川崎第三物流センター冷却設備設置工事について (2013 年度省エネ自然冷媒冷凍等装置導入促進事業) 2014 年 3 月 ㈱マルハニチロ物流 フロン系冷媒 HCFC(特に R22)は冷蔵倉庫業界で最も使用されている冷媒で、当社も その例外ではありません。安全性が高く扱いやすい為に長く使われてきましたが、オゾン 層破壊や温室効果ガス排出抑制の観点から、モントリオール議定書により 2020 年に生産全 廃となり、段階的に使用が規制されていきます。 そのため、当社では順次脱フロン化工事を進めており、2013 年度は川崎第三物流センタ ーの建設工事において、設置する冷却設備は省エネ自然冷媒冷凍等装置を採用しました。 本工事は環境省の省エネ自然冷媒冷 凍等装置導入促進事業として補助金交 付を受けました。 省エネ自然冷媒冷凍等装置とは、環境 負荷の少ない自然冷媒(NH3(アンモニア)、 CO2(二酸化炭素)、Air(空気)等の自然界 に存在する物質)を利用した冷凍や冷 蔵・空調装置の事で、川崎第三物流セン ターでは冷媒に NH3 と CO2 を採用した ㈱前川製作所製の NewTon R 冷凍機を導入しました。 CO2 排出量は代替フロンを使用した場合と比べて 1,196 トン/年の削減が見込まれ、環境 を配慮するとともにエネルギー削減も推進することが出来ます。 2014 年度は関東支社 川崎第一物流センタ ーにおいて脱フロン化工事を行い、2015 年 度以降も脱フロン工事を進めていく予定で す。
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