別添 <取組概要> 風の通り抜ける間取りや、薪ストーブの利用、太陽熱温水器の導入、雨水タンク(3.2t)の設 置により自然エネルギーを活かしつつ、木製二重サッシの導入等の断熱性にも考慮した住宅であ り、これらの取組により、電気、都市ガスおよび水道の使用量の削減につながっている。 林業家・製材所・設計士・工務店による家づくりのプロジェクトチームとして発足した「安曇 川流域・森と家づくりの会」が、県産木材を使用し、高い断熱性、耐久性、調湿性を併せ持つ構 造とすることで、省エネルギー性と快適さを両立した家づくりを実現している。 「CO2排出量実質ゼロの銀行店舗」を目指した取組であり、BEMS を用いたエネルギー管理 や、CO2 センサー付き全熱交換器など、最先端の省エネ設備を用いて CO2 排出量を低減すると ともに、自然光・自然風等も利用している。また、太陽光発電システムによる年間の発電量が使 用電力量を上回るようにすることで、年間の CO2 排出量実質ゼロを実現する。 ネット・ゼロ・エネルギーハウス化、エネルギー自立化の実現を目指した住まいで構成された 分譲住宅団地である。個別住宅における優れた断熱性能と省エネ性能に加え、全 87 戸の住宅に、 合わせて約 540kW の太陽光発電システムを搭載することで、まち全体の創出エネルギー量が消 費エネルギー量を約 20%上回っている。 太陽熱や地中熱を利用した取組や西日を遮る小庇の設置等、環境に配慮した仕掛けや仕組みを 多く配置し、建物自体が上質な研究素材として積極的に利用できる環境実験棟になっている。ま た、関連する企業 20 社と協働して、省エネルギーや環境負荷軽減等の環境に寄与する技術や設 備、建設材料を導入し、その導入効果を検証する等、持続可能な社会の実現に向けた教育・研究 の拠点となる建物である。
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