運動で 注意すること 「足裏コロコロ」で 健康の土台作り 足 の 土 踏 ま ず を 含 め た「 足 裏 ア ー チ 」に は、 歩 行 や 姿 勢 の 維 持 など重要な役割があります。 外側縦アーチ 内側縦アーチ(土踏まず) 私たち人間は生活する上で、利 き腕や利き足に偏った動きや、職 業柄、ストレスなどが原因となっ て体に歪みが生じます。体の歪み は、生きている限り蓄積し続け、肩 凝りなどが出たり、ある日突然痛 みを感じ、放置すると痺れてきま す。まだ健康だと思っている間は 関心がなく、症状が出ると慌てて 病院に駆け込まれることになりま す。これを予防するためには、その 日にできた歪みはその日のうちに 自分で解消することが大切です。 高齢者が「足が弱ってきた」と言 われると、筋肉トレーニングが必 要だと思われがちですが、バラン ス良く筋肉を使うことができれ ば、しっかり歩けるようになりま す。 上 図 で は、 私 が 主 催 す る「 自 力 ア ッ プ 体 操 」教 室 で 行 う 体 操 の 一つを紹介しましたが、子どもの 頃から関心を持って取り組むこと で、「健康寿命」を伸ばすことにつ ながると考えています。 なか じま みつ あき 適度な運動は、肩こりや腰痛な ど体のトラブルを防ぐことにも効 果的とされています。しかし、冬 場の運動には危険も潜んでいま す。 ・ 大きい温度差をなくす ・ 防寒の対策 ・ ウォーミングアップやストレ ッ チはしっかりと まります。また、逆に寒い外から 温かい室内へ戻ると、低血圧にな る危険性もあり、特に高齢の方は 注 意 が 必 要 で す。 ど ち ら の 場 合 も、徐々に体を慣らすことが大切 です。 次に、防寒の方法としては、首 や手などの露出をなくし、体全体 を温めることが大切です。厚手の ものを着るのではなく、生地が薄 いものを重ねることで、温度調整 がしやすくなり、必要以上の発汗 を抑えることができます。夏に比 べて喉の渇きに鈍感になるので脱 水の危険性もあります。服装の選 択にも着目してみてください。 また、ウォーミングアップやス トレッチは、念入りに行ってくだ さい。寒いと、筋肉や関節の可動 域が狭まり、急に運動するとけが や捻挫、肉離れなどの原因となり ます。特に寒い日は、玄関や屋内 で行うことも一つの方法です。 雪や雨が降った日やその翌日 は、 た と え 晴 れ て い て も、 陰 に なっている所 では凍結して いる場合があ ります。天候 にも注意して ください。 ゴルフボールを2つ用意し、椅 子に少し浅く座ります。内側・外 側縦アーチは縦方向、横アーチは 横方向、土踏まずは円を描くよう に 内 回 り と 外 回 り に 転 が し ま す。 足裏が気持ち良くなる程度の力で 転がします。1回に3〜5分、1 日に数回行いましょう。体のクッ ション性が高くなり、体全体の衝 撃を和らげるほか、足がつる、冷 ぼ し える、火照る、外反母趾などの症 状が改善します。 中島 光章 先生 院長 横アーチ 動 を 運動をしようと、温かい室内か ら寒い外へ出ると、血管が収縮し 血圧が上昇します。その結果、脳 や心臓への負担が大きくなり、脳 卒中や心筋梗塞などの危険性が高 健康カイロプラク ティック南丹整体 「足裏アーチ」の種類 「足裏コロコロ」のやり方 と姿勢 運 コ ツ コ ツ 6 広報なんたん12・1月号
© Copyright 2024 ExpyDoc