平成27年7月

食育だより
食中毒に注意!
平成 27 年 7 月 1 日
み の り 保 育 園
私たち厨房職員は、安心・安全な給食事を提供するために衛生管理に努めています。
その取り組みの一つをご紹介します。
『包丁・まな板は使い分け』
食中毒予防のため、包丁・まな板は作業ごとに分類しています。
夏といえばトマト・きゅうり・茄子・とうもろこし…。その中でもとうもろこしは今の時
肉用、魚用、下処理用、野菜用、離乳食下処理用、果物用、加熱調理済み食品用、離
期しか食べられません。保育園では缶詰めは使用しないため、コーンスープは“夏のメニュ
乳食加熱調理済み食品用と細かく 8 種類に分けています。また、殺菌庫に入れ、80℃
―”になっています。旬のとうもろこし。ふんだんに使っておいしいスー
以上で90分の熱消毒をしてから使用しています。
プを作っていきたいと思います。
ご家庭では、洗剤で洗い、熱湯をかける方法があります。また、包丁・まな板は肉
用・魚用・野菜用を使い分けるとより安全です。
Q&Aコーナー
食育活動
◎今月は「噛むこと」について…
4・5 歳児の子どもたちと梅シロップ作りをしました。毎年夏に飲んでいる梅ジュース、
保護者の方より、
「あまり噛まずにのみこんでしまうんです」というお話がありました。
何からできているのかな?という事で、梅の実を見たり、香りをかいだり、氷砂糖とお酢を
お話をうかがっていくと、柔らかい食事が多く食卓に並んでいるようでした。そこで『噛む
食べたりしました。園庭で収穫した梅の実、園の食事で食べている砂糖とお酢。3 つで作る
ことを意識出来る食材や切り方や、調理法を試してみるのはいかがでしょうか?』と提案し
ことを伝えると、「水は入れなくて良いの?」と疑問をもっていました。
「いれないんだよ。
ました。保育園では噛みごたえのある食材や大きさ、加熱時間を調節するなどして、噛むこ
明日どうなっているか見てみてね。
」と伝えました。翌日、
「水入れなくてもジュースいっぱ
とを促す食事を提供しています。子どもたちも以前より、よく噛むようになってきたと感じ
い増えたね!」とシロップのでき方を見ることができたようです。玄関のビンを見て、保護
ています。よく噛むことで次のような利点があります。
者にシロップ作りのお話をしたり、増えていくシロップを毎日楽しみにしている様子がうか
がえます。完成した梅シロップは、ジュースにして子どもたちに提供します。
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子どもたちが育てている野菜が次々に実り始めました。「赤ちゃんのナスができてるよ」
消化によい
「トマトが緑なんだけど、赤くなるんだよね?」と毎日子どもたちがお世話をしています。
唾液の分泌を高めます。
夕方、お母さんと畑をのぞく男の子。「これがきゅうりで、これがトマト。葉っぱの形が違
唾液には消化酵素が含まれているため、胃や腸の負担を軽くします。
うんだよ。」と教えていました。両手いっぱいにジャガイモやナス、オクラを持ち「立派な
野菜が採れました!」と厨房に届けてくれます。現在、放射能検査をしていない食材を給食
満腹感が得られる
よく噛むことで、満腹感を得ることができ、カロリーの摂り過ぎを防ぎます。
に使用することは、市役所の許可がおりない為、子どもたちに提供できず残念です。今月は
ナス・オクラを使ったメニューを献立に取り入れています。興味を持って食べてもらえれば
と思っています。
あごの発達を促す