「気持ちのよい挨拶でハッピーに」 (PDF:97KB)

気持ちのよい挨拶でハッピーに
多治見中学校 三年
大橋里帆
「おはようございます」
これは、わたしが所属している吹奏楽部で大切にしている挨拶です。後輩から先輩へ、先輩から後輩
へ、朝や休み時間などにするように心がけています。また、ただ挨拶をするだけでは、何も伝わりませ
ん。相手への尊敬の気持ち、相手のことを考えながら挨拶をすることによって、自分もいい気分になる
し、相手もさわやかな気分になると思います。実際、私は現在三年生で、部活内で一番年上の立場にい
ます。後輩の子から、
「おはようございます」「こんにちは」「お疲れ様でした」と言われると、やはり
うれしくなるし、誇りに思います。二年生だった時も、先輩から挨拶を返してもらうと、とてもうれし
かったです。挨拶とは、する方もされる方もどちらもうれしくなれるという素晴らしいものです。
また、友達同士の挨拶と、先生や来客の方への挨拶は、自分の気持ちも違うところがあると思います。
友達同士だとやっぱり楽しみながらできると思います。それとは、反対に目上の方への挨拶は、どこか
緊張してしまうと思います。このように、誰に挨拶をするかで、自分の中の気持ちは変わっていきます。
しかし、挨拶の質は変わるのでしょう。わたしは変わらないものだと思います。逆に、変わってはいけ
ないものです。友達同士だから尊敬の気持ちがない、目上の人だから尊敬の気持ちがある、というのは
ダメなことだと思います。どんな相手に対しても、同じように挨拶をするということは大切だと思いま
す。
以前、「挨拶は魔法の言葉」という言葉を耳にしたことがあります。それを聞いたとき私は意味が全
くわかりませんでした。ですが、中学校に入学し、吹奏楽部に入り、やっと意味がわかってきたように
思います。小学校までは、先生に「挨拶をしなさい」と言われたからする、やらせ挨拶でした。ですが、
吹奏楽部に入って、先輩方の姿を見て、挨拶とは自分がしたいからするものなんだということに気づき
ました。
また、挨拶をするだけで、今まで話したことがなかった子とでも笑顔で挨拶が交わせる仲になること
もできました。また、地域の人と挨拶を交わすことで、おじいちゃんやおばあちゃんも元気になってく
れました。以前、テレビでやっていたのですが、不審者防止にもつながるそうです。地域の仲がとても
良く、住民同士の挨拶が飛び交う街だったら不審者も入りづらいと思います。ですが、逆に、地域の住
民同士がすれ違っても挨拶をしない、会釈さえしないとなると、住民同士も顔が覚えられないので、不
審者が来ても本当に不審者なのかがわかりません。挨拶をすることによって、地域の仲が深まったり、
話したことがない子とも仲が良くなったり、いろいろないいことがあり、魔法の言葉というのはぴった
りだなと思いました。
私は、朝、気持ちのよい挨拶を友達や後輩からされると一日ハッピーになります。
みなさんにとって、気持ちのよい挨拶とは、どんな挨拶ですか。わたしにとって気持ちのよい挨拶と
は、
「笑顔」で挨拶ということです。人は笑顔であればどんなことでも乗り越えていけると私は思いま
す。朝から笑顔で挨拶をしてくれる後輩、友達のおかげで、一日がとてもハッピーになれます。
みんなで、笑顔で。
「おはようございます」