第3章 今後の社会教育活動を効果的とするための 基本理念・基本目標 23 24 第3章 1 今後の社会教育活動を効果的とするための 基本理念・基本目標 基本理念 『 自ら学び 学びあう、人と人とがつながるまち 』 ~ いつでも 学習成果を生かすことができるまち・松戸を目指して ~ どこでも 必要に応じた学習活動を積極的に行うことができます。 学習の成果を生かすことによって、生活の質を向上し、精神的なゆとりを確保 することができます。 学びを通してつながり、地域社会の活性化に貢献することができます。 本計画は、この『 学 び 』を実現するため、社会教育活動を推進することを 基本理念とします。 25 2 基本目標 本計画では、国の動向や社会環境の変化等を踏まえ、さらには市民アンケート 調査等から示された本市の状況や課題を加味したうえで、 「市民一人ひとりが、 いつでも どこでも 必要に応じた学習活動を積極的に行うことができ、その学 習の成果を自らの人生や地域社会の活性化に生かすことのできる」という基本理 念を実現していくための4つの基本目標を掲げました。 【基本目標 1】 多様なニーズに応え、地域の課題や歴史・文化・伝統に気付く 学習機会の充実 市民が充実した人生を生きるための学習や個人や地域が抱える課題解決 を目指すなど、多様化・複雑化する市民の学習要望や社会の学習要請に応 える学習機会の提供事業を更に充実します。 【基本目標 2】 市民を惹き付け、広く行き渡る情報提供・相談 市民の社会教育活動を盛んにするためには、学級講座をはじめ学習施設 やグループ・サークルなど社会教育に関する幅広い最新の情報を的確に提 供することができるよう、各種のメディアを活用した情報提供を推進しま す。 26 【基本目標 3】 学習者の学習成果を地域に生かす仕組みづくり 本市には、豊かな人生経験をはじめ、豊富な知識や技術を有する数多く の市民がいます。また、社会教育施設などで学習した成果を地域社会で役 立てたいと考えている学習者もいます。これらの方々が市民の学習活動や 体験活動の指導者として活躍されることは、本市の充実・発展に欠かせま せん。 そのためには、48 万都市にふさわしい社会教育施設の整備充実を図ると ともに、質の高い学習機会や市民の地域活動への支援を拡充できるよう、 専門的職員を適切に配置することや施設設備の効果的な管理・運営に努め るなど、学習者の学習成果を地域に生かす仕組みづくりに取り組みます。 【基本目標 4】 地域、学校、家庭が連携した青少年の学びの充実・相談 青少年が知・徳・体の調和のとれた人格の形成を図るなど健全な成長・ 発達を支援することは、不易の教育目標です。特に、いじめや自殺、ニー トなどが増加傾向にある今日、青少年の生活の場である家庭、学校、地域 社会の教育機能が、それぞれ独自の役割を果たしながら連携・協力し、一 体となって進めていくことが必要です。 そのため、青少年が人間としての基礎・基本を体得できるよう、保護者 が行う家庭教育を支援する事業や地域、学校、家庭が連携して青少年の学 びが気軽で容易にできるよう、青少年の社会教育活動の充実を図ります。 27 28
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