Information 一般社団法人ボディクロック研究会 働く現代人のための睡眠診断 「3D 睡眠診断」について 3D 睡眠診断とは 従来の睡眠診断では、睡眠の「質」および「量」のみに基づいて睡眠の傾向が分析されておりました。3D 睡眠診断は、睡眠の「質」、「量」に加え「位相(=体内時計)」という新しい概念を含めて睡眠の傾向を 分析する、全く新しい睡眠診断です。 診断では、睡眠の「位相」、「質」、「量」の3カテゴリについての各 5 項目の質問に回答していただきま す。各カテゴリの回答で得る点数の合計によって、「位相」、「質」、「量」のどの要素に問題があるかを分 析し、睡眠を「良好型」「不規則型」「質低下型」など8つのタイプに判定します。その結果、睡眠にどのよ うな問題があるのか傾向を把握し、対策を立てることが可能になりました。 3D 睡眠診断の対象者 3D睡眠診断は、日勤の労働者を対象としております。 高齢者や子どもは正確な判定を行うことが難しいため、対象には含まれません。勤労者と高齢者、子ど もではそれぞれライフスタイルが違い、異なる尺度が必要になります。例えば仕事をリタイヤした高齢者 の方などは、夜更かしではなく過度な早寝早起きが悩みになっている方も多く、この診断では正しい結 果に結びつきません。 「3D 睡眠診断」開発の背景 24 時間型の社会環境 この 30~40 年で、人々の睡眠は大きく変わりました。現代の 24 時間型ともいえる社会環境により、夜 型の人が増えています。そして、睡眠時間そのものは短縮傾向で、とくに日本人は、世界の中で最も睡 眠時間が短い国民であるという統計が出ています。このような環境の中で、極端な夜更かし型になった り、自らの睡眠不足に気づいていなかったり、しっかり眠りたくても忙しすぎて眠る時間がないなど、睡眠 に関わる問題が多様化しています。 睡眠を把握する上で欠かせない「位相」の問題 就寝や起床の時間が不規則になり、夜型の生活から抜け出せないなど「位相」に関わる問題は、現代 の睡眠を診断するうえで欠かせないものです。例えば、毎日同じ7時間睡眠をとっていても、規則正しく 睡眠をとっている場合と、毎日バラバラの時間に寝起きしているのでは、睡眠の内容は変わってきます。 人間は本来、夜明けとともに起き、日中に活動し、日が暮れると眠りについていた動物。睡眠は「位相」 と密接に関わっていて、これを考慮しないわけにはいきません。 1 3D 睡眠診断の活用方法について 3D 睡眠診断は、勤労者を対象に開発したものです。よって、会社の健康診断やストレスチェックなどで 活用していただき、みなさんの睡眠衛生の向上や、健康促進に役立てていただければと思います。 【3D 睡眠診断に関するお問い合わせ】 一般社団法人ボディクロック研究会 広報・運営事務局 Tel: 03-5561-2920/Fax: 03-5561-2912 Email: office@ bodyclock.jp 2
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