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図1 広島県内の瀬戸内海流域における発生負荷量の推移(H16~H26)
COD
70
60
65
7
61
7
60
7
(6次目標年)
58
57
6
6
50
40
34
32
31
31
(単位:トン/日)
30
56
54
6
7
29
27
30
(7次目標年)
50
48
6
6
53
45
45
6
6
6
30
25
23
21
21
19
18
18
17
H24
H25
H26
H26
目標値
20
10
24
22
22
21
21
21
20
19
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
0
生活系
産業系
その他系
窒素
50
45
44
43
44
(単位:トン/日)
(6次目標年)
43
42
43
43
40
35
18
17
18
16
17
17
17
30
(7次目標年)
41
40
40
39
16
16
16
16
42
17
25
20
12
12
12
12
12
12
13
12
11
11
10
13
14
14
14
14
14
14
13
13
13
13
13
12
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
H26
目標値
15
10
5
0
生活系
産業系
その他系
りん
(単位:トン/日)
3
2.5
2.6
0.7
2
1.5
0.8
(6次目標年)
2.4
2.5
2.4
2.5
2.5
2.4
0.6
0.7
0.6
0.7
0.8
0.7
0.7
0.7
0.7
0.7
0.6
0.6
1.1
1.1
2.3
(7次目標年)2.4
2.2
2.2
2.2
0.7
0.7
0.7
0.6
0.5
0.5
0.5
0.6
1
1
1
1
1
H26
H26
目標値
0.7
0.8
1
0.5
1.1
1.1
1.1
1.1
1.1
H16
H17
H18
H19
H20
生活系
0
H21
H22
産業系
H23
H24
H25
その他系
広島県環境保全課調べ
図2 広島県内の瀬戸内海流域におけるCOD発生負荷量の推移
(トン/日)
100
99
8
89
86
10
80
84
9
78
80
79
78
7
7
9
9
10
60
38
38
40
38
41
39
38
74
75
8
45
37
その他
産業排水
生活排水
69
7
7
38
70
67
7
20
46
41
39
34
33
32
31
31
30
29
28
7
34
40
28
65
7
6
35
34
70
27
37
34
26
24
61
60
58
57
7
7
6
6
32
22
31
22
31
21
56
6
30
29
21
21
52
51
6
6
26
20
48
6
45
6
45
6
26
23
21
21
19
19
18
18
0
S53
S58
S63
H5
H6
H7
H8
H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 (年度)
広島県環境保全課調べ
図3
広島県内の海域環境基準達成率の推移
100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100
100
89
80
89
40
47
53
40
27
27
33
33
20
77.8
89
78
89
100
89
89 89
77.8
57
50
47
40
89 89
78
78
78
60
88.9
89
100
78
33
43
36
36
27
33
14
50
29
29
29
43
21
14
29
21
0
H1
H3
H5
H7
COD達成率
H9
H11
H13
H15
H17
全窒素達成率
※ (環境基準達成水域数/環境基準類型指定水域数)×100(%)
環境基準類型指定水域数:COD14 水域,窒素及びりん9水域
H19
H21
H23
H25
H27
全りん達成率
出典:環境白書(広島県)
<
語 句
説
明
>
○ 化学的酸素要求量(COD)
,窒素及びりんについて
CODは,水中の有機物を酸化剤で酸化する時に消費される酸素の量で,この値が大きい
ほど,汚濁の程度も大きいことを示し,海域・湖沼で環境基準値が定められています。
また,窒素及びりんは,栄養塩類として,植物プランクトンの増殖には不可欠なものです。
水の交換が少ない閉鎖性水域においては,生活排水や工場排水等により,水中の窒素やりん
等の栄養塩類が増え,プランクトン等が増殖しやすい状態(富栄養化)となります。
水域の富栄養化により,水中の植物プランクトンが異常に増殖して,水の色が赤褐色や茶
褐色に変色することを,赤潮といいます。魚類に有害な赤潮が発生した場合,養殖魚等が死
ぬ等の漁業被害が生じることがあります。また,大量に発生した植物プランクトンが死んで,
沈降し,分解されるときに酸素が消費され,貧酸素水塊の原因となり,魚介類の生息環境に
悪影響を及ぼす場合があります。
また,閉鎖性水域において植物プランクトンの増殖(光合成)により有機物が生産される
ことを,内部生産といい,CODの濃度上昇の要因にもなります。
栄養塩類の水域への流入量を削減することにより,富栄養化や内部生産が抑制されます。
○ 藻場,干潟について
藻場とは,沿岸浅海域で大型の海藻(ホンダワラ,アカモク等)や海草(アマモ等)が濃
密に繁茂し群落を形成している場所をいいます。魚の産卵や成育の場として重要な役割を果
たしています。
干潟とは,潮の干満により出現と水没を繰り返す砂泥質の平坦な場所をいいます。干潟に
住む二枚貝や底生生物が陸から流れ込む物質を分解するため,水質の浄化機能が高く,また,
これらの生物を餌とする魚や水鳥が集まるため,生態系や物質循環において重要な場所とな
っています。
○ 里海について
里海とは,一般的に「人手が加わることにより生物生産性と生物多様性が高くなった豊か
で美しい沿岸海域」のことをいいます。里海は,陸域の里山と同じ,人と自然が共生する場
所でもあり,健全な里海とは,人の手で陸域と沿岸海域が一体的に利用・管理されることに
よって,食物連鎖の機能がうまく保たれ,豊かで多様な生態系を保全することができている
海域のことといえます。
「豊かで美しい海づくり」とは,いわゆる「里海づくり」の考え方を言い表したものです。
○ 環境配慮型構造物について
直立護岸等に比べ,浅場機能を持たせるなどして生物の生息空間の創出等に配慮した構造
物のことをいいます。具体的には,護岸の整備・更新に際し,勾配を緩やかにしたり階段状
にする,構造物に空間や隙間,窪み等を設ける,海水交換型の構造物を用いる等により,海
藻類が成育する基質面を増やしたり,生物の隠れ家や成育場所を創出する等,景観や生態系
の確保を目的とした構造物を指します。