C O N T E N T 石油開発・石油精製・石油化学 S 3 時 評 技術者への期待…………………………………コスモ石油 安藤文晴……143 座談会 海外赴任における英語学習……………………………………………144 丸善石油化学 横尾雄友,三井化学 伊藤秀幸, MGC ファーマ 小林一樹,東京工業大学 上西哲雄 日本の短期エネルギー需給見通し─ 2015 年度までの エネルギー需給予測─ …………… 日本エネルギー経済研究所 碇井良平・岩田創平……155 円安がいっそう進展する傍ら,国際原油価格は今年度最高値から半値以下 へ下落し,LNG 輸入価格も低下し始めている。こうした状況も踏まえ,日 本経済・エネルギー需給の 2015 年度までの見通しを立て,分析を行った。 世界 3 極 (極東・北米・中東) および本邦の硫黄需給動向 ─ 2020 年に向けて─ ………………………… 三井物産 星 敏之・浄法寺未知生……163 供給不足であった国際硫黄市場は,供給過多時代への過渡期を迎えている。 主要硫黄産出・需要地域である極東・北米・中東の需給検証を通じ 2020 年 における世界硫黄需給を予想,本邦硫黄業界への影響を検証した。 ヘリウム需給の現状と見通し ………………………ガスレビュー 大家 泉……170 先端技術開発に欠かせぬヘリウムガスをわが国は全量輸入に頼らざるをえ ない。しかも,天然ガスに微量に含まれる希少資源であるからこそ,たびた び供給不足に陥ることがある。その供給の現状と見通しを解説した。 北極海の商業航路利用に向けて ……………………… 東京大学 山口 一……176 北極海の夏季海氷減少が進んでいる。これは大きな環境問題だが,一方で 北極域の資源開発,海上輸送といった経済活動を促進している。北極航路を 安全かつ効率的に利用するための航行支援システムを開発すべきである。 舶用デュアルフューエルエンジン ─環境にやさしく信頼性の高いエンジン─ ……………… ヤンマー 大橋一生……187 船舶からの環境負荷物質削減や地球温暖化ガス抑制など海洋分野での環境 改善要求に対応して舶用エンジンのガス燃料化が進んでいる。舶用デュアル フューエルエンジンの歴史・構造・課題について解説した。 CCS 関連トピックスの最新動向 ………………………… 日揮 堀川愛子……194 世界と日本の CCS(二酸化炭素回収貯留)プロジェクト動向,温暖化ガ ス削減技術の国際会議である GHGT から最新の技術動向,そして近年注目 されている炭酸ガスの有効利用など,CCS 関連トピックスを紹介した。 公益社団法人 石油学会 MAR. 2015 VOL.38 NO.3 大分県滝上地域における地熱開発の経緯……出光大分地熱 山本芳樹……202 1979 年に滝上地域の地熱探査に着手して以来,18 年の年月を経て 1996 年 11 月に地熱発電所が営業運転を開始し,本年で 20 年目を迎える。その地熱 開発の経緯と現在までの地熱発電所の運転状況について述べた。 環境触媒の最新動向(第 6 回) ガソリン乗用車用排出ガス浄化触媒とその最新動向 …………………………………………………………………………マツダ 高見明秀……209 環境問題と気候変動抑制のため,グローバルに排出ガスと燃費規制強化が 進められている。これらの対応には,ガソリン乗用車用排出ガス浄化触媒の 進化が期待されている。技術課題と最新動向について述べた。 目次裏統計 辛口放談 世界における石油・ガスの探鉱活動……………………………………目次裏 おい(老い?)楽しくやろうぜ ………………………………津田謙二……154 エネルギー知ってるはず !? (21)乗用車の燃費…………………………………………161 おすすめの一冊 須藤 繁 著『日本の石油は大丈夫なのか? 石油サプライチェーンの再検証』…ペトロテック編集委員 中水 勝……162 趣味談議 DIY ………………………………………………………………………………175 エネルギー関連団体紹介 Debutant 一般財団法人エネルギー総合工学研究所 …………………180 出張の楽しみ方………………………… コスモエンジニアリング 上松啓介……182 トピックスニュース ………………………………………………………………………183 今月の一口メモ ソーシャル・セキュリティー・ナンバー,米国鉱山局, マイクロパイロット燃料噴射,シングルフラッシュ方式…………186 讃嘆石油史! 化学分析家ファラデー(2)………………………………沙外白雲……193 在外研究 MAP University of Illinois at Urbana-Champaign …………………………………………………九州大学 白木智丈……200 ふるさと自慢 福岡県(福岡市),三重県(四日市市)…………………………………208 JPIJS だより JPIJS 九州地区討論会参加報告 …………………九州大学 手島一成……215 溶接士検定委員会報告 溶接功労賞表彰式 ………………………………………………………169 単位換算表……………………………………………………………………………………………207 石油学会重油窒素分標準物質第 17 ロット設定経過 ……………………………………………216 Journal of the Japan Petroleum Institute 第 58 巻第 2 号掲載論文 …………………………217 学会の窓………………………………………………………………………………………………219 イラスト:トモ,表紙デザイン:野田澄男,レイアウト:AAC ㈱
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