2015春季生活闘争 JR連合FAXニュース 2015年3月23日 № 53 日本鉄道労働組合連合会 2015春季生活闘争 「連合・先行組合回答ゾーン」における結果を踏まえてのコメント 2015春季生活闘争「連合・先行組合回答ゾーン」として設定した3月20日ま でにJR連合に加盟する5単組が回答を引き出し、妥結したことを踏まえ、別紙のコ メントを発表した。 連合が第一のヤマ場として設定した当該期間に5つの単組が回答を引き出し、妥結 に至ったことは、連合「交通・運輸共闘連絡会議」をリードするJRの代表産別の立 場としての役割を果たし得た証左である。そして、我々が今春闘で徹底してこだわり 続けたあらゆる労働条件の検証と改善を、ベースアップをはじめとする月例賃金の向 上に寄与する成果や夏季手当(年間臨給)、高年齢層や非正規労働者の処遇改善とい った形で大きく前進させることができ、職場で奮闘する組合員の負託に応え得ること ができたものと認識する。 一方で、他社と比しても強固な経営体力を有するJR東日本が連合の示した当該期 間内に回答を示さなかったことは極めて残念である。JR連合は関係単組とともにJ R東日本における早期の回答引き出しに引き続き全力を傾注する。 JR連合は、残る加盟単組、とりわけこれからヤマ場を迎えるグループ各組合の交 渉に波及させ、JR連合組合員をはじめ、すべてのJR労働者の労働条件向上に、取 り組みをいっそう強化することとする。 【別紙】2015春季生活闘争「連合・先行組合回答ゾーン」における結果を踏まえ てのコメント 2015春季生活闘争「連合・先行組合回答ゾーン」における結果を踏まえてのコメント 2015年3月23日 日本鉄道労働組合連合会 (JR連合) 連合が「先行組合回答ゾーン」として設定した3月20日までに、JR連合に加盟する5 単組が回答を引き出し、妥結した。 JR連合及び加盟全単組は、2015春季生活闘争を、新たに掲げた「中期労働政策ビジ ョン(2014~2018)」に基づき、全てのJR関係労働者に相応しい労働条件へと前進させる 極めて重要な場と位置付け、総掛かりの闘争を展開してきた。とりわけ全てのJR関係労働 者が提供し続けている「働くこと」全てについて、労使間における真摯な議論を通じて価値 の再評価を行うとともに、ベースアップをはじめとする月例賃金の引き上げを軸とした諸労 働条件の改善を図るという、総合生活改善闘争に全力を傾注してきた。 その結果として、3月18日にJR西労組がベースアップ1,000円、年間臨給5.3 8ヶ月、高年齢者層の基本給改善等の回答を引き出した。翌19日にはJR東海ユニオンが ベースアップ2,000円、夏季手当3.00ヶ月からなる回答を、JR四国労組は超勤単 価の割増率改善や準組合員の諸制度を改善させるなどの回答をそれぞれ引き出した。20日 にはJR九州労組がベースアップ300円と昨年を上回る夏季手当2.55ヶ月及び嘱託再 雇用社員に対する慰労金の新設を、JR北労組は諸手当ならびに諸制度改善をそれぞれ勝ち 取った。 連合が第一のヤマ場として設定した当該期間に5つの単組が回答を引き出し、妥結に至っ たことは、連合「交通・運輸共闘連絡会議」をリードするJRの代表産別の立場としての役 割を果たし得た証左である。そして、我々が今春闘で徹底してこだわり続けたあらゆる労働 条件の検証と改善を、ベースアップをはじめとする月例賃金の向上に寄与する成果や夏季手 当(年間臨給)、高年齢層や非正規労働者の処遇改善といった形で大きく前進させることがで き、職場で奮闘する組合員の負託に応え得ることができたものと認識する。 一方で、他社と比しても強固な経営体力を有するJR東日本が連合の示した当該期間内に 回答を示さなかったことは極めて残念である。JR連合は関係単組とともにJR東日本にお ける早期の回答引き出しに引き続き全力を傾注する。 JR連合は、今次結果を踏まえ、残る加盟単組、とりわけこれからヤマ場を迎えるグルー プ各組合の交渉に波及させ、JR連合組合員をはじめ、すべてのJR労働者の期待に応える べく、総力をあげて取り組む。
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