2014-110 [109KB pdfファイル];pdf

たま
たま
球 は霊 なり
~野 球 部 だ よ り 110~
4.9.2014
6日練習試合後、体育館で入学式準備に従事した選手たち。床にシートをきれ
いに敷いてくれて、ステージ上も演台をはじめ国旗、市旗と着々と準備が進めら
れていきました。7日も始業式後に椅子並べをおこなってくれました。選手たち
のおかげで式場が出来上がり、新入生の受け入れが整ったのです。協力してくれ
て感謝しています。本当にありがとう。
7日午後には真新しい制服を着た新入生230名がその体育館に集いました。
張りつめた空気の中、式は順調に進んで新入生誓いの言葉となりました。中学生
になってすぐに700人近くの人を前にして、話すことは人生で初めてかもしれ
ません。堀内主将も2年前の対面式で当時の2,3年生を前にして話した時が、
大勢の人の前で話す初めての経験だったかもしれません。緊張して当然なのです
が、モニター越しに映る代表生徒の表情は堂々としたもので、落ち着いて自分が
書いた文章を読み上げていきました。その文の中に少年野球のエピソードが書か
れ て い た の で す 。少 年 野 球 で は 遊 撃 手 を や っ て い た よ う で 、
「エラーしても周りの
チームメイトから“ドンマイ”と声をかけてもらい、野球っていいなと思った」
と言っていました。そして「厳しい練習が待っているか もしれませんが、野球部
に 入 っ て 頑 張 ろ う と 思 い ま す 。」と 締 め く く っ た 新 入 生 。そ の 言 葉 を 聞 い て 身 の 引
き締まる思いがしたのはもちろんのことです。
実はこの代表生徒とは6日に校舎内ですれ違っています。誓いの言葉の練習に
来たのでしょう。すれ違う時に「こんにちは」と挨拶を交わしただけですが、し
っかりとした目をしているなと印象を受けました。離任式で清水先生が詠んでく
れた詩にもあました。
私がなにを思ってきたか
それがいまのわたしをつくっている
その人がどういう人であるかは、その人の雰囲気であったり、姿勢であったり、
しぐさであったり、表情や眼差しに表れるものです。だからこそセンバツ優勝の
龍 谷 大 平 安 は 「 凛 と し て い る こ と が 大 切 だ 」 と OB か ら 言 わ れ て き て 、 選 手 た ち
はそれを守っているのでしょう。普段が大事だということは言うまでもありませ
ん。
6日の練習試合にも新入生が1人見学に来ていました。そして昨日の練習にも
帰り学活を終えた新入生が2人、練習を見学していました。新入生たちは「先輩
たちのプレーはすごい」と、あこがれているのだと思います。プレーにも人柄に
も新入生があこがれる、尊敬される先輩になってもらいたいものです。