2016年5月6日 トルコの金融市場動向 Weekly Report 【2016年4月23日~2016年4月29日の推移】 【1】為替動向 先週のトルコ・リラ相場は対米ドルで上昇、対 円では下落となりました。注目されていた四半 期インフレ報告で、特段大きなサプライズは無く、 従来通りの金融政策を維持することが確認され たことや、米国での利上げペースが緩やかなも のにとどまるとの見方から、トルコ・リラは対米ド ルで上昇しました。一方、対円では、市場の期 待に反し、日銀の金融緩和が行われなかったこ とを背景に円高が進展し、下落となりました。 今週は4月の消費者物価指数の発表が注目 されます。また、米国では雇用統計の発表を控 えていることから、外部の影響を受けやすい投 資環境が続くと想定されます。 【トルコ・リラ 為替推移】 (2016年4月1日~2016年4月29日) (円/トルコ・リラ) (トルコ・リラ/米ドル) 44.0 2.75 円/トルコ・リラ(左軸) 2.80 トルコ・リラ/米ドル(右軸、上下反転) 42.0 2.80 トルコ・ リラ 高 40.0 2.85 38.0 2.90 安 38.17 36.0 4/1 4/8 4/15 4/22 2.95 4/29 ※四捨五入の関係で数値とグラフの目盛りが一致しない場合があります。 【2】金利動向 先週のトルコ2年国債金利は上昇となりました。 【トルコ 金利推移】 (%) 四半期インフレ報告では、金融政策の簡素化、 12.0 インフレの抑制など従来の金融政策を維持する 方針が示されました。債券市場では、インフレ 2年国債 11.0 報告を前に、利益確定の売りが一部で見られた ことなどを背景に金利上昇となりました。 今週は4月の消費者物価指数が発表されます。 10.0 2月、3月分の消費者物価指数の前月比につい ては、市場予想に反して減速が見られたことも 9.0 あり、注目が集まりやすいと考えます。また、外 部動向には引き続き左右されやすい相場展開 8.0 4/1 4/8 が想定されます。 (2016年4月1日~2016年4月29日) 9.22 4/15 4/22 4/29 【3】主要経済指標 発表日 4/29 5/3 5/3 発表頻度 月次 月次 月次 期間 3月 4月 4月 指標名 貿易収支 消費者物価指数(前月比) 消費者物価指数(前年同月比) データ -49.5億ドル 0.78% 6.57% (参考)前回 -31.9億ドル -0.04% 7.46% (出所:ブルームバーグより大和投資信託作成) 当資料のお取り扱いにおけるご注意 ■当資料は、ファンドの状況や関連する情報等をお知らせするために大和投資信託により作成されたものであり、勧誘を目的としたものではありません。■当資料は、 各種の信頼できると考えられる情報源から作成していますが、その正確性・完全性が保証されているものではありません。■当資料の中で記載されている内容、数値、 図表、意見等は当資料作成時点のものであり、将来の成果を示唆・保証するものではなく、また今後予告なく変更されることがあります。■当資料中における運用実績 等は、過去の実績および結果を示したものであり、将来の成果を示唆・保証するものではありません。 販売会社等についてのお問い合わせ⇒大和投資信託フリーダイヤル0120-106212(営業日の9:00~17:00) HP http://www.daiwa-am.co.jp/ 1/1
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