2015年3月3日トルコの金融市場動向 Weekly Report 【2015年2月21日～2015年2月27日の推移】【1】為替動向先週のトルコ・リラ相場は対米ドル、対円で下落しました。2月24日（現地）に行われた金融政策決定会合では利下げが決定されましたが、エルドアン大統領やダウトオール首相など一部の政府関係者がさらなる利下げを求めた発言を行ったことで、中央銀行の独立性への懸念が高まり、1週間を通して見ると対米ドル、対円で下落しました。今週は2月の消費者物価指数の発表が予定されています。また週末には米国の雇用統計の発表も控えており、外部要因の影響も受けやすい環境が続くことが想定されます。【2】金利動向先週のトルコ2年国債金利は上昇しました。金融政策決定会合で、1週間物レポ金利を 0.25％ポイント引き下げ、7.50％としました。また、翌日物貸出金利（コリドー金利上限）と翌日物借入金利（コリドー下限金利）については、それぞれ10.75％、7.25％としました。債券市場では、後に否定されましたが、中央銀行総裁が辞任するとの噂が流れるなど、中央銀行の独立性への懸念が嫌気され、利下げを実施したにも関わらず、金利は上昇しました。今週は消費者物価指数に注目が集まります。 2月はトルコ西部で例年以上の降雪が観測されており、天候要因がどのように食料品価格に影響したかが注目されます。また、米国の金融政策をめぐる思惑にも左右されやすいと考えます。【3】主要経済指標発表日 2/24 2/24 2/24 2/27 3/3 3/3 発表頻度月次月次月次月次月次月次期間 1月 2月 2月【トルコ・リラ為替推移】（2015年1月30日～2015年2月27日）（円/トルコ・リラ）（トルコ・リラ/米ドル） 52.0 2.35 トルコ・リラ 50.0 2.40 47.69 48.0 高 2.45 46.0 2.50 円/トルコ・リラ（左軸）トルコ・リラ/米ドル(右軸、上下反転） 44.0 1/30 2/6 2/13 2/20 安 2.51 2.55 2/27 ※四捨五入の関係で数値とグラフの目盛りが一致しない場合があります。【トルコ金利推移】 10.0 （2015年1月30日～2015年2月27日）（%） 9.0 8.81 8.0 7.0 2年国債 6.0 1/30 2/6 指標名 1週間物レポ金利翌日物貸出金利翌日物借入金利貿易収支消費者物価指数（前月比）消費者物価指数（前年同月比） 2/13 データ 7.50% 10.75% 7.25% -43.1億ドル - 2/20 2/27 （参考）前回 7.75% 11.25% 7.50% -85.1億ドル 1.10% 7.24% （出所：ブルームバーグより大和投資信託作成）当資料のお取り扱いにおけるご注意 ■当資料は、ファンドの状況や関連する情報等をお知らせするために大和投資信託により作成されたものであり、勧誘を目的としたものではありません。■当資料は、各種の信頼できると考えられる情報源から作成していますが、その正確性・完全性が保証されているものではありません。■当資料の中で記載されている内容、数値、図表、意見等は当資料作成時点のものであり、将来の成果を示唆・保証するものではなく、また今後予告なく変更されることがあります。■当資料中における運用実績等は、過去の実績および結果を示したものであり、将来の成果を示唆・保証するものではありません。販売会社等についてのお問い合わせ⇒大和投資信託フリーダイヤル0120-106212（営業日の9:00～17:00） HP http://www.daiwa-am.co.jp/ 1/1