発行:2015 年 3 月 25 日 食育だより 4月号 美しい桜が開花し春本番を迎えました。4月はひとりひとりが新しい出発の一歩を踏み出す時です。新しい園舎でのスター トもあれば、新しい友達や先生との出会い、進級してお部屋が変るなど、うきうきするよろこびとドキドキする少しの心配が 交錯し、しばらくは子どもたちの緊張が続くことでしょう。子どもの適応力は素晴らしく1か月後の成長が楽しみです。 今月のトピックス この欄は、「食」にまつわる事柄を食材や行事を通して広く浅く、時には深めに掘り下げたりして、保育園の食事や 生活を楽しく紹介していきます。 お米紹介 五分つき米 ●子ども達が田植えをし、収穫したお米をどろんこ会の給食実施の園で主食にしています。 ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富な玄米の栄養素と、白米のおいしさのバランスがとれている五分つき米です。 よく噛むことで甘味もまし、消化の負担にならずおいしくいただけます。離乳食のおかゆにも使用しています。 旬の食材 タケノコ(筍) ●4 月の旬の食材といえば 筍(たけのこ) 。私たちが食べるのは竹の芽のわずかな部分です。土から出るか出ないか くらいの掘り出した筍は、そのまま生で食べても美味しいです。また、筍は読んで字のごとく竹冠に旬と書いて「た けのこ」と読ませます。その由来は、タケノコは成長が速く約 10 日間(一旬:いちじゅん)で、竹に成長すること から来たと、言われています。この時期だからこそおいしい『たけのこご飯』 、新わかめとの相性が良い『若竹汁』 はまさに春を謳歌する献立と言えるでしょう。 食材紹介 グレープフルーツ ●日本では1年中出回っているグレープフルーツですが、旬の時期はあります。アメリカのカリフォルニアやフロリ ダから輸入されますが、4月から5月がアメリカでもっとも美味しいものがとれるそうです。とりわけフロリダ産 は皮が薄くジューシィといわれ、ホワイトよりルビィが甘くおすすめです。そもそもなぜグレープ=ブドウという 名前がついているのでしょうか。グレープフルーツはブドウの房のように果実がなる、また果実の香りがブドウに 似ていることからついた名前と言われています。写真などでは見たことがありますが、実際にどのように生ってい るのかみたいものです。 給食レポート 畑仕事紹介 今月園は 越谷どろんこ保育園 を取材しました! 今月は、メリー★ポピンズ 中板橋ルームを取材しました! 越谷どろんこ保育園では、全クラスで縁側の給食を楽 しんでいます。 また、3,4,5 歳児はブッフェ式給食で配膳の仕方や、 自分で食べられる量を盛り付けること、順番を守るこ とを身に付けています。保育園の畑で収穫した野菜 は、子ども達が給食室に届けてくれ、その日の給食に 使用します。また、以前に比べ、色々な野菜が好きに なり、0,1,2 歳児も幼児に負けないくらいの食欲でお 腹いっぱいに食べています。給食室の窓越しに、献立 を訪ねてくる姿も頻繁に見られるようになりました。 中板橋ルームは、毎月クッキングをおこなっていま す。畑でとれた旬の野菜を使ったり季節にあう食べ物 を選定しおこなっています。今月は、まだ寒さが残る 時期にぴったりの「すいとん」を作りました。すいと んを粉の状態から水を加えてこねて作りました。感触 が変わる事を楽しんだり、団子を作る時には思い思い の形で作っていました。お迎えの時には、楽しそうに 「すいとん作ったんだよ!」とお父さんやお母さんに お話をする姿が見られました。作る喜び、そして味わ う喜びを沢山経験したいと思います。
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