P6 - 南丹市

 「 冬 は ど う し て も 太 っ
て し ま う 」と 思 わ れ る 方
は多いのではないでしょ
う か。 特 に 寒 い 日 に は、
屋外へ出ることがおっく
うになってしまい、つい
ついコタツやソファーに
寝ころんで1日を過ごす
ということも。しかし、このまま
で は 運 動 不 足 と な り、 太 っ た り、
体に歪みが生まれたり、と良いこ
とはありません。
■冬場の運動で
注意すること 「足裏コロコロ」で
健康の土台作り
足 の 土 踏 ま ず を 含 め た「 足 裏
ア ー チ 」に は、 歩 行 や 姿 勢 の 維 持
など重要な役割があります。
外側縦アーチ
内側縦アーチ(土踏まず)
私たち人間は生活する上で、利
き腕や利き足に偏った動きや、職
業柄、ストレスなどが原因となっ
て体に歪みが生じます。体の歪み
は、生きている限り蓄積し続け、肩
凝りなどが出たり、ある日突然痛
みを感じ、放置すると痺れてきま
す。まだ健康だと思っている間は
関心がなく、症状が出ると慌てて
病院に駆け込まれることになりま
す。これを予防するためには、その
日にできた歪みはその日のうちに
自分で解消することが大切です。
高齢者が「足が弱ってきた」と言
われると、筋肉トレーニングが必
要だと思われがちですが、バラン
ス良く筋肉を使うことができれ
ば、しっかり歩けるようになりま
す。 上 図 で は、 私 が 主 催 す る「 自
力 ア ッ プ 体 操 」教 室 で 行 う 体 操 の
一つを紹介しましたが、子どもの
頃から関心を持って取り組むこと
で、「健康寿命」を伸ばすことにつ
ながると考えています。
なか じま みつ あき
適度な運動は、肩こりや腰痛な
ど体のトラブルを防ぐことにも効
果的とされています。しかし、冬
場の運動には危険も潜んでいま
す。
・ 大きい温度差をなくす
・ 防寒の対策
・ ウォーミングアップやストレ
ッ チはしっかりと
まります。また、逆に寒い外から
温かい室内へ戻ると、低血圧にな
る危険性もあり、特に高齢の方は
注 意 が 必 要 で す。 ど ち ら の 場 合
も、徐々に体を慣らすことが大切
です。
次に、防寒の方法としては、首
や手などの露出をなくし、体全体
を温めることが大切です。厚手の
ものを着るのではなく、生地が薄
いものを重ねることで、温度調整
がしやすくなり、必要以上の発汗
を抑えることができます。夏に比
べて喉の渇きに鈍感になるので脱
水の危険性もあります。服装の選
択にも着目してみてください。
また、ウォーミングアップやス
トレッチは、念入りに行ってくだ
さい。寒いと、筋肉や関節の可動
域が狭まり、急に運動するとけが
や捻挫、肉離れなどの原因となり
ます。特に寒い日は、玄関や屋内
で行うことも一つの方法です。
雪や雨が降った日やその翌日
は、 た と え 晴 れ て い て も、 陰 に
なっている所
では凍結して
いる場合があ
ります。天候
にも注意して
ください。
ゴルフボールを2つ用意し、椅
子に少し浅く座ります。内側・外
側縦アーチは縦方向、横アーチは
横方向、土踏まずは円を描くよう
に 内 回 り と 外 回 り に 転 が し ま す。
足裏が気持ち良くなる程度の力で
転がします。1回に3〜5分、1
日に数回行いましょう。体のクッ
ション性が高くなり、体全体の衝
撃を和らげるほか、足がつる、冷
ぼ し
える、火照る、外反母趾などの症
状が改善します。
中島 光章 先生
院長
横アーチ
動
を
運動をしようと、温かい室内か
ら寒い外へ出ると、血管が収縮し
血圧が上昇します。その結果、脳
や心臓への負担が大きくなり、脳
卒中や心筋梗塞などの危険性が高
健康カイロプラク
ティック南丹整体
「足裏アーチ」の種類
「足裏コロコロ」のやり方
と姿勢
運
コ ツ コ ツ
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広報なんたん12・1月号