基本施策 【 4 】活力を育み、賑わいのあるまち 1.農業・工業・商業・勤労者対策 1-1 農業の振興 への提言 への提言 1. 現状と課題 杉戸町は、稲作を中心とした農業が基幹産業であり、地域農業の維持・発展が求めら れているが、 ① 農業従事者の高齢化 ② 後継者不足 ③ それらに伴う遊休農地の増加 ④ 米価下落に伴う収入減少 などの現状と課題がある。 2. 具体的な.事務事業の提案 提案① 遊休農地を含む農地の売買や賃借の仲介役(町・中間管理機構)を設置し、 意欲ある農家が農地を集約しやすい仕組みを作る 提案② 遊休農地を有効活用するため、ソーラーシステムや貸農園を斡旋する。 3. 住民が協力できると思うこと(協働の指針) 協力① 遊休農地の保全活動に協力する。 協力② 貸農園へ参加する。 協力③ 農業への理解により、地域住民ができることを考え協力する。 36 基本施策 【 4 】活力を育み、賑わいのあるまち 1.農業・工業・商業・勤労者対策 1-2 工業の振興 への提言 への提言 1. 現状と課題 工業は、地域において経済面での貢献はもとより、若年層の定住促進等、重要な役割 を担っているが、 ① 杉戸町の工業の実態が分からないため、実態について周知やPRをする必要が ある。 ② 既存企業が存続できるよう、支援を強化する必要がある。 ③ 企業が利益追求のみでなく、雇用等、社会的な責任を果たす必要がある。 などの現状と課題がある。 2. 具体的な.事務事業の提案 提案① 企業誘致に努力するとともに、進出企業の優遇策を講じる。 提案② 既存企業の実態をよく把握し、実態に即した支援を実施する。 提案③ 戦略的に工業団地を造成するとともに、企業側にも社会的責任(CSR)を 果たしてもらう仕組みをつくる。 3. 住民が協力できると思うこと(協働の指針) 協力① 町内企業への就労に協力する。 協力② 企業主催のイベントに参加する。 協力③ 町内行事に企業に参加してもらう。 37 基本施策 【 4 】活力を育み、賑わいのあるまち 1.農業・工業・商業・勤労者対策 1-3 商業の振興 への提言 への提言 1. 現状と課題 東口駅前通りや中心市街地の商店街の空き店舗が目立ち、商店街の活性化が必要であ るが、 ① 購買意欲をそそる店舗が少ない。 ② 価格が高価で、店主の思惑が買い手に受け止められていない。 ③ 車を停める場所が少ないので、買う気になれない。 などの現状と課題がある。 2. 具体的な.事務事業の提案 提案① 個人的な店を集中化する。 提案② 空き店舗をアンテナショップや杉戸宿案内所として利用する。また、町独自 の名産物を開発する。 提案③ 安売りデーなど特売日を定着させるため、駐車ができる場所を掲載したチラ シを配布する。 3. 住民が協力できると思うこと(協働の指針) 協力① 町内の店で買うようにする。 協力② 町の名産品や、魅力ある商品の企画・開発に協力する。 協力③ スーパーでは、見つけられない品を購入した時は、安心や持続についてPR をする。 38 基本施策 【 4 】活力を育み、賑わいのあるまち 1.農業・工業・商業・勤労者対策 1-4 勤労者福祉と雇用の充実 への提言 への提言 1. 現状と課題 長期にわたる景気の低迷等により産業が停滞傾向にある中、町内における雇用機会の 充足が求められているが、 ① 地元への就労希望者に対する求人、および求人情報が少ない。 ② 障がい者の法定雇用率が町の主な公的機関や企業で守られていない。 ③ 就労機会・場所が少ない。 などの現状と課題がある。 2. 具体的な.事務事業の提案 提案① インターネットを活用した採用情報の発信、商工会HPへの求人情報の 掲載。 提案② 障がい者の法定雇用率を充たしている中小企業や公的機関の定期的紹 介。 提案③ 創業支援、個業の場の提供。 3. 住民が協力できると思うこと(協働の指針) 協力① 町内事業所の見学会開催に向けた事業所との提携。 協力② 障がい者の法定雇用率について興味や関心を持つ。 協力③ 事業所でのサービスに対する投資。 39 基本施策 【 4 】活力を育み、賑わいのあるまち 2.観光 2-1 観光の振興 への提言 への提言 1. 現状と課題 近年の観光ニーズは、自然体験型や「ゆとり」、「いやし」を求めるなど、ますます 多様化・高度化する傾向にある。こうした変化に対応し、リピーターの増加に向けた魅 力ある観光づくりが求められているが、 ① 行政等から住民に向けた「杉戸宿」に関する周知不足。 ② 住民は、歴史あるまちであることを認識しておらず、大切にしていない。 ③ 際立った観光資源がない。 などの現状と課題がある。 2. 具体的な.事務事業の提案 提案① 2016年の杉戸宿開宿400年に向けて「宿場まつり」などを企画し、 町全体で盛り上げていく。また、杉戸宿開宿400年以降も杉戸宿のP Rを継続できるよう、江戸時代の生活が体験できるまちづくりを行う。 提案② 杉戸夏まつり、古利根川流灯まつりの拡大 3. 住民が協力できると思うこと(協働の指針) 協力① ・町内外へ「杉戸宿」や「日光御成街道」を積極的にPRする。 ・江戸時代の生活体験案内・実施の提供。 協力② 住民からの町イベントへの提案・参加。 40
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